年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です
腕枕の中で、まだ彼女はニコニコしていた
抱き寄せて「明日も会社があるから寝よ!」と言うと、満足したのか?「うん!」と素直
いろいろ考えないといけない事はあるが、寝る事にした
朝、彼女のキスで起こされた
「おはよ!」と既に着替えてエプロン姿だった
女性のエプロン姿に弱い
何故か欲情を覚える
今日が仕事でなければ、確実にベットに引き込んでいただろう
何とか理性を保ち、身支度をして、リビングに行くと、食卓には朝食が用意してあった
いつもは、朝食を食べる時間があるなら、その分も寝ていたいと言っているのだが、早く寝たことでお腹も減ってるので、美味しそうな朝食は有り難かった
食べながら彼女が「今日、スーパーに行くけど何食べたい?」と聞くので「肉料理ならなんでもいいよ」と答えた
彼女はバイトもしてないのに、お金は?と思ったので、「食費分を渡すね!」と言うと、「大丈夫!ママから一杯貰ってるから!」と言う
母親は、彼女に買ってやった服等の代金を、俺が受け取らなかったので、彼女にその分を渡した様だ
母子家庭の知り合いは多いが、皆、遣り繰りして生活している
前に彼女が、ピザを高いと言ってた事からも、楽な生活をしてるとは思えないので、受け取る訳にはいかない!
俺は花の独身貴族だ!
「お母さんから貰ったお金で、ご飯食べられないから、こっちのお金使って!」と言って、財布から出したお金を渡した
「このお金どうしよう?」と聞くので「帰った時にお母さんに、お気持ちだけ頂きます。有り難うございますと伝えて」と言って仕舞わせた
多分この事で、母親とは何かあるだろうが、これだけは譲らない!と思った
「昼間何するの?」と聞くと、「推薦受けると、入学前に宿題が出てるから、それを終わらす」としっかりしているので安心
玄関まで見送ってくれて、キスをして「いってきます」と出勤
出勤途中の車の中で、幸せな気分を味わった
勤務中、彼女からのメールが気になり、頻繁に携帯を出すので、「何かあったんですか?」と何回も聞かれた
普段携帯をメールで使う事が無いので、要領が分からない
彼女は1度もメールを送って来なかった
この日も暇で、こっちから電話しようか?とも思ったが、勉強の邪魔になるといけないので我慢した
定時で退社して帰ろうとすると、後輩達が、新年会と言う名のコンパに誘ってくれたが、断った
普段、付き合いを断る事がまず無いので、「正月の間に、いい人でも出来ました?」と鋭い事を言われドキドキした
帰宅途中の車の中から電話した
彼女「もしもし!」
俺「今から帰るけど、何か要る?」
彼女「お疲れ様、今日買い物に行ったから、何も無いよ」
俺「分かった。真っ直ぐ帰るね」
彼女「気を付けてね」
俺「分かった。じゃ」
昨日と代わり映えの無い、普通の会話が、やけに心地いい!
気が付けば、鼻唄を歌っていた
道端に、花屋を見付けた
いつも通勤で使ってる道なのだが、目に入る種類まで変わったのか?初めて見た気がする
彼女に花でもあげようと、立ち寄った
花屋なんて、お見舞いの時か、墓参りの時くらいしか入ったことがない
店に入ってはみたが、何を買っていいのかも分からないので、店員さんに「女の子に花を送りたいけど、選んで貰える?」と聞くと「お相手の方は、おいくつですか?」と言いにくい事を初めから聞かれた
俺「高3だから、18かな」
店員「娘さんにですか?」
俺「あ、ああ」
店員「ご予算は?」
俺「一万位でいいかな?」
店員「十分いろんな花を選んで頂けますよ。花束にしますか?アレンジメントになさいますか?」
俺「じゃ、アレンジメントで」
店員「何か好きなお花はご存じですか?」
俺「いや、知らない」
店員「お色は?」
俺「オレンジが好きだね」
店員「では、珍しいバラが入ってるので、入れましょう」
作って貰った花籠を下げて家に帰った
そのまま渡すのも、芸がないので後ろに隠した
「ただいま!」と玄関に入ると「お帰り!」とエプロン姿の彼女が笑顔で迎えてくれる
恒例のキスをすると、「時間かかったね?渋滞してた?」と聞かれたので、後ろに隠した花籠を出した
「わ~綺麗!私に?」と目をキラキラさせてるのを見て、買って良かったと思った
食卓の上に置き、食べてる間も、花を見てはニコニコしている
「おじさん、優しいよね!好きな花の色も知ってるし、言った事あった?」と聞かれ、「服を買いに行った時に、オレンジが好きだ!って言ってたから、店員さんに選んで貰っただけだよ」と答えた
「覚えてくれてたんだ~!」と大喜び
心の中でガッツポーズ!
