あれは入社して6年目の暑い夏だった。入社してまもなく配属された部署での大型プロジェクトに参加するため、信州の山奥にあるとある工事現場に通っていた。週に2日は現場が止まるが現場責任者を任されていた私は休日も定宿にしている旅館に泊まる日々が続いていた。そんな日常で2人の少女と親睦を深めていくことになるとは思ってもいなかった。
定宿にしていた旅館は家族経営のところで老舗の雰囲気を漂わせながらも廊下にはぬいぐるみが置かれ、軒には洗濯物が干されているアットホームな旅館だった。どんなに仕事で遅くなっても若夫婦が出迎えてくれて、早朝でも女将さんが笑顔で送り出してくれる私には居心地のとてもいいところだった。その旅館の若夫婦には2人のかわいい姉妹がいた。
私が初めにこの旅館に訪れたのは、入社して試用期間が終わって間もなくの22歳の頃で、そのとき姉妹は姉が小学1年生、妹は年中さんだっただろうか。旅館に到着した私を迎える若夫婦の後ろに顔を隠しながらも出迎えてくれた思い出がいまでも残っている。後に若夫婦から聞いた話しでは、私が来ることを楽しみにしていたそうで、たしかにこれまで会社からは30代後半の中堅以上しか利用していなかったので、お兄ちゃんと呼べる歳の客が来るのは新鮮だったようだ。
初めのうちは仕事に慣れることと自分の居場所を作るだけで大変だったが、程なくして旅館での過ごし方にも余裕が出てくるようになり、夕飯後にロビーのソファーでアイスを食べるのが日課だった。そんなとき、いつも隣のソファーで姉妹が遊んでいたことにふと気付いた。そういえばいつもここにいるな、と思い何気なく声をかけてみた。
「こんばんは、いつもここで遊んでるね。お気に入りの場所なのかな?」
2人は顔を見合わせて、すこしはしゃぐように微笑み合ったあと、
「お兄ちゃんのアイス見てたの!」
と姉が言うと、妹はウンウンと満面の笑みでうなずいた。まるで話しかけられるのを待っていたかのような態度に驚かせられたが、心の余裕が相手をしてあげてもいいかなと思うようになっていた。これから数日後、姉妹から聞いたのか、若旦那からずっと姉妹は私と話したがっていたと聞くことになった。いつも仕事で忙しい若旦那は娘たちと遊んであげることができず、若旦那自信も娘たちの相手を私に期待していたようだった。
その日の出会いから、仕事が早く片づいたときや急な休日などは、近くの公園で縄跳びやボール遊びなどをしてあげる関係になった。その間も2人の成長を見守りながらもかわいい妹ができたという感覚しかなく、プロジェクトが終わる2年間はこれ以上の関係はなく、楽しかった思いでだけを持って会社に戻ることになった。
その後はほかの仕事に参加して経験を積み、現場責任者になれる資格も取得し、会社では有望な若手として期待されるようになった。そんな折り、またもや信州の現場にて新たな施設の増設にあたり、現場責任者として赴任することになった。すでに2年も過ごした土地なので二つ返事で仕事を受け、3年ぶりに現地に訪れた。入社6年目の夏がこうやって始まった。
現場のある町は最寄りの駅からは距離があるため、常に旅館のワンボックス車での送迎を受けていたが、その日は昔と違っていた。ワンボックス車から降りてきたのはいつもの若旦那ではあったが、後部ドアも同時に開き、2人の少女が駆け寄り私に飛びついた。
「「おかえり!お兄ちゃん!」」
飛びついた風に乗って柔軟剤のいい香りが私の鼻をくすぐると同時に、女性を感じさせる丸みを帯びた2人の少女が両脇から抱きついてきた。間違いない。あの姉妹だった。
「おっ、、大きくなったね。久しぶり。」
とっさのことに焦りを隠せない私をみて、抱きつきながら2人はニコニコ笑っていた。突然の突撃もそうだが、3年前には感じなかった異性を意識させる成長に一番焦りを感じていた。若旦那も近づいてきて、
「驚いたでしょ。ずっと2人待っていたんですよ。次いつくるんだぁ~って。会いたいよぅぅぅって(笑)」
