取引先の社長さんに連れられて生まれて初めて六本木の【いかにも六本木】って感じのクラブに入りました。
私の様な庶民は絶対に行く気も起こらない敷居の高い(自分で勝手に決めているだけかも) 店で、私は場違い感タップリでおとなしくしていました。
すると、しばらくして遠くの席に居たノリノリのグループにいた一人の黒人女性が私をガン見………
はて? と思いながら無視していると黒人女性は立ち上がり私の方に近づいて来ます。
ヤバい、話しかけられても私は英語が話せない。いや、それどころか黒人ならフランス語かもしれない。
なんてテンパりながら思案していると黒人女性が流暢な日本語で私の名前を呼んだ。
『○○の田中(仮名)兄ちゃん?』
誰だ?てか、日本人の喋りか!?
まだ解らない私に彼女は
『××区立△△△△小学校のユリーだよ!』
私はハッ、と思い出した。何年前だろうか、彼女ユリーが小学低学年の時に当時の職場近くで会っていたのだ。
クラブに飲みに来ているってことは、もう成人か………
聞いてみると『フフフフ………』と笑った。
ん~、どうやらまだ未成年…かも……らしい。
ユリーにも私にもツレが居たので、その場は挨拶程度で別れた。
その後、社長に私はイジられまくったが、ユリーの詳細は話せなかった。
何故なら私はユリーが小学生時代に×××××なイタズラをしていたからだ。
ユリーは父が黒人、母が日本人の家庭に生まれ普通に日本の小学校に通っていた。
見慣れた日本の集団登校の景色にランドセルを背負った黒人の子は一際目立つ。
私とユリーが仲良くなるのには それほど時間はかからなかった。
ユリーはスケベな私のリクエストに全て応えてくれた。
彼女が小5の時、私は部署が替わりユリーの居る街から離れて彼女との関係も終わった。
なつかしい日々でした。