ザーメンフリークの少女
――現在アラサー末期、都内でしがない派遣OLをやっている岩木真弓(仮名)さんからの告白。
平成10年代、いわゆる平成の大合併前で○○郡○○村なんて場所に住んでいた岩木さん。
太腿やお尻、おっぱいの発育は良くてブラが恥ずかしかったタイプの子で同時にちょいポチャちょいブス……「ホントにマニアなロリコンによくモテた」と自嘲気味に話します。
自然がいっぱいの村では、学校の校庭か各々の家でしか遊ぶことが無いのですが、家で遊べば母親に外で遊びなさいと言われ学校などに遊び場を求めれば乱暴な男子たちのサッカーボールを蹴る音や、隅っこに飛んでくるボールなどを苦手に感じていました。結局性格が穏やかで乱暴な事が嫌いな岩木さんは、近所の人目につかない小さな神社で遊ぶようになったのです。
神社は、背後に山林、正面に車の通れない小道レベルの生活道路があり生活道路の下にポツポツと民家があるだけで、生活道路以下の場所から神社の様子をうかがい知れず背後が山なので背後から覗き見られる事もなく快適だったと言います。
小さな古びた社の、木造の階段に座って当時流行していたポ○モンをゲームボーイで遊んでいました。
当時お友達で、性格は似ているのだけど発育は正反対の"なっちゃん"は岩木さんの最良の遊び友達でその日もなっちゃんと一緒に遊んでいました。
その日も神社で遊んでいると、一人の男性が神社の石段を上がってきました。石段を上がってくる人は珍しいので視線を向けると20代~40代くらい、でも直観的に「パパより若い」と思える男の人がこちらを伺うと、周囲を見渡しながら近づいてきました。「ゲーム、何やってるん?」声を聞いて、かなり若いと感じましたが当時の岩木さんには相手の年齢を気にする意識も無いので、パパより若いオジサンくらいの認識で意識に乗っています。岩木さんは「ポ○モンやで…」と答えて再び黙ってしましましたが、どこまで進んでいるのか、何に苦戦しているのかを問われて徐々にそのオジサンと会話するようになっていきました。
そしていくつかの行き詰った場面をクリアしてもらった頃には、彼が有望な遊び相手のように思えてしまったのです。
そして、不意に男が「レベル100にしたろか?」と岩木さんたちに囁いてきました。
最初は何のことかわかりませんでしたが、男はなんと裏技というものを使って一気にレベルを最大値まで上げることができると言ってきたのです。
「したいっ! そんなんできるん!?」と気づいたときには大人しい岩木さんは目を輝かせていました。
男は、「できるで、このレベル5のポ○モンおるやか?…ちょっと待っとき」と画面を隠すと僅か1分程度でレベルを最大まで上げてしまったのです。
これは当時の男の子ならだれでも知っているようなレベルの裏技なのですが、岩木さんは男の子と遊ぶ事が無くてそれを知らなかったのです。
――パンティ見せてくれたらやり方教えたるで
男は少女たちを社の後ろに連れて行きました。
背後は山、目の前は社その幅1メートル程度の間に入り込むと、男は少女たちの前にしゃがみ込んで「パンティ見せてくれたらやり方教えたるで」と言いました。
なっちゃんはすぐにプリーツスカートを抑えてイヤイヤと首を必死で横に振りました、でも岩木さんは違いました。なんというか学校でスカートめくりをされて一番嫌なのは周囲の笑いものになるからであってパンツを見られて恥ずかしいという感覚があまり無かったのだ……と当時を振り返ります。
それに、当時の時代感的に「パンティ」という言葉はあまりにもお笑いっぽいものを感じてしまったのもあります。
「ええで…なっちゃん、ウチがあとで教えてあげるな」と笑顔で告げると、オジサンに向かってスカートをたくし上げます。
穏やかな初夏で褪せたピンク系統のTシャツに橙系の台形スカート、完全に"お下がりファッション"のそれをめくりあげると純白の女児ショーツが姿を現します。
男は食い入るような目でショーツを見つめ、徐々に自分のやっている行為がはずかしくなり「はいっ…おわりっ!」といってスカートをスグにもとに戻しました。
――パンティ見せて、目つむったら恥ずかしくないやろ?