というと2人は「そんなこといってなーい!」と私の体を揺らしながら、顔は恥ずかしがりながらほっぺを膨らませていた。無邪気ながらも私の胸はドキドキを押さえることができないほど、かわいい姉妹になっていた。大きめのTシャツとホットパンツでそろえた姉妹は実際の歳よりも大人びて見えた。
仕事は順調ながらも現場責任者のためやることが多く、休日も自宅に帰ることなく、旅館で過ごすことが増えてきたある日、遅く起きた休日に思いがけないことが起きた。家族経営の旅館のため、旅館の設備は経営者家族も利用する。洗濯機や食堂、そしてお風呂もだ。前日遅くまで仕事をしていたので、風呂も入らず寝た私は、休日の昼間からお風呂をいただこうと、若旦那に断って利用することにした。
全身洗ってさっぱりしたところで、真夏だが信州のさわやかな風が入るため、中庭につながる窓を全開にして広い湯船に体を浸からせていた。そのとき開いていた窓から若旦那と姉妹の会話が聞こえてきた。
「暑いからお風呂入りたいぃ~」
「だーめ、いまお兄さん入ってるから、出てからね。お客さんなんだから。」
「えっ、お兄ちゃん入ってるの?一緒に入る!!入る!!」
「お兄さん疲れてるんだから、遊んじゃだめだよ。」
「大丈夫!邪魔しない!お話するだけ!」
おいおい、さすがに姉は6年生、妹は4年生。一緒に入っていいはずないだろ。それにあんな成長した子と一緒に入ったらオレがどうしたらいいか。と考えていると、息子はむくむくと反応する始末。いかんいかん、と自制を試みていたところに、いきなり脱衣所のドアが開き、
「悪いね、お兄さん。ちょっとうちの子も入りたいってきかなくて。うるさくさせないからよろしくね」と若旦那。
「ちょっ! あっ、オレそろそろ出ますから…」
と対応したかと思ったら、若旦那の脇をすり抜けて、全裸の姉妹が湯船に向かって走ってきて、飛び込んだ。ざっぱーん。
「こらぁぁ おまえら!!」
とたしなめる若旦那をあきらめ半分、ドキドキしながら両手でなだめ、
「いいですよ。もうすぐでますからw」
「ごめんね、お兄さん。おまえらも早くあがるんだぞ」
「「はーーい」」
脱衣所のドアを閉め、しばしの静寂が浴室を包んだ。
飛び込んだ姉妹に背を向けながら、どうするか考えだした瞬間、後ろからぺちぺちと肩を叩かれ、振り向くとそこには3年前からは想像もつかない姿の2人が目の前に存在していた。おそらく驚きとにやつきが混じった顔をしていたのだろう。肩まで浸かっていた姉のマキは少し恥ずかしがりながら、上目遣いで
「へへっ、えっちぃ」
と言ってきた。妹のノゾミはまだその感覚はないのか、おなか辺りまでしか浸からず上半身を露わに楽しそうに笑っていた。あまりの突然の出来事になんて言っていいのか分からず、戸惑っていたが、息子は躊躇なく反応を見せていた。
そんな私を見て、2人は顔を見合わせたかと思うと、駅での出迎えの時と同じように両腕にしがみつき、「あそぼっ!あそぼっ!」と体を揺すってきた。大きく波打つ浴槽だが、私の意識は両腕にしか向けることができなかった。出迎えとは違い、年端も行かないすべすべで弾力のある身体が、生の腕に直接付かず離れずを繰り返しているのである。20代の雄にはこれ以上ない本能への刺激そのものだった。
改めて肌で感じ、目で2人を凝視した。2人ともすこしぽっちゃりしており、何とも言えない弾力を感じた。ただ妹のノゾミはぽっちゃりな男の子でもあるような、ただ脂肪が集まったような胸をしていたが、姉のマキは違った。確実に女性が形成すべき形に膨らみがあり、如実に女性特有の弾力と柔らかさを持っていた。そんな状態で雄は膨張を押さえられないのは自然だったが、大きく波立つお湯のおかげで2人からは確認されることはなかった。
まずい。ここで変なことをしたら、ここに居られなくなってしまう。
まだ幾ばくか残っていた理性を働かせ、現実世界へ自分を引き戻すことに必死な私を姉妹は容赦なく発情へと導いていた。何回も繰り広げられる脳内での葛藤を理性が勝利し、
「分かった分かった、お風呂上がったら遊んであげるから、もうオレはあがるからね。」
