私は、大家族の中で育ちました。
祖父母、両親と五男二女の11人家族でしたから、生活も苦しくて育ち盛りの私達の食費も大変だったと思います。
お小遣いなんか貰える訳もなく、着るものも他所からの貰い物とかお下がりが当たり前でした。
中学二年の時に私に不運が訪れました。
家族、友達にも言えない事でした。
部活の後片付けで遅くなったのと、部活の顧問の先生と部活のスケジュールを立てるので遅くなってしまったのです。
外に出たらすっかり暗くなってて、自転車通学だったので駐輪場に行きヘルメットを被り自転車に乗ると後ろタイヤがパンクしてて、仕方無いから鍵をかけて歩いて帰りました。
自転車なら明るい道路を帰ってたのですけど、歩きだと凄く時間がかかり、夕飯までに間に合わないと、ほとんどのおかずが無くなると思い近道をする事にしました。
街頭も無い森を通る抜け道でした。
自分一人だと思って歩いていたら後ろから近付いて来る足音が聞こえて少し心細かった私はほっとしてました。
足音が間近に聞こえた瞬間、口を塞がれ次にお腹に痛みを感じると息も出来ない位に何度もお腹を殴られ意識が遠退きました。
気が付くと胸ははだけてて、髭面の男の人が私の上に重なり荒い息をしていました。
意識がはっきりすると私の足の間に男の人の身体があって、次の瞬間身体に凄い痛みを感じると男の人が身体を揺らし始めると痛みが更に増して、痛みのあまりまた気を失っていました。
気が付くと男の人は居なくなってて、仰向けのまま暫くは動けないで居ました。
木々の間から綺麗な星が見えていました。
月明かりで段ボールが敷かれてる所で乱暴されたのが分かりました。
股の辺りがジンジンと痛む中でショーツを探したけと見付からなくて、スクバは離れた場所に落ちてて、乱れてた服を直して歩き始めると足を伝って流れ出す物が分かり、手で触ると赤く見えて血だと分かり、ポケットテッシュで拭っても次から次に出てきてた。
その時に頭をよぎったのは妊娠の二文字でした。
家族に心配を掛けたくなくて、家に着いた時にはいつも通りに元気で挨拶をすると、お帰りなさいっと弟たちが出迎えてくれました。
食事を勧められたけど、お腹が空いてたのに、要らない、と断ってお風呂に入りました。
よく見ると胸には赤色アザみたいなのがあって、まだ股は痛かった。
それから自分は強姦されて処女を失って、知らない男の人に汚されたと思う様になりました。