あれから2週間が過ぎた。当たり前だが、彼女からの連絡はなかった。
僕は彼女との別れ際に、自分のフルネームと携帯番号を書いたメモを渡したので、可能性としては、彼女からではなく、警察からかかって来ることも考えられたが、何故かそういう不安は全く頭に浮かばなかった。
彼女との夢のようなひと時の事は、いい思い出として胸の奥にしまっておこうと思っていたのだが、時間が経っても彼女の事が、一向に頭から離れない。仕事で忙しくしている時でも、ふと気がつくと、彼女の事を考えてぼーっとしてしまっている。
恋わずらい?
まさかね。
僕は自嘲した。
いくら処女を貰ったと言っても、冴えない中年独身男の僕が、あんなセレブの美少女、それも10才か11才の娘を、本気で恋慕したところでどうにもなるまい。やはり、早く忘れた方がいいだろう。そう思っても忘れられない。そんな堂々巡りを繰り返していた時、突然携帯が鳴った。
ディスプレイを見ると、「公衆電話」表示されている。
まさか…
僕は胸の鼓動の高鳴りを抑えながら、電話に出た。
「もしもし」
「…あの、あゆみです。あ、名前を言っても分からないか。あの…劇場で会った…」
紛れもない。あの時の彼女の声だった。
「…もう、あれっきりだと思ってた」
「あたしも…そうするつもりだった」
彼女はそう言うと、言葉を切った。僕は黙って、彼女の次の言葉を待った。
「…あれから、普通の小学生に戻って、もうずっと、普通にしてようと思った。でも、どうしても忘れられなくて…」
「僕も、君のことがどうしても忘れられずにいた」
「…あたしを、さらいに来て」
そんな事ができたら、どんなにいいだろう。でも、実際にそれをやったら、あっという間に警察に捕まり、刑務所に行く羽目になるだろう。そんな破滅の道に歩み出す勇気は、僕にはなかった。
「今すぐにでもさらいに行きたいけど、それじゃ誘拐になっちゃうよ。お巡りさんに捕まっちゃう。」
「そっか。そうだよね。ごめんね。」
彼女はまた言葉を切った。
しばらく沈黙が続いた後、
「…じゃ」
と彼女が電話を切ろうとしたので、僕は慌てて
「あの、誘拐とかじゃなくて、もう一度会えないかな?普通に。」と言った。
「少し考えてみる。 また電話するね」
そう言うと、彼女は電話を切った。
2日後、昼過ぎにまた携帯が鳴った。表示は、見知らぬ都内の固定電話の番号からだった。
電話に出てみると、彼女からだった。
「今日は家からなの?大丈夫?」
「うん。今日はパパもママもお仕事で遅くなるから。」
「そうか。ならゆっくりお話できるね。」
「来週から夏休みだから、朝、図書館で勉強してくるって言って家を出れば、夕方まで帰らなくてもだいじょうぶ。」
僕は、胸の鼓動が急に激しく打ち始め、苦しいくらいになった。
「あいにきてくれる?」
「行くよ!必ず行く!」
僕の住む田舎の町から、都内の彼女の町まで車で高速を使っても2時間ちょっと。安月給の僕にはとってはガソリン代も高速料金もバカにならない。でももう一度彼女と会うためなら、いくら掛かっても惜しいとは思わなかった。
携帯を持たないJSとの待ち合わせなので、場所は慎重に選ばなければならない。
思案した結果、彼女には本当に、図書館に行っててもらうことにした。 図書館という限られた空間なら、お互いに探しやすいし、たとえどちらかが待ち合わせ時間に遅れても、本を読んでいるフリをすればいくらでも待つ事ができる。
翌週の休み明け、僕は仮病を使って仕事を休み、待ち合わせ時間に間に合うように、早起きして家を出た。
図書館に到着し、建物の中に入ると、夏休み中とあって、小中学生でごった返していたが、僕は、館内に彼女が居さえすれば、すぐにでも見つけ出す自信があった。
