小学校3年の時、クラス替えで一緒になったりさちゃんがバレー教室に通ってるって教えてくれた。
私もバレーやってみたいけど、けっこうお金がかかるみたいで、お母さんはダメって。
でもすごく興味があったから、見学だけならお母さんはいいっていってくれたので、りさちゃんのレッスンの日に見学に行ってた。
練習の時はレオタードだけど、発表会の練習の時は衣装を着て踊るのは、すごく可愛くて憧れた。
発表会の時はメイクをするんだけど、本番前の何回かはメイクもしてレッスンして、りさちゃんが大人みたいに見えて羨ましかった。
発表会のあと教室の先生に体験でレッスンしてみる?お金はかからないから、お母さんに相談したら、体験レッスンはしていいって許可もらえた。
今から思えば、うちはバレーに通える状態じゃなかったから、とてもラッキーだった。
体験レッスンは、りさちゃんたちとは日にちがちがい、土曜日の夕方からだった。
私は体が固いから、なかなか足を上げたり開脚したりできなくて、柔軟体操ばっかりだった。
他の子はある程度基本ができてきたら、衣装を着せてもらって、発表会のレッスンしてた。
でも体験レッスン組の発表会のレッスンはまず本番で上がらないようにって、男の人が10人くらい見てる前で踊ってた。
人前でだとやっぱり緊張してミスすると、舞台ではもっと緊張するから、心を解放できるようにってレオタードも脱いで裸で踊ってた。
私はまだ発表会には出られなかったから、踊ってはなかったけど、体験クラスでお友だちになった、ゆいちゃんは顔真っ赤で泣きそうだった
やっぱり、裸だと足を上げるのも恥ずかしいから、先生からもっと上げて、躍りを大きく。
って言われてもうまくできなくて、けっきょくゆいちゃんは、居残り練習になった。
居残りになったのは発表会メンバー全員で、見学組は帰された。
次のレッスンのときゆいちゃんに居残りレッスンどうだった?ときいてもあんまり詳しく教えてくれなかった。
衣装合わせたり、小道具使ったりしただけだよ。
???
今まで小道具なんて使ってなかったから、なんだかそのときはわからなかったけど、ローターとかバイブレータだったみたい。
大分たってからゆいちゃんが居残り練習について教えてくれたから。
発表会メンバーは個人レッスン室に、見ていた男の人と入って、体を解放するってバイブでいかされたりローター入れられたり。
何人かは体の軸ができてないから踊りが安定しないと、男の人のおちんちんを入れられたって、ゆいちゃんは、絶対人に言っちゃだめだよ。
と念を押して、こっそり教えてくれた。
りさちゃんの発表会のレッスンの時は居残りレッスンはなかったんだけどね。
3ヶ月くらいで体験レッスンは修了したのと、体が固くてバレーに向いてないのもわかったから、りさちゃんの見学も行かなくなった。
中学に入ったらりさちゃんもバレー教室をやめてしまったので、その教室には行ってませんが、まだ教室はあるから、体験レッスンってやってるのかな。
発表会メンバーに選ばれなくてよかった。