俺が初恋の相手だというJKと色々ありました。
犬の散歩コースに、幼稚園前の道がありまして
そこを通るときによく
園児たちが
「あ、ワンワンだー!」とはしゃいでたのですが
その園児たちと話してるときに
(もちろん先生同伴)
一人の女の子が、やたらと俺になついてて
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」といった感じでした。
バイバイするときに、俺のホッペタにキスされたり
「お兄ちゃんのお嫁さんになる」と言ってくれたり
愛美ちゃんという、笑顔の可愛い女の子でした。
あとから、愛美ちゃんの母親から聞いた話なのですが
卒園するときには
「お兄ちゃんに会えなくなるから卒園したくない!」と、大泣きしていたそうです。
この地区の小学校は、けっこうな距離の場所にあり
さすがに犬の散歩で行ける距離ではなく
幼稚園と違い小学校は、グランドが広く
たとえ行ったとしても
会えないか、不審者扱いされるかなので
愛美ちゃんには会わなくなりました。
時々スーパーでバッタリ会ったりすると
幼稚園の時みたいに
「お兄ちゃん!」といったかんじで
抱きついてきたり
少しして俺が転勤することになり
スーパーに行ったら
愛美ちゃんのお母さんが一人で来ていて
転勤で別の場所に異動になることを伝えたら
「あら、そうなんですか、愛美も寂しがりますわ」と残念がっていました。
ちなみに、愛美ちゃんのお母さんは
俺が小さい頃から世話になっていて
お姉ちゃんみたいなもんでした。
話は一気に飛び
約10年後なのですが
再び転勤で、実家に戻ることになり
当時散歩していた犬はすでに他界していて
コンビニにタバコを買いにいった帰りに
近所の公園のベンチで一服していたら
見覚えのある顔のJKがいて
俺の顔を見るなり
「もしかして、裕太お兄ちゃん?」と聞いてきて
そのJKこそ
あの時の愛美ちゃんでした。
愛美ちゃんは、女の子から女性に成長していて
多分声をかけられないと気づきませんでした。
愛美ちゃんは、涙ぐんでて
いきなり俺に抱きついてきました。
ずっと会いたかったと言われて
その時は、メアド交換をして別れました。
愛美ちゃんのお母さんにも報告したみたいで
スーパーで愛美ちゃんのお母さんに会ったときは
「ゆうくん、おかえり。愛美喜んでたわよ」と言ってくれて
その後愛美ちゃんとメールして
(ガラケー派なので、lineやってません)
デートをしたときに
唇にキスされました。
あれから数年
愛美と結納を済ませました。