そういうと、大きくなった息子を見せぬように、湯船の端に置いてあったタオルの元へ向かおうとすると、「だめ~!」とばかりに腕を後ろに引っ張られた。遠慮のない2人の勢いに負け、まんまと背中から湯船に飛び込んだ。湯船のなかでゴボゴボという水の音と共に姉妹のきゃはは、という笑い声が分かったが、体勢を直して湯船から顔を出したとき、姉妹は目をまん丸にしてお互いの顔と私の顔を行ったり来たりしていた。
なにが起きたか分からず、どうした?と伺うと、マキは目線を斜め下に落とし、ノゾミが「ちっ、ちんちん!」とボリュームを押し殺したように叫んだ。まさに、見られないようにしていた隆起した息子を仰向けに沈んだときに凝視してしまったのだと分かった。それと同時に2人に見られたこと、そして恥ずかしそうに察したマキの態度に再び雄の本能が飛び出し、理性を遙かに凌駕することになった。もう止められない。いけるところまでいこう。そう私は決心した。
「もしかして、見ちゃった?」
とマキに向かって聞くと、さらに目線を落としてコクリと頷いた。その少し肩を緊張させた反応はまさに知識がある上で見てしまったというものだった。さらに私の息子が固くなり、天を仰がんばかりに湯船の中で成長を続けていた。
「よく見るお父さんのと形が違っていたでしょ?あれはかわいい女の子を見たときになっちゃうんだよ。だからマキとノゾミの前でそうなったこと、お父さんには内緒だよ?じゃないとお父さんにオレが怒られちゃうからね」
というと、理解半分で内緒にすることは分かってくれたようだった。それと同時にここからが始まりだと悟った。話し込むにつれて、次第に湯船の波打ちが収まり、透明なお湯は浴槽の中を水面に映し出すようになった。恥ずかしさのため目線を落としていたマキの目の前には、まさにマキを指し示さんとばかりの息子が隆起していた。それに気付いたマキは少し口を半開きにし、横からでも目を見開いていることが伺えた。それと同時にマキの秘部には、うっすらと生え揃った産毛のような部分も見て取れた。
この見合う2人に割ってはいるように、ノゾミが無邪気に「あそぼうよ!」とばかり私の腕を揺すり、私を湯船の外に連れ出そうとした。このような態度からも分かるように、精に興味を持っているマキを重点的に攻めていこうと決めた。そのためにはこの誘いはありがたく、早速行動に移した。
「分かった、分かった。まずおまえ達は身体を洗いなさい。手伝ってあげるから」
といい、その場にゆっくりと立ち上がり、マキの目の前に息子が来るように見せつけた。目線を落とし凝視していたマキは、息子のせり上がりと共に、つい一緒に顔を上げて凝視を続けてしまった。そこまで興味があるのだろう。期待のあまり、大きく脈を息子が打った。
「ほら、マキも洗い場にいくよ。」
と言い残し、ノゾミに引かれるまま洗い場に向かうと、遅れてマキが立ち上がり、初めに湯船に突撃してきたときとは異なり、気持ち背を丸め、胸や秘部を手で隠しながらやってきた。目の前に見せられた雄の証を見たせいで、1人の女として身体が反応したのだろう。ますます愛おしく、かつ、獲物として認識を深めた。
「まず2人を洗うから、ここに座りな。」
といい、無邪気にうれしそうに座るノゾミと、これから行われることを想像できないマキは対照的な雰囲気を醸し出していた。ボディーソープを手に取り、まずはノゾミから洗ってやった。こちらはこちらで幼いなめらかな素肌は、手のひらを通して気持ちよいと感じられるものだった。上半身、下半身と洗うが、ノゾミは時よりくすぐったいのか、きゃはっ、きゃはっと身体をよじらせるときがあった。もちろんまだ成長ままならない秘部も念入りに洗い、「はい、あとは腕とか自分で洗いなさい」というと、はーい、と自分の泡でせっせと洗い始めた。さて、マキの番である。
同じようにボディーソープを手に取り、イスに座るマキの後ろに立ち、「じゃあ洗うからね」と軽く発すると、マキも「うんっ」とばかりに明るく答えた。2人ともノゾミに悟られぬよう、普通の態度で接しようと演技していることは、お互い感じ取る物があった。手に取ったソープを両手で泡立て、背中から脇と塗り広げると、マキは言葉は発せずとも、すこしのけぞるように身体を反応させた。まさに愛撫を受ける女性の反応を見せたように思える。
