銀座じゃないのに戸越銀座。みたいな感じで、〇〇の小京都・なんて名乗ってた地方で生活していた時の話です。
母の勤め先の近くのとある家に昼間はお世話になっていました。それこそ産まれてから小三くらいまで。
小三以降も、たまに遊びに行く事もあり、理由は同年代の友達がいたからです。
名前は楠木マミちゃん。マミちゃんの家は、それこそ京町みたいな間口の狭い家が密集した町並みの中にあり、玄関を入り土間兼流し台。
板の間に上がるとすぐ障子があり作り付けの家具の傍らに急勾配の階段で二階の間に上がると言うシンプルな間取りの家だった。
私がマミちゃんん家に着くと板の間に出迎えたマミちゃんと二階に駆け上がる。二階が二人の遊び場だ。
時には二階の窓から出て屋根を伝い歩ける所まで冒険しに出たりもした。
二階の天井は低く、屋根裏部屋みたいな感覚。でも小さな子供には充分な高さと広さの空間だ。
『はよ、』
『待ってや~、マミ~!』
ギッシッ、ギッシッ、軋む音の階段を昇る。先頭はマミちゃん。マミちゃんん家って事もあるが、私はマミちゃんのスカートの下のパンツを覗くために、いつも二番手にいた。
階段が急勾配のハシゴみたいな造りだったので、何もしていなくてもパンツが見える。
秘密基地感覚の屋根裏部屋みたいな2階も、急勾配の階段も、子供とっては遊び場になる。
時には階段をベンチ代わりに腰かけて雑談。もちろん、私のポジションはマミちゃんより下。
『うん、うん、』なんて相槌を打ちながらチラチラ、マミちゃんのパンツを見る。マミちゃんはスケベな視線なんか気付かず、話に夢中になりながら、膝をパカパカ開いたり閉じたりする。
『ねぇ~、フミちゃん聞いてる~?』
『聞いてる、聞いてる!』
『でね~、保育園でね、ユリ組のケンちゃんがね~』
ケンちゃんの話よりマミちゃんのパンツに釘付け。たまにお漏らしの染みとか見えたり、たまにお古のパンツなのかゴムが弛く内股の付け根からオシッコの出る場所が見えそうで見えなかったり、そんな場面でドギマギしていた。
物心ついた時から一緒のマミちゃん。普段は夕食前に母が迎えに来て帰るのだが、たまに夕食をお招ばれしたり、近所の銭湯(市営の公衆浴場)に行った事もあるが、マミちゃん(他、女性全般)のオマタは見た事がありません。
何故なら内なるスケベ心は持ちつつも、天性の恥ずかしがり屋。大人に連れられて女湯に入っても恥ずかしくてうつむいてばかりなので女性器の形やワレメの存在なんて思春期になるまで知らなかった。自宅で母親とも風呂に入った事がない。
その反動なのかどうかは知らないが、同世代で馴染みのマミちゃんのパンツに異常な興味を持っていた。
階段を登り終えても部屋の畳に座るので豪快に開いた膝、そしてパンツ。
子供らしくキャッ、キャッ、言いながら遊び・・・パンツを盗み見。そんな毎日を送っていました。
その日も、マミちゃん家に来てすぐ階段をギシギシ鳴らしながら昇る。マミちゃんが登り終え、私が階段のテッペン近くまで来るとマミちゃんが、
『あっ!、待って!、フミちゃん取ってきて!』
『何が?』見上げると左の手摺の格子にしがみついたマミちゃんが豪快にパンツを御開帳。
ガン見する私。
『下駄箱にミルクキャンディー忘れた』
私の嫌いなミルクキャンディー。キャンディー全般が好きでは無く、チョコ派の私はあからさまに嫌な顔をした。パンツとマミちゃんの顔を交互に見ながら。
『え~?』
『お願い・取ってきて(ハァト)』
