今から20年位前 まだ世の中に テレクラがそれなりにあった頃の話です
時期は8月頃で 結構暑かったと思います
休みを取って 車でぶらぶらしていると 馴染みのテレクラが
他にする事もなく 店へ
その日は鳴りが余り良くなく また平日とあって 客は私1人でした
取る事数回 みんな遠い所か冷やかしばかり
今日はハズレかと半分諦めながら 待っていると フリーダイヤルのアナウンスから 同じ市内からのコールが
「もしもし」暫くして「何歳? ちょっと時間あるけど」
「歳は? 今どこから」
「18 今○駅の側」
テレクラから見える駅でなので 店員に出てくる事を告げ 待ち合わせ場所へ車を近づけます
ん~ 確かに若そうではあるけど と思いながら ハザードを点け待っていると 向こうも気が付いたようでこちらへ近づき車へ乗り込んで来ました
「こんにちは」「…」返事がない
車を動かし ホテル街へ向かいながら 「電話よく掛けるの」等と場繋ぎ的に声を掛けるが 相変わらず口をつぐんだまま
ホテルへ車を入れ じっくり顔をみる
化粧っ気はなく ほぼ素っぴんで 口回りにうっすらと産毛の様な髭があった
これはおかしいと思い「18歳って言ってたけど 本当はいくつ?」と聞くと
「15歳 電話したらお金貰えるって 友達に聞いて」と言う
「そうか 確かにお金は貰えるかな いくら欲しいの」
「1万円 駄目なら5千円でも」
これはラッキーと思ったが 「うーん ちょっと考えさせて」と間を置き 「こんな所で お金見せると不味いから 先に部屋に行こう」と車から降り 女の子の手を引いてパネルの前へ
「好きな部屋選んで」と言うと 白い作りの部屋を選んだ
エレベーターに乗り部屋へ
少し反応が固い
ソファーに座らせ 煙草に火を点ける
「ところで名前聞いてなかったね」
少し間を置き「みさき」と答えた
緊張しているのか 言葉もなく 身体を固くしている
「緊張してるのかな? 大丈夫だよ」と言いながら 手を回しこちらへ引き寄せる
Tシャツ越しに 小刻みに震えているのがよく判った
「どうしたの? 俺が怖い?」と聞くと首を振り
「こんな所 入るの初めてだから」と小さい声で呟いた
「大丈夫だよ ちょっと汗もかいたし 先にシャワー浴びようね」とバスルームへ連れて行った
続きます