もう半世紀前で、大人な陰毛はだめで、女の子の割れ目は全然問題ないと世間が思っていた時のことです。
私は小学校3年生の時に、父の経営するボイラーや温水器の会社のポスターにヌードで載りました。
元々、お母さん役の大人の女の人と、息子役のまだ小さい男の子二人が裸で写る予定だったのに、急にお姉さん役の女の子が入った方が良い、となって急遽私が入ることになったようです。
カメラマンと助手の人の前で裸でいるのは、恥ずかしいと言えば恥ずかしかったけど、一緒にお母さん役の大人の女も裸でいたし、そんなに不安は感じませんでした。
まだ胸は全く膨らんでいなかったし、もちろん発毛もしていません。
出来たポスターを見たら、入浴用の椅子に座って、男の子を膝に座らせ石鹸の泡にまみれたお母さんと、その横で立って肩からシャワーを浴びてるお姉さん役の私と言う図柄でした。
お母さん役の人の乳首が、ギリギリで泡と男の子の頭で隠れているのに、私はくっきりと割れ目が写っていました。
そのポスターは会社の部屋の中だけでなく、外のガラス戸や壁にも貼られました。
しかし、何か問題が出たらしく、数日で全て剥がされていました。
父が私に「せっかく可愛く写ってたのに残念」と言った記憶はありますから、父にとっては私が海で水着を着てる記念写真のような気持ちだったのでしょう。
「同じ学級の男の子が見てたら、ちょっと嫌かな」位の気持ちはあったけど、恥ずかし過ぎて辛いとか言う気持ち感じませんでした。