私は我慢ができず、イスの後ろに膝立ちし、マキの身体の前まで脇の下を通して腕を回した。手のひらは脇のぽっちゃりした肉を感じながら進めると、その柔らかさとは異なった2つの丘陵にたどり着き、手を絞ると同時に丘の上まで駆け上った。そのときマキは、
「ひゃっ!」
と声を上げてしまった。驚いたノゾミがマキを見ると、マキはごまかすように振り返り
「くっ、くすぐらないでよ!」
と自分でもなぜ声を上げてしまったか分からないという動揺の顔で私を見てきた。ごめんごめん、と私もそれに同調しノゾミをごまかしを行った。決してやめてと言うことではないことがわかり、またもや同じように後ろから丘陵をゆっくりと洗い始めた。膨らみはあるものの陥没気味の頂上は引っかかる物が無く、手のひらをぐるぐると撫でるように洗うことができた。しばらく続けていると、マキは肩で呼吸をするようになり、なんと撫でていた手のひらにはわずかな突起物を感じるようになった。指で探るとまさしく頂上を示す2つの印が現れた。その突起の感触はマキの背中に触れんとばかりしていた息子を大きく波打たせ、マキの背中を押しつけるまでになっていた。
私は我慢できず、2つの丘陵を離れ、手をしたに向かわせた。うっすらと茂る産毛を確認すると、右手の人差し指だけ、茂みの奥へと進めた。ぴったりとしまった谷を進むとまだ石鹸も着いていないところに潤滑を感じることができた。おどろきだった。マキに女性を感じると同時に、押し進む人差し指を折り、谷の最深部へと向かわせた。潤滑を得た谷は指の進入を容易く許し、幾層ものヒダを感じることができた。その瞬間、身体を前に丸め、脚をきゅーっと締め、マキが小さく「だめっ」とつぶやいた。気がつくとノゾミが横から呆然と我々2人を見ていた。
とっさにマキから手を離し、あわてて「はいっ、おしまい。流そうね」といって、シャワーを手にノゾミから流し始めた。そのときマキはゆっくりと身体を起こし、放心状態なのか、ゆっくりと腕を自分で洗い始めた。ノゾミのあとにマキを流したとき、ノゾミが「じゃあ次はお兄ちゃんを洗う番!」と腕を引っ張った。さすがに2人相手では思うようにできないと思い、普通に背中を洗ってもらうことにした。すこし落ち着いたマキはノゾミと何気ない話しをしながら2人で私の背中を手洗いし始めたとき、ノゾミが「おしっこしたい…」と言い出した。さすがにここでさせるのはどうかと思い、ノゾミだけシャワーですすぎ、風呂場からトイレへ向かわせた。
風呂場に2人きりになり、しばしの静寂があったが、このチャンスを逃さないようにとマキに背中以外も洗うようにお願いをした。一瞬目線をあげ、はっとした顔をしたが、コクリと頷いた。
「じゃあこっちきてごらん。」
そういうと、私はイスを横に回して、その前にマキをしゃがませた。マキに向け脚を開く私の前にしゃがむマキからは、目を落とすと若い雌に欲情した雄の象徴が天井を向いて待ちかまえていた。マキは黙って視線を落とし、先ほど湯船で目の前に来た興味の象徴をただただ見つめていた。
「触っていいよ」
と言うと、マキははっと我に返り、唇を噛みしめて恥ずかしそうにした。おそらく意識して息子を見ていたのではなく、無意識で見ていたのだろう。そんな興味を示すマキの手をとり、まだ若干石鹸のついた右手を息子に向かわせた。その手はいっさいの抵抗が無く、一直線に目的地を目指した。だらんと垂らしていた手首は目的地に着く頃には、指を開き握りしめる準備が整っていた。この手に捕まれたらどうなってしまうんだろうという期待感から今にも精を放ちそうな膨張に至った。
キュッ
そういう音が聞こえそうなくらい、しっかりと、でも強すぎず、マキは最高潮に膨張した雄の象徴を捕まえた。そのときの目は見開き、決して離すことなく、握りしめていた。
「どう?初めて触っちゃった?」
ときくと、
「うんw、なんかすごい大きなソーセージみたい。でもソーセージより固いかも…」と