岩木さんの顔は真っ赤になって、何故か涙目になっていました。
こんな感覚はその時が初めてだったそうです。
オジサンは「すごいなぁ…可愛らしいなぁ…でも、もっと見たいなぁ」とこれ見よがしに称賛と不満を同時に口にします。
「もうアカンもん…」と真っ赤に染まった頬、唇を尖らせながら口にする岩木さん。
「パンティ見せて、目つむったら恥ずかしくないやろ?」と、男が食い下がるように提案した時、おずおずと手を挙げたのは、なっちゃんだった。
「それやったら…ええと思う…」
おそらく、状況的に不安になって、でもやらないと終わる雰囲気じゃなくて、しかもお友達の岩木さんが困っているから手を挙げたのだろうと岩木さんは振り返る。
「なら、ウチも……」
と、岩木さんも頷くしかなかった。
――せーのっ
結局話は進み、二人はショーツを見せることになった。プリーツスカートの裾にフリルのついたガーリー趣味のなっちゃんはおずおずとスカートの裾を握る。
そして二人は息をそろえるようにして「せーのっ…!」とスカートをたくし上げる。
岩木さんは最初はキュッと目を閉じてスカートをたくし上げていました。
そして、男のものと思われるハァハァと弾む吐息、カチャカチャと金具が当たる音、ファスナーの音が響いてシュッ…シュッ…シュッ…とリズミカルな摩擦音が聞こえ始めたところで、いわゆる「薄目」状態になります。なんと驚いたことに男性が自分のペニスを握ってマスタベーションをしていたのです。
しかし、当時の岩木さんは頭が「?」でいっぱいになり「なんでオジサンもチンチン出してんの?」「なんでちんちんこすってんの?」と頭の中に溢れかえりそうなほどのハテナが浮かびます。
眼球を動かすと隣ではキュッと目をつぶって可愛いフリルのついたショーツを出したなっちゃんの手が震えて居ます。
やがてオジサンの手は動きが早くなっていきました。
――岩木さん…イクっ…!!
男は、会話の流れで自己紹介したときに知った彼女の苗字を、小声で叫びました。
感情のこもった小声で囁かれるとオジサンがガニ股のように腰を落として、自分の方向にペニスを向け射精しました。
白濁した体液が、面積の広い子供ショーツの下腹部を包む部分、クロッチの付け根、太もも、スカートの裏地などに飛び散りました。
「っ……!!…」
見ていただけに、純粋なビックリの声は出ず嫌悪感と純粋な不快感が漏れ出るような声となって、しかし言葉が上手く出ず呻くような音になってしまいます。
「まだやで、まだやで」
ハァ…ハァ…ハァ…と肩で息をしていた男は慌ててズボンを上げると大きな足音を響かせて脱兎のように去って行きました。
――川でパンツ流れてしもてん
岩木さんはスカートを下ろすと「なんや、あの人」となっちゃんに笑いかけました。
なっちゃんは涙目で「なんなんやろな」と笑顔で返しました。
「今日はもうかえろ」
遊びたくもない河原でパンツを脱いで捨て、下半身を洗い、母親には魚を取ろうとして川に落ちてパンツを干そうと脱いだら流されたと話しました。
ゲンコツをもらいました。
二人は神社で遊ぶことはなくなりました。
――優越感
「一年もしない間に、あれが射精であり男性の生殖行為であることを知って驚愕しました"妊娠していないか"と心配になりました。赤ちゃんの元だっていうからてっきり…。でもいわゆる性行為にならないと妊娠しないと知って安心しました。なっちゃんは中学になったら一軍女子になりました、元々かわいいから。私は陰キャ根暗チームって感じで、あの日の事は全く無かったことのようになって、お互いに誰にも話していません。思春期になったとき、選ばれなかった私が選ばれたのだとしたらあの時だと、意味わからないですがなんか優越感だったんですよ。もちろんそんなプレイには興味無いですけど。ひとつ笑い話があって、イトコのお兄さんに"○○クンもう射精してるんやろ?"って聞いて場を凍り付かせた事があります(笑)それだけ自分と男性を繋ぐよすがである精子に興味津々だったんですね、当時は。めっちゃ黒歴史です。フラッシュバックして死にたくなります(笑)」
「せめてものよすがというか、自分もイケてるんだぞって…。高学年、中◎生の頃はとてもモテました。変なロリコンばっかりでしたけど。ちょっとブスでムチムチしてるのが好きな人にはたまんないんですって、あなたもそういうタイプでしょ? 他にも散々されたから見たらわかるもん(笑)」