機械のカーテンを開くと、意外に広い撮影スペースだったのに驚いた。
ヘェ、今時はこんな風なんだ。
言葉にだし、傍らの娘の顔を見遣ると、頬を紅潮させ、目を輝かせながら
ニコッ
と微笑んだ。
じゃぁ、イッパイ撮ろうか!?
と言うと
ハイ!
と明るくにこやかに返事。
小心に震える手元を隠しながら、小銭を投入する。
派手な機械音に続いて手順がアナウンスされると、私は画面を確認しながら写り込まない位置にずれた。
もうこうなったら、このカワイイ娘の一人舞台を楽しもう。
そう覚悟したその時、娘は画面に写り込む自身を見ながら、ワンピースの裾を持ち上げた。
シャッター音がする
次は?
とアナウンス
今より更に高く裾を持ち上げる。
再びシャッター音
次は?
裾を高く持ち上げたまま、脚を開く。
喉を鳴らしながら、その透き通った腹部の色と、赤く赤く染まってきた幼い、けれど美しい性器に見とれる。
何度かポーズを撮り終えると、終了のアナウンスが流れた。
すると娘は閉ざしていたカーテンから首だけ外に出し、辺りを見回したのだろう、中に戻って私に
もう少し良いですか?
と聞いてきた。
吐き出されて来たプリントに気を取られて居た私は
ぁあぁ!いぃ、良いよ。と2つも3つもトーンの高い声。
再び小銭を投入すると、
ありがとうございます。
と、可愛らしく小さく頭をさげた。
さっきと同じ様に写らない位置に移動し、娘を見る。
なんだろう、画面を見返りながら後ろ向きになる。
アナウンスが流れると…
さっきと同じ様にワンピースの裾を持ち上げた。
但し今度は後ろ向き。
目に飛び込んで来たのは細く長くスラリとした脚と、桃色に染まるお尻!
シャッター音がするとまた一段と高く裾を持ち上げて見返る。
仕草の度に、ツルリとした張りの良い、小さい綺麗なヒップが揺れる。
熟した成人の尻は、なんでも許す様な優しさがある。
が!
この目の前にあるヒップ(そう、尻、では無くヒップ!笑)には、清廉さと気高さと、何もかも弾く様な張りが混在している。
目眩を感じながら、見とれていると、
最後だよ
とアナウンスが流れた。
すると娘は、持ち上げた裾を捲りあげ両脇に挟み込み、見返ったまま…
脚を少し開き、尻を突き出して、両の手でそれぞれの尻肉を持ち上げた!
AVのグラビアかぁ?!
そう思った途端、仕切られた中に漂っていた「あの」なんとも言えない美臭が鼻を刺激した。
シャッター音のあとワンピースを元に戻すと娘は私を潤んだ目で見上げながら、
あの、最後にもう一回だけ良いですか?
と聞いて来た。
もうもう何度でも何回でも!
喜んで~!
良いよ。
と答えたが、財布の小銭が切れたので、両替してこよう、と言うと、順番取られるのがイヤです(機械の廻りに人の気配は無いのだけど…)
と言うので一人両替機に向った。
公園の一件からなんとは無いメールが暫く続いていたある日曜の午前中。
見慣れて来たアドのメールが入った。
オッサン~!
今日マンガ喫茶連れて行って!
カワイイ絵文字と共にけたたましい文面。
些かウンザリしながらも、口元はだらしない私。(笑)
しかし子供が居なくても所帯持ちとして、今の今で外出は無理。
ましてや傍らでは妻が季節替わりの衣類や特売品のチラシをチェックしながら買い物コースを考え中。
今日は無理
また今度。
そう返信すると、
そう、じゃもう良い
と素っ気無いレスが来た。
携帯の画面を見ながら、しまった!これで終わるか!との考えと、まぁ良いさ、若い(幼い、だろう笑)メル友を失っただけだ、と言い訊かせる自分がいた。
それから一週間も過ぎ、途切れたメールに段々と後悔と情けなさを感じていた平日。
オッサン~!
今日忙しい?
