年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です
誰の目にもとまらずに、車には乗れたが、行き先も決めてないので、西とだけ決めてスタート
今日は晦日、車の量は多くなく走り易い
隣では、何処に行くのか?尋ねる事もなく、上機嫌の彼女が居る
寒いので、温泉を目指す事にした
2時間程で、一度訪れた事のある温泉街に到着
ここを選んだ理由は、日帰り利用の、貸し切り露天風呂があるからだ
利用時間も、1時間半と長く、長風呂好きには好都合な所だ
幸運な事に、予約していないにも関わらず、キャンセルがあったからと入れる事になった
何も用意してきてないので、売店でタオル等を買って二人で向かった
受付の若い女性従業員に、白い目で見られた気がした、気付かない振りをしたが、内心はドキドキもんだった
関係を聞かれたら、何て言えば納得して貰えるのか?父娘?恋人?友人?親戚?他人?どれも混浴露天風呂に入る歳の差がある2人には、ツッコミ処満載な気がする
(沈黙は金)昔の人は上手く言ったもんで、こちらから言わなければ、聞いてもこない
何食わぬ顔で、入って行った
彼女は、日帰り利用の温泉がある事も、当然入った事もないので、受付してる隣で、キョロキョロ・ウキウキ・ワクワクと落ち着きなく、「お前は子犬か~?!」と言いたくなる位、挙動不審人物と化していた
無事?脱衣室に着いたが、相変わらす好奇心と探検心満開な彼女を残し、服を脱いで先に入った
日中でも山の温泉地なので気温は低く、身震いしながら湯船に浸かった
湯加減は最高で、冬枯れした山の景色を見ながら、旅愁に浸っていると、「寒っ!」と賑やかに彼女が出てきた
飛び込む様に湯船に入り、抱き付いて来たので、ゆっくりキスをした
2人共長風呂好きなので、外にも出ず、ず~と抱き合いながらキスをして楽しんだ
イタズラ心から、胸や股間に手をやると、ここで?という顔をしながら、股間を掴まれ反撃された
抱き合ってる時点で、勃起していたのだが、掴まれてシゴかれると、MAXになってしまった
無言でイチャイチャしていたが、彼女の息が荒くなりだし、小さな声で「入れて」と言い出した
入れたいのは山々だが、ここは公衆の露天風呂、貸し切りと言っても外だから、声でも聞かれて注意されるのも嫌なので「後で、部屋に帰ってからね」と言うと「ケチ」って言われた
世間体を気にする小市民だが、ケチなんて言われた事はない!と、思ったが所詮小市民なので笑って聞き流した
時間も限られてるので、体を寒風摩擦の様に洗い合い、露天風呂を後にした
宿を出る時に、鍵を受付に返すのだが、受付には違う同年代の男性に変わっていて、2人を見てにこやかに「またいらしてください」と満面の笑顔で言われた
きっと彼になら、俺の気持ちを理解してくれる筈だとの意味も込めて「ありがとう」と、笑顔を返しておいた
少し遅くなったが、昼食を食べようと、温泉街をウロウロしていると、当然の様に彼女は腕を組んでくる
悪い気はしないのだが、小市民の心はドキドキもの
お土産屋のおばさんに、「仲の良い父娘だね」なんて言われて、否定するのも変だと思い「はい」と答えてる俺
彼女は、「父娘だって!」と相変わらす小悪魔スマイル
やっぱり、日中に2人で出掛けた事を後悔した
食事も済み、車に戻っていると、彼女が側から居なくなってるのに気付き、探していると、小型犬を連れたお婆さんと仲良く話をしている
どうも、彼女は犬好きの様だ
近づかずに遠目で眺めていると、こちらを指差し二人で笑っている
戻ってきた彼女に「何話してたの?」と聞くと、「あの人、私の彼氏ってお婆ちゃんに紹介したら、『あじゃま~』って驚いてたから笑ってたの。お婆ちゃんに『お幸せに』っていわれたよ」と嬉しそうに話してはくれたが、自宅の近所では、言わないでくれよと願った
この子は、今の状況をどう思ってるのだろう?