館内を見回すと、奥の書架の横にある読書席で、彼女は本を読みながら僕が来るのを待っていた。
僕が近づいていくと、彼女は本から目を上げて、僕に向かってニッコリと微笑んだ。
僕は、その笑顔を見て、ドキッとしてしまった。
『こんなに可愛い娘だったんだ…』
そういえば前回会った時、僕は彼女の笑顔を見ることができなかった。
僕は彼女の向かいの席にすわり、両手をテーブルの上に置いて、彼女を見つめ
「やっと会えたね」
と言った。
彼女は、
「あいにきてくれた」と言いながら、僕の手に自分の両手を添えて、少しはにかむように笑った。
このままもう少し見つめ合っていたい気もしたが、ここは彼女の家の近く。万一知り合いにでも見られたら面倒な事になるので、早々に外に連れ出し、車に乗ってもらった。
駐車場から車を出し、適当に走らせながら、僕は彼女に
「さて、まずはどこへ行きましょうか?お嬢さん?」
と、おどけた感じで聞いた。
「ラブホ…」
僕はギョッとした。
この日僕は、彼女の体だけが目的で来た訳ではなかった。いい歳をして純愛を気取っても仕方ないことは分かっているが、それでも、とにかくもう一度会いたかった。再会できたら、普通の恋人同士みたいにデートスポットを回って、その後食事でも… なんて考えていたのだ。
「…それでいいの? 遊園地とか、映画とか、考えてたんだけど」そう言うと彼女は嬉しそうに微笑み、
「そういうデートっぽいのもいいね。でも今日はラブホがいい」
僕には、何となく彼女の考えている事が分かる気がした。僕との『2回目』を急ぐ理由が。
思えば彼女の初体験は悲惨なものだった。同意の上とはいえ、行きずりの中年男と、トイレの中で、しかも自らその男の膝に跨がって。彼女はそんな『初めて』の時の記憶を、早く修正したかったのだろう。 ちゃんとした場所で、ちゃんと好きになった相手と。
僕はカーナビで、一番近いリゾートホテルを探し、そこに電話して部屋を取ってもらった。
予約の時に聞いた宿泊料は、一瞬クラッと来るほど高額だったが、彼女の初体験をちゃんとやり直してあげるためなら少しも惜しいとは思わなかった。
「ふつうのラブホとかでいいのに」
「そんな所に小学生と行ったら、通報されちゃうよ。それに君は、いいところのお嬢さんなんだから、そんな下品な所には連れて行けない。」
「あたしべつにセレブとかじゃないよ。ふつうのうちの子だよ。」彼女はそう言ったが、リゾートホテルに向かいながら聞いてみると、彼女の父親は、某一流企業の部長で、住んでいる家は、都内でも有名な高級住宅地の一戸建て。通っている学校は、僕でも聞いたことがある位有名なお嬢様学校の付属小学校。やはり僕なんかとは住む世界が違うセレブのお嬢様だった。
ホテルにチェックインし、部屋に入ると、彼女は静かにベッドの横に立つと、黙ってブラウスのボタンを外し始めた。
僕はそんな彼女の両手首を掴んで下ろさせてから正面から抱きしめ、キスをした。
彼女にとってはおそらくこれがファーストキスだろう。
唇を離して見つめ合うと、彼女の瞳が少しウルウルしていた。
僕は彼女のふわふわの髪をかき上げ、左の耳とうなじを露出させると、耳の後にキスをし、そこから耳たぶ、うなじから鎖骨のあたりまで愛撫して行った。それだけで彼女は、
「んっ…んっ…」
と可愛い声を上げ始めた。
僕は首筋への愛撫を続けながら、彼女のブラウスのボタンをひとつずつゆっくりと外して行った。ブラウスを脱がせると、前回見たのとは違うデザインだが、やはりフリフリが付いたお子様ブラが現れた。
「可愛いブラだね。こういうのが好きなの?」
と聞いてみると、彼女は
「ママの趣味みたい。あたしはもっとシンプルなのが好きなんだけど」
と答えた。
