部屋の中で俺はベッドの上に座り込み、自慰に耽っていた。トランクスから自身の大きくなったものを露出して少し乱暴にしごく。手元には特にエロ本などはなく、頭の中でたった一つの事を強く妄想するのだ。
それはある“少女”を一方的に犯すイメージ…。俺には小学六年生の“妹”がいる。…名前は千夏。高校一年の俺と千夏は特別仲の良い兄妹ではないが互いに思った事を言い合える程には近しい存在だ。そんな妹がいつの頃からか俺にとって性の対象になり、俺は千夏を頭の中でメチャクチャに犯しながら自分を慰める様になっていた。
今、千夏は俺の傍で白のハイソックスのみの…ほぼ全裸の姿で横たわり、その男の子の様なショートヘア…しかしサラリとして艶やかな髪の毛を俺は指に絡める様に弄り、千夏は顔を赤らめて上目遣いに俺を見つめる。その瞳の奥には此から自分の身に起きるであろう背徳への畏怖と性に対する興味と期待が見て取れる。俺は口端を歪に上げて笑みを浮かべ千夏の滑らかな裸体の下腹部に掌を這わせた。
「あ…、んんっ!?」
千夏は吐息と一緒に洩れる小さな喘ぎを我慢し、唇をキュッと結ぶ。俺はそんな妹の唇を親指でなぞり…強く結んだ唇の隙間に指先をこじ入れた。
「むうっ、んむう!?」
千夏は抵抗して唇に力を込めるが俺はその奥にある歯を親指でさすり、唇の裏側に押し入れた。
千夏の唇をめくり上げ、白い歯を剥き出しにして赤みのある歯茎を指でさする。
「んふ…ううぅ…。」
千夏の目尻にうっすらと涙が浮かび、両目を閉じて両手で隠し、その陰からポロリと涙の雫石が頬を伝たい落ちた。その小刻みに震えて涙を溜めて怯える無垢で小さな少女に俺の心にある加虐心が首をもたげ、それにシンクロしたかの様に俺の股間が強く反応して陰茎が大きくなって亀頭が膨れ上がった。千夏の唇を弄るのを止め、俺は妹を壊したい衝動に耐えられず濡れてもいない未成熟な陰部に亀頭をあてがい一気に押し入れた。
「イイッ、イヤアアアッ!!」
無理矢理に貫かれた千夏の広がった割れ目からは血が滲み出、処女喪失の印が刻まれた事実を示していた。
「いたい…いたいぃ…。」
目尻からの涙は無理矢理に処女を奪われたショックから溢れに溢れ、その赤みがかった頬を濡らした。 泣き顔を隠しながら嗚咽を漏らす妹の姿がまた俺の狂気に拍車をかけ、白のハイソに包まれた足首を握り力ずくで大きく股座を開いた。
「やだああっ、やめてよーっ!?」
千夏は顔を隠していた両手を伸ばし俺に抵抗を試みるがその時に俺の陰茎が根元までねじ込まれた自分の陰部を見て絶句した。
「アア…ヤダ…、
抜いて…抜いてよ“お兄ちゃん”…。」
絞り出した妹の懇願に俺は微かな罪悪感を感じながら…乱暴に腰を動かしピストンを始めた。
「アアアアアアッ!?
やめてええ、いたいのお!!
すごくいたいのおおーーっ!!」
千夏の悲鳴が俺の耳を劈いて自分の髪の毛を握り締め、引き抜いてしまうと思える程に髪の毛を引っ張った。痛いのも無理はない、前戯もなく処女膜を裂かれた挙げ句濡れてない膣内を俺の硬くそそり立った勃起が出たり入ったりして暴れているのだから。
だが俺は止める所か千夏にのしかかり膣の肉壁に亀頭を擦り付ける様に捻り入れ、中を亀頭で引っ掛ける様にして引っ張り出した。
「ウアァ、アアアアアアッ!?」
千夏は口を開きっ放しにして叫び、俺は千夏の膣内を味わい…いたぶり…心を満たしていった。
そして今こそ溢れ出んと陰茎の奥より込み上げてきた“欲望”を俺は妹の膣に吐き出そうとする。
「イクぞ、千夏!」
俺は泣き叫ぶ妹の悲鳴を無視し、熱く白い欲望を吐き出した…。
“ガチャリ”とドアが開く音と共に妹の声が俺の脳裏に響き、理性を引き戻した。
「“兄貴”、お母さんが夕飯出来た…って…!?」
「お前…っ!」
ドピュリ…。
俺の右手に握られた“欲望の証”から白い液体が迸り、その絶望的瞬間を妹の千夏は引きツった表情でその瞳に収めていた。
俺の妄想とは違い私服姿の千夏は晩飯が出来たのを伝えに俺の部屋にノックもせずに入り、図らずも俺の自慰によるフィニッシュの瞬間に立ち合ってしまったのだ。
(きっ、きまづいぞ妹よ~!!)
千夏は項垂れ、そのままパンツを穿いていない下半身丸出しでティンティンを握ったままの俺の傍らに立ち、項垂れた頭を思い切り振り上げ俺の脳天に叩き落とした。 “ゴツンッ”と痛々しい音が部屋に響き、俺と千夏は頭を抑えて蹲った。
「いって~、千夏お前なあっ!!」
「うるせーこの変態野郎!
変態、変態、変態、変態、変態、変態、変っ態っ!!
死ね馬鹿、死んであたしに詫びてもっかい死ねっ!!
つうかその汚え“チンコ”に五寸釘百本打って自殺しろ!!」
勢いよく立ち上がって怒声を轟かせながらドスンドスンと床を踏んで千夏はドアをバンッと乱暴に閉めて出て行った。
俺はトランクスを穿いて千夏の頭突きでまだゴンゴンと鳴り響く自分の頭を抑えベッドに寝転ぶ。
俺の妄想とは言葉遣いはおろか性格も正反対な現実の妹…千夏。乱暴で言葉汚く…しかし意外に俺を“兄貴”として頼ってくれる可愛い妹に俺はとても深い欲情を強く感じてしまう。
「俺…、ヤバいよな…。」
ベッドの上で溜め息を吐き、俺は自分の部屋を出て一階のリビングに向かった。
俺の隣が千夏の部屋なのだが、…千夏が隠し通して来た秘密をずっと後に俺は知る事になる。
千夏は自分の部屋のベッドに座り、左手にスマホを持ち待ち受け画面を見ながら…パンティに右手を差し入れて自分の陰部を慰めていた。
「初めて見たよ、兄貴のおっきくなったチンコ。
精液…、凄い一杯飛んでた。
兄貴…、兄貴ぃ…。」
千夏は搾り出す声で待ち受けの隠し撮った俺の写真を潤みきった目で見つめながら何度も俺を呼んでその未発達な陰部を指で押し広げてグリグリと掻き回した。
その時の俺はまだ知らないんだ。妹が俺に向けている背徳的で歪みに歪んだ…純情な恋慕を…。