「いつも来てくれて有り難うね! ご褒美にD.V.D.とか視られる完全防音の個室、使っても好いですよ。」 「ホントですか? やったー! でも個室って、高いんじゃないですか?」 「いや、毎週来てくれてるお礼に、300円にディスカウントして上げるから、心配しなくて好いですよ。」 「お兄さん、気前が好いんですね!」 「アハハ、そう言ってもらえると、嬉しいよ。」 「じゃあ、一応個室の使い方、説明して置きますね。」 「ハイ!」 「個室の中の雑誌や写真集とかも、D.V.D.と一緒で、切り取ったりお家に持って帰るのはやめてね。」 「あ、ハイ!」 「あと、汗かいたときなんかに使えるよう、個室の中に小さなシャワールームがありますから、自由に使ってもらって構わないから。」 「へ~え、たった300円でD.V.D.や雑誌も見れて、おまけにシャワーまで使って好いんですか?」 「うん! 実は、ひかりちゃんのような常連のお客さま専用の特別室みたいなもんだから、気にしなくていいから。」 「ヤッター!」 「じゃぁ、これが特別室のカギだから、失くさないようにね!」 「有り難うございます!」