少女との体験

俺と恵美子の出会いは俺の住んでるアパートの前 一人暮らしで彼女も居ない俺は 仕事が休みの日は何もする事がなく 精々パチンコ屋に行くくらい

その日も昼近くに起きて 朝昼一緒のカップラーメンを食べて パチンコ屋にと外へ出で自転車に乗り アパートの自転車置場から狭い路地に出た所 若い兄ちゃんが原チャで突っ込んできやがって
危うくぶつかる所だった 危なねーなこの野郎と振り返ったけど見向きもせずに 行きやがった ったくーと一人 文句を言って 自転車を漕ぎ出すと キッキッードスン キャーとの声 振り返ると女の子が倒れてる あの野郎と咄嗟にＵターンして原チャの兄ちゃんの所に向かうと ビィーんと逃げやがった
倒れた女の子の横を全力ですり抜け 追っ掛けたけど 自転車と原チャじゃ追いつける事もなく見逃したが
しっかりとナンバーは覚えておいた
すぐに女の子の所に戻り 大丈夫かと聞くと
痛いー と泣くだけ 見てびっくり 足のふくはぎ全体にもの凄い擦り傷 これは大変と携帯で110 救急車も手配してもらい待つ事に
近所の人もぞろぞろと出で来て なんか俺が犯人みたいに
俺じゃないと必死に説明し女の子に確認しても泣いてるばかりで参ったよ
やっと救急車が到着し事情を説明して原チャのナンバーも教え パチンコ屋に向かおうとすると ちょっと待ってとの事 ひき逃げだったら警察が来るから目撃者として残れと
関わらなければよかったと その時は後悔したしだい 警察が来ていろいろと説明して じゃあと行こうとすると 住所 氏名 年齢
職業と書かされ 応募ハガキじゃねーっつうの まだあれやこれや聞かれて やっと解放
その日はパチンコの気分じゃなくなり 帰ってふて寝

3日後あたりか 夜の訪問者 ピンポーン
出るとこの前の女の子と母親らしきおばさんが 女の子がこの前はありがとうございましたとペコリ おばさんも恵美子の母です
先日は大変お世話になったようで ローリーさんのお陰で犯人も捕まったみたいでと
手土産も持って来て深々と頭を下げて帰って行った
その時はなんでもなく普通にって言うか そういうの苦手な俺は逆に 仏頂面だったと思う
恵美子が俺の部屋に一人で来る前までは…