20年ほど前の話です
私には物心ついたときにはすでに両親がいなくて祖母と2人暮らしでした
生活保護を受けての生活だったと思います
小学高学年くらいからいじめの対象になっていました
貧しいことだけが原因ではなかったのかもしれませんがきっかけになったとは思います
意地悪な子に貧乏が移るから近づくなとか 言葉での暴力でした
中学生になってしばらくすると不良グループに目をつけられ
仲間に引きずりこまれました 仲間といっても私はみんなの使い走りや万引きの手引きをするといった
雑用にすぎませんでした
周りからはいつも一緒にいるのでグループの一人と思われていたのかもしれません
そんな日々が続いていたころ リーダー格の一人が私に
お金作ってこいと命令してきたのです 家には渡せるようなお金は1円もありません
それを承知で言ってきたのです 他の子が それいいねぇ 援交して作ってきなよ そんな感じで話が勝手に進み
私に成りすまして当時流行っていたテレクラに電話をかけ相手を探し出したのです
40代の男性と交渉が成立して私は待ち合わせの場所に向かうように指示されました
逆らうことを許されない私は仕方なく待ち合わせ場所に向かいました
それでも経験などない私には恐怖でしかありませんでした
待ち合わせ場所までついたとき どんな人が来るのか確かめようと陰に隠れるようにして相手の男性が来るのを待っていました
ところが約束の時間過ぎても一向に現れません
私はそのまま不良グループのいるたまり場に戻りました
そうするといきなり足蹴りされその後も数人に囲まれ殴る蹴るの暴行を受けました
これまでにも何度か気に入らないことがあれば数発殴られたりはありましたけどその日の暴行はその比ではありませんでした
殺されるかと思ったほどです
その時なんで待ち合わせ場所に行かなかった?と問われ
行ったけど誰も来なかったと言ったのですが 私が陰で隠れて見ていた時に
同じテレクラに冷やかしで電話していたそうで 待ち合わせした相手とつながり
店内から待ち合わせの場所が一望出来ていたそうで私が現れたら出ていくつもりだったようです
なので私が近くまでは行ったが待ち合わせ場所の前にいなかったことがばれていたようです
そんなことがり 全身の腫れが引いたころをみてまたテレクラに相手を探すために何度となく電話をかけていました
が 13の子相手にしようという人はなかなか見つかりません
冷やかしと思われていたのかもしれません
相手が見つからないことでその都度暴行を受けたりしていました
そんなある日 たまり場に20前くらいのガラの悪い2人の男の人がやってきました
卒業生とのことで自分たちの先輩にあたるそうです
そしてリーダー格の一人に「この二人に着いて行け」と言われました
今度舐めた真似したら今度は本当に殺すからねとも脅かされ従うしかありませんでした
2人が運転するする車に乗り込み繁華街のほうに走っていきます
私はこの二人が相手なのだと思いました
ところが高級そうなマンションの一室に連れていかれた私の前に30代の男の人が1人いました
そして私をここまで連れてきた2人はその男の人に一礼をして部屋から出ていったのです
このおじさんが私の相手なのだと確信しました
世間話など数分交わしたころに自分の意思でここに来たのではないことがわかったようで 嫌なら帰っていいんだよと言われましたが
ここで帰ったら今度は本当に殺されると思い 覚悟を決めていたことを伝えました
それがわかると私を優しく導くようにベッドに誘ました
私はされるがままに目を閉じていました 服を脱がされ胸からアソコねの愛撫
初めての感覚 くすぐったいようなそれでいて甘い吐息が勝手に出てしまうような電気が走るような感覚
その後じゃぁ 行くよの耳元でささやきながら私の中に押し込んできたのです
あまりの裂けるような激痛に歯を食いしばり耐えていました
それでも前に受けた殴る蹴るの暴行に比べたら耐えれる痛みでした
すごく長い時間に感じられた行為が終わり よかったよ の一言 涙が頬を流れていました
そしてそのおじさんが背を向けて立ち上がった時です 背中一面に如来様の彫り物があったのです
そしてここに連れてきた2人に電話をかけ 「この子は俺が面倒みるから手を出すな」とかなんとかいっていました
そして1万円札を渡され タクシーでお帰りといわれました
私はお金を受け取り その日は歩いて家に帰りました
次の日そのお金をもってリーダー格の人に渡すと それを受け取ることもなく
もぅ私たちの前に顔を出すなと言われました
どういうことなんだろう その意味がすぐには理解できませんでした
グループから解放された? もしかして昨日のおじさんの一言?
後で他のグループの子に私には手を出すなと言われたみたいと教えてもらいました
たったあの一言で私は救われたのだと思いました
そして気が向いたらおいでと言われていたので翌週私はそのマンションに出向いていきました
お礼もしなくてはと思ったからです
部屋に入る前に出かけようといわれ着いて行くと当時流行っていたファッションなどがあるお店に連れていかれ
気に入った服や靴があったら選んでおいでと言われ店内に導かれました
いつもスーパーの特価品の服しか買えなかった私には目移りしてました
1着選んでくると 5着くらい選んでおいで と言われ人生で初めての買い物をしました
そのあとも下着から小物まで持ちきれないほど買ってもらい
今度はきれいな美容院にまで連れていかれました それまで自分で髪を切っていたのでこれも初体験
最後は携帯のお店で私用にと買い与えてくれました
当時としては周りでは誰も持ってなかったので戸惑いましたが おじさんとの連絡用だと持たされたのです
その後もその人とは週に1,2回関係を持ちながら中学を卒業するころまで続いていました
私は彼のことが好きになってました
ところが彼との別れが来たのです
彼の逮捕がきっかけで消滅していまい その後彼がどこにいるのか?マンションしか知らない私はどうやって探せばいのかもわからず
今どこでどうしているのか? もう一度会いたい その気持ちで20年が過ぎてます