いかにも怪しいショップの前に数人がウロウロとしていた。
最近、できたばかりの店らしくて
造りは割と新しく、レストランみたいな感じがするゲームセンターだった。
ゲームだけでは無く、お酒や食事もできるらしい。店に入る訳では無くて、どんな感じか様子を見ようと来てはみたものの若い女の子がたくさん入って行くようなので、成り行きで店に入ってしまいました。
オープンカフェみたいで各テーブル事にパラソルがささって居て奥はビリヤード台とダーツが何台かあった。
カウンターで直接にお金を払い商品を受け取る
システムだった。ほとんどの客が若い子で10代から最年長で30代に見える。
しかし、ほとんどがカップルで残りはナンパ待ちの女の子がイケメンを物色して居るみたいだ。
ゲームコーナーはガラスで仕切られて居て、防音になっている為に意外と静かで驚いた。
カウンターでおとなしくジュースを飲んで居る少女を見かけたが、髪の色は赤紫で近寄り難い。
身体は、本当に華奢でクビレは折れてしまいそうな程に細い。
身長は、140cm位で胸は70cm位でほとんど膨らみは無く外見では小学生にしか見えない。
恐る恐る彼女に近づいて、そっと声をかけてみる。「誰かと待ち合わせしてるの?
暇なら少しだけ話をしない?」
と声をかけた。
「別に、誰とも待ち合わせして居ないし、私も暇だから話をしても構わないよ。」
と少女は言った。「この店は最近できたみたいだけど、良く来たりするのかな?」
「そうね、開店してから2ヵ月だけど、ほとんど毎日のように来て居るよ。」
と言った。
「それなら、結構詳しいね。
友達と一緒に来たりしないの?」と言うと少女は暗い雰囲気で言った。
「私、いくつに見えるのかな?
友達が毎日のように来れる年齢じゃないよ。」
と言いにくそうだった。
「これでも、私は 12歳だよ。
髪の色を染めて年齢をごまかして居るから、普通は分からないよ。親も身寄りも居ない、施設で育てられたからね…」と言うと少女は涙を浮かべた。
「ここに毎日のように来たら、お金がかかって大変じゃないの?
お金はどうやって稼いでるの?」と聞いてみた。
ポケットからハンカチを出して渡してあげると
化粧が落ちないように、優しく瞳を拭った。
「それは、酔った客を相手にお口で処理してお金を貰ってるよ。
知ってる人なら誰でも声をかけて来るから、トイレで抜いてあげてるよ。」
と言う。