先月独立という形で会社を辞めて、在宅でパソコンさえあれば出来る仕事を始めた。
元いた会社の有休消化もあって、2月の末から家でのんびり過ごしながら、ちょこちょこと新規事業の準備などをして過ごしていて、それまで10数年のあいだ会社勤めのルーチンだったので、日中に自宅で過ごす暮らしというのがちょっと上手く回せない。
起きる時間が1時間遅くなり、のんびりと朝の情報番組を見ながら過ごして、9時過ぎぐらいからいちおう仕事を始めるようにと考えていたけど、それは少しずつ後ろにずれて、仕事は夜間、昼間はのんびりと言うライフサイクルがなじみ始めた。
そうすると手間なのがゴミ出しで、うっかり忘れて収集車を逃すことが増えてくる。
その日もゴミ出しを思い出して、慌てて外に出た。
一年前に独立を見越して引越したマンションは、造りは古いけど部屋が広くて、5階の最上階。
エレベーターは時間がかかりそうだったから階段を駆け降りていくと、3階のフロアにしゃがんで携帯ゲームをしている子がいた。
その横を通り抜けるように階段を降りて、踊り場で振り向きざまに視線を上げると、広げた脚の間に白いパンツが見えた。
ラッキーって思いながらゴミ捨て場に急いで向かい、なんとかゴミを出してエレベーターホームに着いて、さっきの子のことを思い出して、階段で上がることにした。
2階と3階の間の踊り場を折り返すと、さっきと同じ場所で、同じように脚を広げた女の子がスマホ画面に夢中になっている。
少し歩くスピードを落として、パンツと顔を交互に見ながら女の子の横を通過して部屋に戻った。
最初後ろから見た時は髪がところどころ金髪のメッシュだったので中学生ぐらいかな?って思ったけど、正面から見てみたら体も小さくて顔も幼い、小学校高学年くらいの子だった。
履いていたパンツも白い綿地に水色とピンク色の小さい模様がポツポツと並ぶ、とても子供らしいものだった。
スマホに夢中過ぎて、パンツをガン見していることにも全然気付いていない様子だったので、どうしてももう一回見たいと思って、もう一度部屋を出て、エレベーターで1階に降りてからすぐに階段を登り直した。
同じ場所で同じようにパンツ丸出して座っていたので、またゆっくりとパンツを見ながら横を通過して、今度はまた階段で降り直して、マンション外にある自販機でミネラルウォーターを買って、それを片手に階段へ向かった。
踊り場で折り返すとまた女の子が股を広げて座っていて、僕はゆっくりとそれを見ながら階段を登る。
するとすれ違う直前に女の子は脚をさらに広げて右足で僕の通ろうとした先を塞いで、ねえ何回通るの?と言って睨むような顔で僕を見上げた。
何?不審者?とか言われて、僕は必死で弁解した。
水を買い忘れたからとか言ってみたけど、女の子は「いやいやいや、絶対ワザとでしょ?パンツ見てたんでしょ?」と半笑いで僕をバカにするように言いました。
女の子は「ちょっと首痛いから下降りて」と僕に言って、僕を見上げる姿勢でアゴで階段下を刺すような仕草をしました。
僕はすっかり言いなり状態で数段階段を降りて女の子の視線よりも少し自分の顔が下がるぐらいの位置で女の子を見上げるようにしました。
女の子は目の前で脚を組んで膝に乗せた腕で頬杖つくようなポーズになって、また少し小馬鹿にしたような表情で僕に「パンツばっか見てたじゃん」「大声出すよ!」とか言って来ます。
僕は必死に言い訳したけど、その度に「嘘つくな」とか言われて、しだいに正直に謝っていました。
「ほら、やっぱりパンツじゃん」と言って女の子はニヤニヤと笑いながら自分のスカートの裾をつまんでヒラヒラさせてきます。
その動きについつい目線を奪われていると「また見てる!」と言われて、また謝りました。
「パンツ見て何が楽しいの?」「別に見られたって平気だけど」と言って、また最初の脚を広げるポーズに戻って「ほら、見ていいよ」と言ってきて、僕も素直に視線を落とすと「ダッサ」と言って笑われました。
しばらくその状態でバカにされるような質問をされて、僕はそれに素直に返事し続けていると、部屋何号室?と聞かれて、スマホの充電切れそうだから家行こうよと言われました。
女の子は返事も聞かずに立ち上がってズイズイと階段を登り始めて、さっき僕が答えた部屋番号に勝手に向かって、何も言わずに玄関ドアを開けて中に入って行きました。