今から27~8年前の話です。
当時流行っていた「伝言ダイヤル」にはまっていて時々援交をしていました。男性のみ課金だったのでサクラも多く最初のうちは引っかかったりもしましたが経験を積んでいくうちにサクラ、商売女、素人の判別ができるようになっていました。
現在ほど規制もきつくなく低年齢の子も結構いました。その中でも特に思い出深い女性との体験です。
今から考えると怖いのですが24歳のシングルマザーが「小さい子がいて夜は外出できないので自宅まで来てくれる人」という条件で募集していました。初対面のどんな相手かもわからない相手に自宅をいきなり教えるなんてと思いましたが、伝言ダイヤルなので実際に会話でのやり取りができるので今のように文面だけとは違い多少は相手の雰囲気は想像できるのは良い点です。
一度会うだけでもと思い美人局を恐れながらも会いました。
22時頃に彼女の指定した場所で待ち合わせ、そこまで自転車に乗ってやって来ました。
「お待たせしてすみません」
茶髪の今でいうちょっとギャル風の見た目からは想像できない程丁寧な人でした。
自転車を押しながら一緒にアパートへ。
「僕で大丈夫?怖くない?」と言うと「優しそうで安心しました」と。
途中の自動販売機でコーヒーを2本買ってくれました。
4.5畳と居間の古いアパートでした。
コーヒーを出してくれてしばらく雑談をしてその後にやる事やったのですが、その時に隣の部屋で寝ていた子供(一歳半くらい)がグズり出し「ちょっと待ってて」と言われ隣にあやしに行った。
(小さい子供がいる家庭ってこんな感じなのかな?)などと考えながら待っていると、子供を抱っこして戻ってきました。
パジャマを着た子供を全裸のママが抱っこしてるのを見るとちょっと興奮しました。
子供と一緒に3人で遊びました。私と彼女は全裸というのが滑稽ですが彼女曰く「この子、人見知りなのにこんなに懐いてる!」と喜んでくれました。しばらく遊ぶと子供は寝ついたのでまたベッドに連れて行き、そのままの流れで続きを。
彼女との距離が縮まった感じがして更に興奮度合いが高くなっていました。彼女もそう感じたからか濡れ方が尋常じゃなかった。
本当の恋人同士、いや、夫婦のような錯覚を起こしました。
ゴムを付けようとすると僕の身体を引き寄せながら首を左右に振りました。
「そのままでいいよ」
僕も病気等は一切頭に浮かぶ事無く、何故かとても愛おしく感じてそのまま挿れました。
声が出るのを必死で布団の端を噛んで堪えるすがたに更に興奮しました。
絶頂を迎えそうになり腰を抜こうとすると
「今日は大丈夫な日だから」
もう断るというのは頭に無く気絶するくらいの快感とともに中で果てました。
終わってからも身体を密着したまま色んな話をし、結局朝までに3回して最後は裸で抱き合いながら寝てしまいました。
朝6時過ぎに目覚め、平日なので当然仕事があるので準備を始めると彼女も起きて
「仕事間に合う?時間に余裕ある?」
と聞くので大丈夫と答えるとサッと朝食の支度をしてくれて一緒に食べた。
約束の金額の倍額を渡した。
彼女は断ってきたけど自分はそうしたいと思った。だから無理に受け取ってもらった。
彼女の家を出る際には子供も起きてきて、彼女はその子を抱っこしながら玄関先まで見送ってくれた。
少し歩いて角を曲がる時に振り向くと彼女は子供の手を持って一緒にバイバイと手を振っていた。
援交とはいえ、不思議な体験だった。
また彼女に会いたいと思い、その後も同じ伝言ダイヤルを何度も使ったが彼女のメッセージは見つからなかった。
自宅を訪ねるのはルール違反だと思って行く事はなかった。
その3年程後にたまたまアパートの近くを通る事があったが、既に辺り一帯取り壊され大きなマンションが建っていた。