今はだいぶ少なくなったが、昔の本屋は床に座って立ち読みならぬ座り読みをしている子どもたちが多かった。
ロリコン思考の僕には、本に熱中する女児のそばで、自分のモノを隠しながら取り出し、興奮を味わっていた。
おおよそ上着やカバンで隠しながら扱くその時状況に興奮を覚え、はじめは女児が目に入る位の距離で始めていたが、気付かれないことをいいことに、徐々に近くで事を行うようになっていた。
しばらくすると、ほぼ座る女児の隣に立つまでになり、見上げられれば下からはのぞかれる状況になり、興奮の極みを味わっていた。
しかし、それが極みではないことを知ってしまった。
ある日、扱きに気を取られていると、下に座る女児が上を見上げていた。目を真ん丸にしたその女児はぽかんと口を開けていた。
下からは、バキバキの息子が見れたに違いない。
咄嗟に隠すも、時すでに遅し。
女児の時間が動き出したかのように、本をパタンと閉じて置き、おそらく親のいる方へと走っていった。
やばい。
僕は急いでその場を離れたが、立ち去る足はガクガクと震え、強い興奮を感じた。
しばらくその本屋には行くことはできなかったが、数カ月後の冬。
僕はまた、その本屋へと向かった。