と思いがけずメールが入った。
曰く、学校行事の振替で休み、親友と遊びながら色々話そうと約束し待合わせ家を出たが弟が熱を出してキャンセルされた、自分も今更家に帰っても妹弟の世話を任されるだけなんでつまらない。
だからオッサン、ヒマならゲームと昼御飯付き合って。
以上。
受け取った私は、頭の中で悪魔と、より極悪な悪魔とが甘言を囁き合うのを聴きながら仕事を放り投げてメールにあった施設へとハンドルを向けた。
果して、待合わせたゲームコーナーの入口に立って居た娘は私を見つけ、顔を見ると、深々と頭をさげて、それから
ありがとうございます。無理言ってゴメンなさい。
でも嬉しいです!
あそこ、人少ないからあそこでゲームしましょう!?
そう一気に捲し立て私の腕をとりメダルゲーム機へと引張り出した。
確かに平日の開店間もない時間、人も疎らで、僅かながら親子連れも居たが自分達に気をやる人は居なかった。
ゲーム機のシートに座ると、娘は意味あり気な目付で私を見遣り、
さっき、会う前に、トイレで脱いで来たんです。
と小さく呟き悪戯な目で見つめ、私に向ってゆっくり脚を広げた。
急いで両替を済ませ、プリクラ機へと戻る。
場内は相変わらず閑散としていて、プリクラの廻りにも人の気配は無かった。
少しホッ、として仕切りのカーテンをくぐり中に入ると…
声が出ない。
待たせた?の一言もでない。
唯唯息を飲んだ。
娘はワンピースを脱ぎ、サンダルとソックス以外何も身に着けずに立っていた。
白く、しかし紅色掛った若い裸体
手にしていた小銭を落すかと思ったその時
娘が正面から抱き着いて来た。
こりゃ白日夢どころじゃねぇ!
頭の中で悪魔と極悪な悪魔が神輿を担いで御祭りしだしてるぞ!
急速に頭に血が昇るのを感じていると…
罰なんです…
と、消入る様に娘が呟いた。
何?
と聞返すと、娘は
罰なんです。
こんなエロい事して、悪い子だから、ダメだから、罰として恥ずかしい格好して待ってたんです。
と、咄々と呟いた。
メールの中に在った
「良い子ね、偉いね、賢いね…」
のセリフを思い出す
…乖離している相反する行為…
血は昇ったままだったが、努めて冷静に
そう、悪い子だね、でも頑張ったね。
と答え、抱き着いている可憐な裸体を両手で抱いた。
すると娘の両手に更に力が入り、僅かに震えながら、尚更強く抱き着いて来た。
私は
安心しな。
オッサンが一緒に居る時は、どんなにエロくても絶対目を離さないで、罰ゲームに付き合ってあげるから。
と囁いた。
我ながらトンデモ無い論点のすり替え(笑)。
本当ですか?
そう言うと身体を離し
ありがとうございます!
と又頭をさげた。
が私はと言うと
首元は興奮からか、紅潮している。
胸元は、色白のため、薄く血管が浮き出て、
下半身は小さく綺麗な突起が桃色に染まっている
そんな姿しか目に入らない。
じゃあプリクラ罰ゲームの最後な!
私からそう言い、機械に小銭を投入する。
ハイ!
と明るい元気な返事が返る。
今度は私も画面に入った。
傍らに全裸の美しい娘。
悪戯心が又頭をもたげる。
抱っこしよう!
そう娘に告げると、躊躇無く
ハイ!
と返事があった。
私は娘の後ろに廻り、その張りのある若く可憐な裸体を抱き抱えた。
娘は小さく
あ、あ!
と狼狽した声を洩らした。
しかしもう遅かった。
画面には幼児が親に放尿を質されるかの様に、太ももを深く抱えられ広げられた股間の性器が、ハッキリと写し出されている。
画面を見ながら娘は再び、
あ、あ、あ…
と小さく嗚咽を洩らす。
M字、って言うんだよ。エロいでしょ?
声色を低くして娘に告げると、さっきより少しだけ大きな声で
あ!
と吐き出し、そして全身を弛緩させた。
もう頭に入らず、聞き取れて無かった機械のアナウンスが最後のカットを告げ、互いに我に返った。
最後だって。
私が言うと、
ハイ!
と娘が答え、
そして同じ格好のまま
抱えてる私の頬に口を寄せた時
シャッター音が聞こえた。