日頃から乗り降りの少ない駅最終電車は時刻表を見ると夜中の0時過ぎまであります。
「誰か利用するのかなそんな時間まで」と思ってました。
一間のボロアパート暮らしでアパートの敷地には駐車場も無い近くにはありますが一杯で空いてない。
部屋を借りてる不動産屋さんに聞くと駅の反対側がアパートから一番近いという事で借りましたが狭い道と狭い駐車場です。
普通車でもギリギリでしたが自分はスズキのTwinと言う2人乗りの軽よりも小さい車です。
知り合いの中古車屋で探してもらい乗ってます。
そういう事で自分には困らない広さですがやはり狭い。
夜中にさてドライブでも行こうかな最近出かけて無いしファミレスにでも行こうと思い駅をくぐり抜けた方が早いから階段を
上がり改札口まで未だ明かりは点いてますでも最終電車終わりだよな等と思いながら歩いていると「エ?何で?」「こんな時間」
「女の子が1人ベンチに座りスマホをいじってました」「こんな時間何してるんだろ気になり声を掛けて見ました」
「君どうかしたの?」「電車最終終わりだよ」「高校生だよね」「帰るの?」と聞くと。
「・・・・・・・黙ったままです」「そうか怪しいよね行き成りゴメン」「おじさん直ぐ其処のアパートに住んで居て車が駅の反対側
だから取りに来たんだよ」「そしたらまさかこんな時間に人が其れも女の子が一人だから心配するからさ」「声を掛けて見たんだけど」
「其れでも未だ・・・・・・無言」「しかたなく気を付けて危ないからネ」と言い去ろうとすると。
「アノ~」「ごめんなさい」「聞いても良いですか電車が動いてる駅まで連れて行ってもらえますか駄目ですか?」
「やっと口を聞いてくれた」「良いヨ車直ぐそこにあるから」「小さくてボロだけどね」「何処迄かな?」其の前に電車未だあるのかな?。
スマホで確認すると無いようでした。「君もうないよ電車」「家まで送るよ」「オジサン様が有る訳じゃないから」
「何処迄行けば良いの」と聞くと「エそんな遠くから来たの何しに来たの?」「彼氏とケンカして乗って気が付いたら知らない駅だった」
「朝帰ろうかなって思ってた」「お父さんかお母さんは」と聞くとおばあちゃんと暮してる。
「おばちゃんに心配かけたくないから」と言うが「其れはむしろ逆だと思った」
「良いヨとにかく送るよ家までね」「もしかしてお腹空いてる食べて無いよね」
「先ずは食べようかおじさん今行こうと思ってたから」「ファミレスで良いよね」
近くのファミレスまで行きました。
ご飯を食べながら話をしました。
「名前はミカで高校の3年複雑な事情があり今はおばちゃんが私を引き取り一緒暮してるという事です」
事情は言いたくなよ様なので聞きませんでした。
話しをするとえくぼが出来てとても可愛い女の子です。
「ミカちゃん」「アッゴメン」「馴れ馴れしいか」と言うと「平気です」「ご飯迄其れに車で送ってくれるからもう知り合いかナ」
では送るよ家まで。
車に乗り「遅いから眠ければ寝て良いヨ」「家に着いたら起こしてあげるよ」
「本当に寝てしまいました」「寝顔を覗くとやはり未だ子供です可愛い寝顔でした」
走る事2時間流石良く此処まで気が付かないで乗って来たなと思いました。
「ミカちゃん」「起きろ」「着いたぞ」「おばちゃんの家に」っと起こすと「眠いヤダ後少し」と言い車から降りないので取り敢えず
放置してました。
「いきなり」「バカ」「良い人過ぎ」と言ってキスされました。
「今度デートしてあげるよ」「お礼にね」「メールと電話番号教えて」「おじさん電話の方が良いよね」
土曜日の夜電話する。
で取り敢えず別れました。
後は来るかな?「キスをしてくれたから十分ですが」