ブラのホックを外し、スカートも脱がせてパンツだけになると、彼女は自分からベッドに横たわった。明るい所で裸を見られるのが恥ずかしいのか、右腕で顔を隠していたが、膨らみ始めの真っ白い胸や、ブラとおそろのパンツは隠すことはなく、黙って僕の愛撫を待っていた。
改めて彼女の裸を眺める。色白でスレンダーだが、お尻はちょっと大きめ。ウエストはくびれがはっきりしていて、大人になったらきっとナイスバディになるだろう。
僕が彼女の裸の美しさに見とれて動けずにいると、彼女が
「はずかしいからあんまりみないで」
と言ったので我に帰り、僕もベッドの上に登って愛撫を再開した。
再び首筋から胸へ。彼女の乳首は、僕に見られて興奮したためか、陥没状態から少し盛り上がり始めていた。それを左右交互に舐めて吸い出し、可愛い二つの尖んがりになった所で左右同時に親指と人差し指で潰すように摘んであげると
「んっ!ん~!」
と彼女が今にも逝ってしまいそうな声を上げた。
このまま乳首だけで逝かせてはつまらないので、一度乳首から離れ、パンツを脱がせようとすると
「ダメッ!それはイヤ!」
と彼女がこの日始めて抵抗した。
「なんで?」
「だって、明るいとこで見られるのはずかしい。」
「でも、脱がさないと舐められないよ。」
「そこはなめなくていいもん!」
「ここが一番気持ちいいんじゃないか」
「でも…」
彼女はパンツを手で押さえて、イヤイヤをするように首を振っている。その仕草が、ちょっと甘えて拗ねているように見えたので、ここは強引に行った方がいいと判断し、彼女の手首を掴んでパンツを押さえる手をどけさせ、一気に膝までずり下ろした。
「いや~!」
ベッドから起き上がり、パンツを戻そうとする彼女の肩を抱き止め、唇を奪いながら押し倒すと、パンツをつま先から抜き去った。
そのまま彼女の陰部に顔を埋め、クンニしようとしたが、彼女は足を ビッタリ閉じて抵抗するので、うまく舐められない。
僕は彼女の両膝に両手を掛け、力を込めて左右に引っ張った。
「いやっ!いやっ!」彼女は足に力を入れて開かせまいとするが、身をよじって逃げようとしたり、起き上がって僕の手を振り払おうとはしないので、本気で抵抗してないことがわかる。
彼女の膝が30センチ位開いた所で、再び顔を埋め、オ○ンコに吸い付いた。
指で広げ、中を下から上へ何度も舐め上げ、舌先を尖らせて膣口に差し入れると、愛液がとめどなく流れ出て来た。
「ん~っ!ん~っ!」
彼女の喘ぎ声が大きくなり、足の力が抜けてきたので、更に大きく開脚させ、小陰唇の上端を開いて、そのにあるはずのクリトリスを探した。
彼女のクリトリスは、完全に包皮を被ったまま、襞の陰に隠れていた。ピンクのかわいらしい突起。僕は舌先で優しくていねいに包皮を剥いてあげると、生まれたての真珠のような本体が現れた。
僕がそれを、ちょっと強めに弾くように舐め転がすと、
「ひゃあっ?」
と彼女は体を弓状に反らせて、悲鳴を上げた。
「…今の、なに?」
「クリトリスだよ。知らないの?女の子の一番感じる所でしょ?」「クリト…リス?知らない… あたしの体にそんなトコが… そこ、なめないで!なんかこわい…」
僕はそんな彼女の言葉を無視し、クリ責めを続行した。何度も舐め転がし、同時に中指を膣口に挿入し、Gスポットを刺激すると、
「いやっ!そこは… あっ!あっ!ん~!」
と彼女は叫び、両足を突っ張ると、膣が僕の指を何度も強く締め付けたかと思うと、ふっと全身の力を抜いてぐったりした。
肩で大きく息をしている彼女に、
「いったの?」
と聞くと、
「今のがいくっていうの? …すっごく気持ちよかったけど、こわかった。あの…はじめといれてもらった時より。自分の体がどうにかなっちゃうかと思った。」
彼女はそう言うと、恥ずかしそうに僕の胸に顔を埋めた。
つづく