『んも~う~、』と言いながらパンツを眺めてから階段を降りる。
土間の脇にある靴箱の上の袋を掴み、再び階段へ。登りながら見上げると、マミちゃんは左の手摺から正面の階段昇り口に和式トイレ式にしゃがんでいた。
もち、パンツ丸見え。
『ウヒヒヒ・・・・』咄嗟に無意識の笑い声が出た。『いや~、なぁに~?』とマミちゃん。
『ん~ん、何も』
惚けて逃げる。
『うそ!何よ~?』
『何も無いてー!』
『お~し~え~て~!』
譲らないマミちゃん。
仕方ないし、まぁいいか、と正直に
『パンツ見えちょーが』と笑いながら言うと、マミちゃんは『グフッ、』と照れ笑い。でも直ぐに表情を変え怒り出し股間を両手で押さえました。
パンツの上から大事な所をピンポイントで押さえているのでイヤラシイと言えばイヤラシイポーズだ。
『フミちゃんのエッチ!いけないんだよ!?』
『なんで~?』
『もうフミちゃんの前ではスカート穿かん!』と言い立ち上がると部屋の奥(と言っても四畳半も無い)へ行き、整理ダンスの一番下を引き出し、外行きの半ズボンを出した。
立ち上がると、やおらスカートを脱ぎ、下半身パンイチ姿。私が視線釘付けになり硬まっていると
『見ちゃダメ!エッチ!』と怒る。
セッセとズボンに穿き替えると自慢げにふんぞり反り
『これで大丈夫、上がって遊ぼ!』と笑顔に戻った。
今なら『いいのかよ!?』とツッコめるのだが、
『・・う・うん・・』とだけ返事をして二階座敷に上がると、いつも通りに遊んだ。
翌日も、その翌日も、マミちゃんは玄関で私を迎えると、一目散で階段を駆け上がり、整理ダンスから出した短パンに穿き替える。初めから短パンを穿いて私を出迎える考えは無いみたいだ。
もはやルーティン化している。私は一目散で階段を駆け上がる瞬間か、短パンに履き替える姿を追いかける時に賭けるしか無かった。
それから暫く、マミちゃんはスカートオンリーに戻り、態度もそれまでと変わらず接してくれた。子供の記憶は曖昧で薄れてるもので、数週間なのか、数月・年なのかは覚えていない。しかし、いつもの天真爛漫なパンツ豪快見せに戻ってたので、わずかな期間だったのだろう。
私は、頃合いを見て、マミちゃんに謝ろうと思った。
『ん?』ニコッ、として私を見るマミちゃん。
『この前、ごめんなさい・・・』
『何が?』
『パンツ見て起こられたこと・・・・』
あっ!、て表情になったが、直ぐに笑顔になり、
『いけないんだよ?女の子なパンツ~なんて言ったら~』子供らしい拙い言い方だが、正確には
『スケベなこと言うな』と言う意味だと伝わった。
『うん』
素直に答える私にマミちゃんが顔を近づけ小声で
『フミちゃん、女の子のパンツ見るの好き?』と耳打ち。
『・・・!』
答えられる訳が無く押し黙っていると小さく手招き。部屋の奥でカパッ、と股を拡げると肩を引っ張られ股間と股間が合体!
本物のセックスでは無く、パンツの木地越の股間と股間の密着。
訳が分からないままキョトンとしているとマミちゃんは満面の笑みで『グフフフッ・・・』と笑う。
どうやらマミちゃん両親の夜の営みを見たらしく、仲の良い者同士の印みたいに思っていたらしい。
それからは二人でパンイチで股間を重ね合うあそびが増えました。小学低学年までした記憶があります。
元々、校区が違うので、疎遠になると二人の疑似セックス遊びは終わり、数年ぶりの高校生の時、県営グランドでの高校総体の応援席の通路でスレ違い様に軽い挨拶程度が最後の接触になりました。
懐かしく、甘酸っぱい思い出です。