食事も終わり、ソファーてイチャイチャしてた
「今日、ママから電話があって、『そっちはどう?』って聞かれたから、幸せですって答えたの、そしたらママが『良いわね~、こっちは、いきなり喧嘩したわよ!』って長々愚痴るから、おじさん帰ってくるからって切っちゃった!」と楽しそうに話した
母親の彼氏は、更に若く、婚歴も無く、職場恋愛だそうだ
その彼を捕まえて、オッサンと言い放つ彼女の目には、俺はどう映ってるのか?心配になった
「挨拶の話しもしたよ、ママは『ヤッパリね!』って笑ってた」
行動パターンを見透かされるのは、知能レベルが低いと言われてるようで、不愉快だ!
必ず見返してやる!
「お金はね、『有り難く、お言葉に甘えます』ってお礼言ってた」
あれっ!肩透かしにあった気分だ、一悶着を覚悟して気合い入れたのに、これも見透かされたかな?と思うと闘争心に火が着いた
「勉強してたら眠くなって、1時間位昼寝しちゃった!」と舌を出した
こんな一日の報告も、相手が彼女だと楽しい
テレビの力も、パソコンの力も借りずに、長い時間が潰せた
風呂に入り、後は寝るだけになって、「友達を部屋に呼んじゃダメ?」と、難解な問題を出された
幸せ気分から、超思考行動への切り替えには、心積もりが無かったので「明日、決めてもいい?」と何とか逃げた
ベットに入り、相変わらずイチャイチャしてたら、「私、Hになったよね?」と聞いてきた
返事に困り「普通なんじゃない?」と平静を装い答えた
「絶対、Hになったって!何回も逝けるようになったし、こうしてるだけで、抱かれたくなることなんて無かったもん!おじさんがHにしたんだからね!」と腕枕の中で、天井を見ながら言った
「へ~、そんなに今したいの?」と厭らしく聞くと「うん!」と元気に答えてキスをしてきた
若さの特権か?性欲に限りがない
昔を思い出せば、確かに(猿)だった、全てに飛び付いて、全てに腰を振っていた
今や、俺は疲れた中年親父、連日のお勤めは体力・気力共に衰えてきている
極上のステーキも、腹一杯食べると、胃にもたれる
彼女が不満を持たずに、回避するには、どうすれば良いかを考えた
眠いや疲れたでは、幻滅されても困る
明日早いから、なんてもってのほか
男の子の日になったゃった!なんて、お茶目に言う事も考えたが、妙案も無いので、体に鞭打つ事にした
彼女を抱き締め、キスをしてると「ママもね、高3の時にパパに出会ったんだって。卒業して結婚して、20歳で私が生まれたの。だから、ママが『あんたは、やっぱり私の子だわ!』って許してくれたの」と教えてくれた
何度も驚かされる母親だが、やっぱり、子供の幸せだけを願ってるんだなと、抱き締めた腕に力を込めた
人から幸せに見えても、本人は幸せを感じて無い事がよくある
それは不幸だろう?と思える状況でも、笑って生きてる人も居る
結局、当人がどう思うかの問題で、与えられる物で無いとすると、必ず幸せにする!なんて約束は、成り立たないんじゃないか?
だったら、幸せにする!じゃなく、一緒に幸せだと思えるよう努力をするが正しい気がする
彼女と一緒に、幸せ探しをする決意をした!
甘えてくる彼女が愛しい、俺の腕の中が彼女の定位置だそうだ
頬に手をやり、見詰め合った
キスを待つように、目を閉じる
やさしく唇を重ねた
パジャマのボタンを外し、胸の形を確かめるように揉む
コリコリした感触の乳首を指で摘むと、段々固く少し大きくなり、短い声をあげ反応する
パジヤマの上着を剥ぎ、覆い被さり、小さな乳首を口に含み、舌先で丹念に転がす
片手でパジヤマのパンツに手をやると、腰を浮かせて脱ぎやすくし、パンティごと脱がせた
股間に手をやると、待ちわびたように、濡れていた
乳首を舐めながら、股間の指に愛液を絡め、膣に入れた
一瞬腰を引き、侵入を拒んだかに思えたが、自ら腰を前へ出し、指を奥へと導いた
ず~と喘ぎ続けてたが、指が入ると、腰を振りながら、「そこが気持ちいい~!」と言い出した
入り口近くのGスポットを擦り上げると、悲鳴にも似た声に変わり、逝った
全身で呼吸しながら、「気持ち良かった~」と言った
つづく