初々しい感想をいった。期待以上の反応に息子は脈を打ち、そのたびにマキの腕を動かした。それにマキは驚いているようだが、同時にうれしそうな表情も浮かべていた。
「じゃあマキ、握りながら洗ってみてごらん。分かるかな?」
と初めの数往復は私が動きを促したが、その後は息子の形に合わせて握りの強さを変えながらスムーズな上下運動を始めた。本能なのか、才能なのか、まだ経験の浅い雄には一気に絶頂に達してもおかしくない刺激を作り出していた。私の興奮は抑えることをしらず、目の前にあるマキの胸をもみ始めた。
マキは一瞬身体をよじらせて反応するも、上下する腕は止めることなく、発情する1人の雌として存在していた。2人の間に会話はないが、無意識にお互いを欲しているのは共通の認識であったと思う。止まることのないマキの腕に、口火を切ったのは私の方だった。
「マキ、もうおれだめだよ。出ちゃう。見ててね」
そういうと間もなく、腕の上下にあわせて、そそり立つパンパンの息子から、真っ白な精が放たれた。尋常ではないくらいの勢いの精は、放物線を描き、股の間に座るマキの顔から胸にかけて着弾した。マキは一瞬よけようとするが、握る手を離すことが無かったため、2発目も産毛が生える首筋に到達した。受精を謀らんとするほどの精は、濃厚で流れ落ちることなく、少女のきめ細やかな肌にまとわりついていた。10回は脈打ちをしただろうか。マキに到達しなかった精は腕や床に存在感を残すほど飛び散っていた。
脈打ちも無くなると、マキは腕の上下を止め、息子を握りしめながら落ちる精の痕跡を見つめていた。「おどろいちゃった?」と聞くと、小さく頷いた後、
「なにこれ?これが、せっ…精子?」
と聞いてきた。おそらく保健体育で習ったのだろう。学習で身につけたことが実体験でつながった瞬間である。息子を少女が握りしめる状況ながらも私は学問的な思考をできるまで冷静になることができていた。
「そうだよ。授業で習ったのかな?これは赤ちゃんの元ってことは知ってるよね?これがね、女の子の中に入ると赤ちゃんになるんだよ。」
私は説明しながらもその状況にまたもや興奮の高まりを感じていた。もうどうにでもなってしまえ。そうとまで感じるようになっていた。そして行動に移した。
「マキ、たってごらん。本当はどこの中に出すものか、場所を教えてあげるよ。」
と促し、顔からおなかに精を付けたままの少女を目の前に立たせた。
「さっき少し触ったけど…」
と言いながら産毛が茂った谷に向けて自分の手を進めた。人差し指を産毛から滑らせ、つやつやの太股の間に手首を突き入れた。上方を向く親指の付け根には太股とは温度の違う部位が当たるのを感じた。マキは少し膝を曲げて反応するも、私の顔をじっと見つめ、自分の知識の中にあるこれから行われるであろう体験を受け入れる決意を、その眼差しから感じた。
その勝手な決意表明を受け止め、私が手のひらを真上に向けようとした瞬間、
ガラッッ!
っと勢いよく脱衣場のドアが開いた。あまりの興奮に周りへの注意を怠っていたことに気付き、この世の終わりとも思わせる表情で私は振り返った。そこにいたのはノゾミだった。
「ただいま!!」
そう叫びながら湯船へと、ざっぱーん。
その音に催眠術が説かれたかのように、私とマキはあわてて離れ、
「マッ、マキ、ここに座りな、なっ、流してやるから!」
「うっ、うん!おっ、おねがい!」
と男女の関係から、お兄ちゃんと妹への転身を見事に成し遂げた。
浮かび上がるノゾミからはトイレに行く前の光景とつながる休日の楽しいお風呂場が広がっていた。
マキにこびりついた私の精を石鹸で洗い流し終わる頃、鏡越しに私を見つめるマキに気付いた。口元は少し微笑み、さながら恋する乙女のまなざしを感じた。私もまんざらではない気持ちだった。
シャワーを止める前に、そっとマキの耳元でささやいた。
「続きはまた、今度な」
そういうと、驚きながら振り返るが、すぐに微笑み、コクリと頷いた。
!!!!!
「よ~し、お風呂おわり!ノゾミも上がるよ!」
といいながら、私は脱衣場へ急いだ。雄ではなく、男としてマキの笑顔に反応してしまったからだ。彼女との関係はまだまだ続きそうだ。
つづく。