バスターミナルの待合室、憮然とした表情で、携帯を見てる女の子がいた。
待合室には俺と女の子しかいなくて、バスが来るまで時間もあるし、ちょっと声かけてみた。
『冴えない顔で携帯睨みつけて、どうしたの?』
驚きの表情をしながら答えてくれた。
『友達が~、急に彼氏と出かけるってなってさ~』
不機嫌丸出しの受け答えだった。
しかもタメ口。
ちょっと生意気な感じと思った。
『んじゃ俺と遊びにいかない?ヒマだから街に出ようって思っただけなんだ』
『え~?ナンパじゃんそれって』
とこりゃ無理かな?そもそも期待もしてないからいいかと思った。
『あ~、でもやることないからいっか~。うん、遊ぼ~』
自己紹介を軽くして、女の子の名前は祐希といった。
バスがくる時間が近づくにつれ、人が集まり始めた。
バスに乗り、街中に到着、祐希はまず最初に。
『お腹すいた~。朝食べてないから。ご馳走してくれんでしょ?』
さっそくたかられたが誘ったのは俺。
なに食べたいか聞いたら、なんとハンバーグ専門のいいレストラン。
誘って失敗したな~と心で思った。
食事後、次どこ行こうかとなると、祐希は迷っていた。
『友達とはどこ行く予定だった?』
と聞いたが
『特にどことは決めてなかったよ。』
ちょっとブラブラと歩いていた。
『さみ~な~。どこか暖かいとこ入ろ~。』
と祐希が言う。
くそ生意気なと思い、もうどうでもいいやと思い、
『んじゃホテルにでも入るかよ。』
とちょっとヤケ気味に言い放つ。
『もしかして最初っからそれ目的なん?』
と言われた。
『普通ナンパってそうじゃね?』
『だよね~やっぱ』
どうすんのかな?と様子をうかがっていた。
『さみ~し、やることないから、ま、いいよ?いこいこ、この近くにあるの?』
あら?予想外。
駅前のラブホにイン。
出会ってまだ二時間と時間はたってない。
食事中に彼氏はいると聞いていた祐希。
『いいのかよ?』
『ダメなら来ないって!高いお昼ご馳走になったし、公司(呼び捨て)いい人だからいいって』
スベスベの肌にプリプリの胸とお尻、まだ使用回数が少ないオマンコ。
夕方まで三回した。
ゴム付き条件だったが(当たり前か)
帰りのバスの中、メアド交換。
バスターミナルで別れるとき
『楽しかった。彼氏より公司のほうがいいな。彼氏と別れちゃお。また連絡するね』
俺と年は四つしか違わない祐希。
それでも(今の子は)と思ってしまう。