皆さんは亀頭マッサージ機をご存知だろうか。
その名から想像するように、男性向けの大人のおもちゃである。
勃起した亀頭にシリコン製のキャップを被せ、電動ローターを取付部に付け、男性器をマッサージするものだ。
キャップの種類によってローターを取り付ける位置は異なり、側頭部や竿部、裏筋部など様々なバリエーションが発売されている。
コントローラーにもよるが、振動の強弱だけではなく、数種類の振動パターンを発生できるものもあり、自らの快感パターンに合わせ、自由に射精をコントロールできる。
この商品の利点として、AVなどを見ながら、コントローラーを片手にシコることもなく、ノーハンドで射精まで達することができるからだ。
実際に自分の息子にアクセスすることなく、絶頂に達する感覚は、あたかも他人に強制射精をさせられているようにも感じる。
ここまで紹介して、この使い方に発展を感じる趣味の方も多くいるだろう。
そう。この商品は、自宅ではなく外出先で本領を発揮するのではないかと、”ろ”を嗜むものならば即座に脳裏に浮かぶはずだ。
特に露と炉を同時に併せ持つ私には、天からの恵みモノと言っても過言ではないアイテムだった。
夏休みが始まった7月末、このアイテムをシャツの内側に潜ませ、とあるショッピングモールへと赴いた。
夏休みといえど平日のため家族連れは少なく、暇を持て余す若者がところどころに見えていた。
若者と言ってもアパレルを買い求める年代は興味の対象ではなく、一目散にポップな文具が売られている雑貨屋へ歩を進めた。
一度雑貨屋の前を通過すると、女児たちが数名、筆記具のコーナーにてワイワイしながら物色しているのを見かけた。
それを確認するやいなや、少し離れたトイレへ向かい、シャツに潜ませた、例のアイテムを取り出し、個室に入った。
先程の光景を見てから鼓動が高鳴り、すでに息子は準備運動を始めている。
そこに自ら刺激を与えると、待ってましたとばかりに、天をつかんとばかりに膨張を見せた。
息子がやる気を無くす前に、シリコン製のキャップを広げながら空気を入れないように装着すると、キュッとしまるキャップの圧力に、より膨らみを増し、戦闘モードになった。
そう焦るなよと、なだめながらもローターを装着するが、その重さにも負けず、未だにミーヤキャットの如く女児を探し求めるようにそそり立っていた。
ズボンのチャックからはみ出した状態のまま、上着のシャツを被せ、肩掛けカバンで抑えると、一目散に雑貨屋へ向かった。
動きがぎこちなくならぬよう、何食わぬ顔で店に入ると、周囲に陳列される大きめのぬいぐるみや収納用品などを眺めながら、目的の筆記具コーナーへ近づいた。
そこには3名の女児が様々な筆記具をとっかえひっかえ試し書きをしていた。
そのペン尻をノックする指先は、淫猥なフィルターを装着した私には、そそり立つ息子をノックするかのごとく思い描き、まだスイッチを入れぬまま、果ててしまうのではないかと思うほど興奮していた。
筆記具を端から物色していくと、徐々に女児との間はつまり、可愛いシュシュの縫い目まで確認できるまでになっていた。
ついに沈黙を打ち破るため、コントローラーのスイッチを音にした。
カバンで抑えられた奥から、
ウゥゥーーー
という低めの音、むしろ振動が私の耳に伝わると同時に、息子からはのっぴきならない信号が届いていた。
あっうっ。
ついつい溢れたオス声は、女児たちにも聞こえたのか、手にしたペンを持って動かない私に目線を投げかけた。
私は気づかないふりをして、ペンのノックを繰り返したが、試し書きならぬ、試しノックを続ける男に不思議がりながらも、ふたたび自分たちの商品選びを続けた。
それを横目で確認すると、私はコントローラーのモードを進めた。
より強くなる振動とすぐに手の届くところにいる女児を感じることで、背徳感と快感の狭間を駆け抜けた。
腰が引け、脚をもぞもぞさせる男を隣に、さすがに気になったのか、3人とも身体を向けつつ私を凝視した。
決して私は彼女たちを見ることなく、目の前のシャープペンシルたちを見つめながら、絶頂を迎える呪文を唱え始めた。
あぁ、きもちい…、
あぁ、いきそう、
いっていい?
隣でいっていい?
いくところ見ててね…
と、シャープペンシル経由で女児へ一方的に語りかけると、女児たちはヒソヒソと何かを話し始めた。
しかしそんなものを聞き取れる余裕はなく、ついにフィナーレを迎えた。
あぁ、いくっ、
あぁ、でてる、でてる、
白いのが…、いま出てるよ…。
そう言いながら、脚はガクガク震え、振動の音は、かすかにビチャビチャを含んだ音に変わっていた。
それを見届けると女児たちはふたたび物色を始めるが、一つ横の陳列棚へと移っていった。
私はたまらずコントローラーのスイッチを切ると、いまだパンパンに膨らんで、キャップに閉じ込められた白濁を感じながら、もと来たトイレへ駆け込んだ。
個室では背徳感の結晶を処理し、いまだ震える脚を抑え、帰路についた。
長文、ありがとうございました。
あくまで妄想です。決して模範としないように。