幼少期から引っ込み思案で、女の子らしくなく、暗く1人で遊ぶことも多かった私は、自分に自信が持てずにいました。
別段「かわいい」と言われたいわけでは無かったけど、そういう機会も、自身がそういう対象だとも思ってなかった。
中学生の時に初めて1人で、某電気屋街に遊びに行った時に、周囲の目もきにせず堂々と女装して闊歩するおじさんを初めて見た。
「怖い」とか「気持ち悪い」という感情は全くなく、率直に「凄い」「キレイだな」と思って、自然と後を追っていた。
おじさんに気づかれ声を掛けられたのがきっかけで、時々週末に訪れてはおじさんと喋るようになった。
同年代や親にも言えない自分の本音を、何故かおじさんにだけは素直に喋れた。
おじさんは優しく私に向かって「変われるよ」「変わろうとする勇気が足りないだけ」と、化粧や服装を教えてくれた。
全く着る事が無いような女子らしい服や化粧をすると、ホントに自分ではない様で、その時だけの特別な日として週末が楽しみなっていった。
おじさんのアドバイスで見違えるように変わった私は、週末のその場所だけでしたが、人から注目を浴びる事が「恥ずかしい」から「喜び」に変わっていった。
そんなある日、男性がどいう風に女性を見ているかなどをおじさんに教わり、自身を持ち始めた私は、おじさんのアドバイスもあって、露出の多いミニスカートなどを履くようになる。
学校で男子が女の子のパンツを見たがるのは知っていたが、私は対象外だと決めつけていたけど、私も対象なんだとその時知った。
階段を上る時にわざと見える歩き方など、おじさんに学んだり、座ったりしゃがんだりする時に、どうしたら見られるかなど、異性を引き付けるような仕草も教わり始めたころ、女装していたので男性に興味があるものとばかり思っていたが、女装が好きなだけで、対象は女性だと知った。
しかも、年齢が若い女の子が好きだという事も。
自分が変われたのもおじさんのおかげで、私にとっては恩人のような人であり、拒否することも出来ずに、おじさんのボディタッチに身を任せていた。
別段嫌では無く、「気持ちいい」とさえ思った。
服の上や、隙間から触る程度で、無理矢理される事も無かったこともあり、会ってはいつもの様に話をして、触られる日々が続いた。
大人の女性になった気分で、背伸びした優越感のような気持で、おじさんの露骨な愛撫にも拒否することがなく、反応してしまっていた頃、電気屋街の少し離れたホテルではじめてを経験した。