次の日の日曜日、父親と母親は買い物の予定が入っていて、唯を帯同させたがっていたが、唯は夏休みに入ったばかりで、ちょっとゆっくり体休めたいからお留守番したいと断っていた。俺にも質問してきて、
「ああ、唯が留守番するなら俺もそれに付き合うかな。人んちで一人で留守番も寂しいもんだろうし」
そうしてくれると安心して買い物に行けるわ~と母親は安堵の声で言った。
俺と唯は母親と父親にわからないよう、顔を見合わせて、特に唯は我してやったりの得意げな顔だった。
夕方に帰ってくるという二人を見送った後、玄関に上がった俺を背中の方から押して、
「俊さん、さあ早く、早く。俊さんの部屋に行くよ」
「そんな急かして何がしたいんだ?唯」
「ん?俊さんがしたいことと一緒だと思うよ」
「ほお・・・そんな唯はスケベなことしたいんだ」
「プッ!俊さんもスケベってことじゃん」
そんな他愛ない会話をしながら部屋に入るなり、唯は俺の後ろから抱き着いて、俺の乳首の辺りに指を這わせた。
「ねえ・・・昨日あんなにたくさんしたのに私もう変になっちゃってる・・・」
ズキンと脳にくる言葉だった。
俺は振り向きざまに唯をベッドに押し倒し、
「どうなっても知らないからな、唯。俺をこんなに挑発して。子供のすることじゃないぜ」
「また子供扱いして・・・私、同級生の子たちよりずっと大人だよ。だって・・・」
「だって何だ?」
「私、他の子が知らないこと実体験でたくさん知ってるし。他の子たちは妄想ばっかりだけど私は・・・」
そして消え入るような小さな声で
「俊さんにイカせてもらったし、私は俊さんをイカせたし。立派な女だもの・・・」
確かに中1で、こんなにエッチな体験してる女の子なんてそうたくさんいない、それはまぎれもない事実だろう。しかし・・・最後の1線は超えずにいる、その点でまだ本当の大人の女とは言えない。しかし、そんなこと唯に向かって言えば唯は剥きになって“じゃあ私のバージンを奪って”と言ってくるに違いがなかった。
そこだけは・・・そんな言葉が虚しくなるようなことを既にしてしまっていたが、俺の中の道徳の最後の砦でもあった。
俺は静かに唯にキスをして
「そうだな。確かに大人になってきた。今日もたくさんイカせる。もう許してって唯がギブアップするくらいトロトロにしてやる」
そう言うと、
「ああ・・・して。どんなことだってしても構わないから。」
大きくため息きながら悩ましい声で言いながら俺の口に舌を差し入れてきた。
夕方まで帰ってこないという両親。お誂え向きだった。俺の暴走を邪魔するものは何もなかった。
(唯の欲望を空っぽにしてやる)
そう自分に言い聞かせ、唯の洋服を脱がせにかかった。
脱がされながら唯は
「ねえ・・・この家、今日は誰もいないから、声・・・・我慢しなくてもいいよね?」
「んん?昨日は我慢してたのか?声」
するとコクンと頷いて
「大変だったんだよ。大きな声出すと俊さんがやめるって言うから、一生懸命我慢したんだから」
「その割には結構声が出てたけどな」
「・・・・イジワル。もういい!今日は我慢しないもん!いっぱい大きな声出す!」
「あはは・・・よし!じゃあ俺は大きな声出さすようたくさんエッチなことしてやる」
いきがって言った唯だったが、俺からそう言われて目がトロンとしてきた。
唯はやはりMっ気が強く、恥ずかしいことされたり、言われたりすると蕩けてしまうようだった。
「さあ・・・大人の時間だ・・・」
俺はそう宣言して、その日の夕方までに及ぶ長い性の宴をスタートさせた。
続く