子供の頃の遊びで長馬跳び、と言うのがありました。
神社の大木や校舎の壁に、馬の首?前足役の一人が壁を背に立ち、二番手が後ろ足役、それに残りの馬チーム数名が仲間の股ぐらに頭を突っ込み馬の鞍役でスタンバイ。
そこへ跳ぶチームが跳び箱の様に乗っかるゲームだ。
(跳び箱は跳び越える物で乗っかる物では無いですが。)
大体、小学二から始めてピークは三年?たまに五年でやったりしたかな。
その日も下校前に男子数名で『やろか』と話していた。
が、明らかに人数が足りない。四名
すると近くをクラスの女子が通りかかったので声をかけた。
『えっ?・・・』
私以外の男子が一同に顔を見合わせた。女子誘うかよ、普通。とでも思ったのだろう。
私自身も、さっき『長馬跳びやろう』と言った事と、女子と一緒に誘った事と頭では繋がっていなかった。
後から自分も『あっ、』と言ってしまってた。
『何が、あっ、なの?』女子の一人が聞く。
『んんっ、何でも』
『感じ悪~!』
『違う違う、この後、馬跳びしょって話してた』
目をパチクリさせ女子が
『馬跳び?』
私は長馬跳びの説明をした。
『いいがね、やろね』
意外にも女子五人が賛同。ならばと、場所は何処にする?となり、女子が『ここ(校舎)でやれば?』と言うが、二人の男子が『違う所でしよ』と提案。
その時、私は気にしていなかったが、この二人はかなり女子を意識していたらしい。
とりあえず、歩き出し雑談が始まった。今思えば、その男子二人は口数が少なかった。長馬跳びの場所も、彼ら二人が強引に決めた。
そこは所有者不明の空き家。通学路から丸見えで前庭が開けて長く、普通の家庭では出ないスクラップが点在している。荒れ放題って訳でも無く、我ら以外の生徒もよく入り込んで踏み荒らしているので、雑草もソコソコ無い。
『やろやろ』
ランドセルを置いて、グループ分け。女子五人、男子四人なので、一人余る。初めに一番、背の高い私が馬の頭役になる。後攻チームが私の股ぐらに頭を入れ次々連結。
並びは私、男子、女子、女子、男子。
女子はハンデありそうに思えるが、小学女子なんて男子と変わらないか、男子よりもガタイ良さそうな体格だから問題無し。
『行くでー!』先攻の男子が駆け出し、最後尾の男子のお尻に手を付きジャンプ。
『うわっ!』
『きゃっ!』
それぞれ悲鳴があがる。
グラグラしつつも、体勢を保たせる。ルールとして、着地直後に動くのは禁止。立て直してから乗っかった者が腰の反動で前へ進む。
これはノリ的には、クラス全員か、無秩序に学年全員でやるのがベストだが、女子が混ざっているので九人でも、ワーキャー、賑やかに楽しくやれた。
鞍が崩れる事無く、攻守交代。
その時、私は先の男子二人が不自然だった理由を悟る。
私が馬の頭役から後攻チームに加わり、先攻の馬の頭役に女子が選ばれ壁にもたれ掛かった。そこへ挙動不審男子の片割れが頭を入れ・・・
『そうか、それか!』
大概、私もスケベ男子だが、さすがに下校時、校門の前で女子賑やかに声をかけた時、思ってもいなかった。
男子に頭を潜り込まれた女子も一瞬、ぎこちない顔をしたが、すぐに天真爛漫な笑顔に戻りスタンバイ。
私は体がデカイとの理由で最後のジャンパーに。
一番手、二番手、と順調に飛び乗り、三番手の女子が行く。跳んだ瞬間、パンツがチラリ
もう意識し始めるとスケベセンサーが、どのスポットにも視線が行き届く。
今、跳んだ女子のパンチラもそうだが、最後尾で馬の鞍役の女子の生足に、丸出しのパンツ。
先攻チームのリーダー男子(あの二人のウチの一人)が
『一番後ろ!爪先立てて、ジャンプの妨害!』と指示を出す。
攻略っぽく言うが、実は敵の私にサービスを!?
普通にでも見えていたパンツが、クイッ、とお尻を突き上げ霰も無いポーズに。
さらに跳び乗る時に手をつく場所が最後尾の女子の腰。
生パンに嫌でも触れることになり、やろうと思えば、事故を装い女子のパンツをズリ下ろすことも可能だ。
実際、何度目かのジャンプの時、私を始め他の男子もやっていた。
『やーっ!パンツづれた!』
『ちょっとタンマー!、やだ、男子~!』
キャッキャ、はしゃぐ女子。
跳び乗ってからも、中間に座居する女子の捲れ上がったスカートに生パンツに、然り気無く触れたり腰の反動で前へ詰める時に金玉を擦り着けたりささやかな悦に入って楽しんだ。
交代を重ねる度に、私も馬の頭ばかりでは無く、鞍役に入る事が出来た。待ちに待った女子の股ぐら。
耳に当たる内腿の感触に後頭部から首にかけて押し当たる生パン、股関のジットリ感。
もう、最高でした。
鞍が崩れる時も当然、事故を装いタッチ。
この一回の【長馬跳び】で終わりたくないので、男子は暗黙の了解で、ソフトタッチに徹した。
その日は女子との交流を高め、次の長馬跳びに繋げた。