見ず知らずのおやじに抱かれ、世話をし、遊ぶ
俺ならイヤだな
いい事を言っても、所詮、弱味に付け込んでるスケベおやじだから
温泉地から自宅に向かう車の中で、気持ち良さそうに寝ている彼女の寝顔を見ながら、大人の葛藤をしていた
このままでいいのか?後、4日もある、きっと近所の人に見つかり、噂になる、彼女の家は隣町、母親の耳にも入りかねない、会社に知らされたら?etc…
考えながら運転してたら、二時間の道中も、あっという間に過ぎた
自宅の近く迄帰ってきたが、まだ暗くなって間がないので、用心のために時間を潰さなくてはいけない
夜の港に、夜景を見に行く事にした
港に付いても、まだ彼女は起きない
車から出て、煙草を吸いながら夜景を見ていたら、「きれい~!」と彼女が起きて車から出てきた
「おはよ」って言って、抱きしめてキス
暫く二人で夜景を見ていたが、「寒いから車に戻ろ」と彼女が言い出し、我慢大会なら勝ちだなと思いながら車に戻った
車の中で、帰りに考えていた疑問を、彼女に聞いてみた
俺「会った事もない、俺みたいなおじさんと一緒にいて楽しい?」
彼女「楽しいよ。知らない所にも連れってくれたし、一杯いろんな物買ってくれたし、いつも優しくしてくれるもん」
俺「只の、キミの弱味に付け込んでるスケベおやじだよ」
彼女「じゃ、スケベおやじ大好き!」と言って、助手席から抱き付いてきた
言いたかった事は違うんだけどな~とは思ったが、彼女に理解出来る様に、説明する自信も無かったので諦めた
時間も大分潰せたので、自宅に向かう事にする
港から自宅まで、俺の左手は彼女の物になっていた
街を歩いてるバカップルを見て、世も末だな~なんて言っていたが、これからは、自粛しないといけない
自宅に着いて、周りを見渡し、人の気配が無い事を確認してから、ダッシュで部屋まで入った
彼女が「何か悪い事してるみたい~」と言っていたが、十分反社会的な事をしてる自覚の無い子に説明するのはやめた
倫理って?道徳って?何?と聞かれて説明出来ます?俺は無理
だって、理解して自分の物にしてたら、今の自分の行動はしないから
自宅に帰っても、する事がない
だから車で出掛けたんだから
テレビを見ながらソファーでイチャイチャ
しかし、彼女は楽しそうに満面の笑顔
やってる番組も特番でつまらない
DVDを大人買いしたのを思いだし、見る事にした
見たかった映画ばかりをチョイスしていたので、真剣に見ていたら、隣で「つまんない~」と彼女が言い出し、俺にチョッカイを出しだした
まったく!この子は、子犬か?子猫か?と思う位、ソファーの上や、俺の膝の上で転げ回ってる
気が散って仕方ないので、見るのをやめた
寝るにもまだ早いので、彼女に「何したい?」と聞くと、「おじさんのしたいこと」と小悪魔スマイル
完璧に遊ばれてるなと自覚した
相手がその気なら、やってやる!と変な闘争心に火が着いた
ソファーの上で寝かし、ディープキスをしながら、一枚、一枚ゆっくりと脱がしていく
下着姿になった所で、キスをやめ、「立ってごらん」と言って立たせた
モジモジしながら「恥ずかしいよ~」と言ってる彼女に「ちゃんと真っ直ぐに立って、買った下着を見せてごらん」と意地悪を言う
真っ直ぐ立ったところで、「くるっと回ってごらん」とさらに指示する
恥ずかしがりながらも、指示に従う
「じゃ、ブラだけ取ってごらん」と言うと、渋々取るが、片手で胸を隠そうとするので「隠したら見えないよ、手を除けてごらん」と更に指示
上半身裸のパンツだけの女子高生の出来上がり
何も言わず、見つめていると、「もういい?恥ずかしいよ」と言ってくる
「もう少し、綺麗な裸を見せて」と言うと、恥ずかしそうに目線を外し耐えているのがわかった
寒さからではなく、真っ白い肌が、赤みを帯びてピンク色に染まっていくのを、ただ見ている
本心から「きれいだ」と呟いた
泣きそうな顔になってるのに気付き、「おいで」と言って膝の上に座らせた
強く抱きしめながらキスをしていると「イジワル」と小声で抗議してきた
更に強く抱きしめて「好きだよ」と言ってしまった
なぜ言ったのか?言ってしまったのか?
帰りの車で考えている時に、自分で気づいていた
この子の事を好きだという気持ち
でも、歳が違い過ぎる、環境も違い過ぎる、彼女には明るい将来がある、だから言わないでおこうと決めてたのに…
実に軽率な一言だった
すっと顔を上げて「ホントに?もう一回言って!」とさっきまでの泣き顔から一転、満面の小悪魔?スマイルで見てくる
彼女には、どう見えたのかな?
思いを告げて、ホッとしてる顔だったんだろうか?
それとも、シマッタッ!と後悔してる顔だったんだろうか?
「嫌だ!もう言わない!」と言ってキスをした
いつもは、キスをしたら目を閉じる彼女が、目を閉じずに、キスをしてるにも関わらず「言って~!」と言ってるので、黙らすためにキスを続けた
つづく