『チンコ勃ってる?・・後で見せてね』
スカートを捲し上げ、自らパンツを膝下まで下げて下半身を丸出しの青山姉。
きっかけは、とある下校時、『お~い、〇〇~!』と青山姉に後ろから声をかけられたこと。
『あ、モジャモジャ姉さん』
パッカーン!、と頭を叩かれる。
『お前、殺す!』と、青山姉。
あの夏休みの日、マンコに生えた陰毛が頭から消えない。
『今日は純子さんと一緒じゃないの?』
『友達と反対方向に行った』
『あ~、あの子達ね。あんたの敵の』
『どする?ウチ来て(純子を)待つ?』
『・・・・。』
『返事せや』
『帰る。青山(純子)から電話来たら行く』
『ふ~ん』
工務店前で道が別れる。真っ直ぐ橋を渡れば私の家、左の上り坂が青山ん家。
『じゃあね』
別れを告げ歩き出す私のランドセルを青山姉が掴む。
『えっ?何?』
青山姉は片手を電話の受話器に見立て
『もしもし~、青山だけど~、〇〇君、ウチに来ない?』と、小芝居を始めた。
『何?それ?怖いけん、やめてや』
『ウチに来いや』
期待する物を感じ取っていた。
私は無言で青山姉に着いて行った。玄関に入り、2階の姉の部屋へ。
『今日は教えてや。純子さんといつからなん?』
『今年』
『今年のいつや?』
『春。菖蒲湯の・・・』
『菖蒲湯?』
『の、頃』
マズイ。菖蒲湯から風呂の話に流れたら最悪だ。
『どっちから?』
『・・・忘れた』
『嘘だ~、そんな事忘れることかね』
重~い空気が漂う。
『池で私の裸見たでしょ?』
『・・・・・・』
『また見る?見たい?』
『うん』