中学校で教師をしているのですが、
教師を煙たがるのか生徒達は私たち教師を無視しています。
別にそれならそれで…と冷めた気持ちでいたのですが、
今日、通りかかった部室から聞こえてきた生徒達の声を聞いて驚きました。
「今度、あかりをヤッちまおうぜ」
たまたま通りかかった廊下、
しかもちょうどのタイミングで聞こえてきた声。
「アイツ、胸デカイし」
などと言ってる声がドア越しに聞こえてきました。
普段は無視され、授業もろくに聞いてくれない生徒達。
その彼らが私に対して持っていた感情、
彼らのその本音を聞いてすごく怖くなりました。
「あの澄ました顔、引きつった時が楽しみだな」
そう言いながら笑い合い、
私に対しての実行計画を楽しそうに話し合っていました。
ドアの外で立ち聞きをする私の足は震え、
「アイツ、処女っぽいよな?」
などと、話題が広がっていきます。
もう私はその言葉まで聞くと、
怖くてそこに立っていられなくて逃げるように職員室へ戻り、
いつ彼らがそれを実行に移すのかと思うと、
怖くて竦んだ足をもう一度立たせることが出来ませんでした。
ずっと夢だった教師を辞めたくはないのですが、
明日から登校するのが怖くてしょうがありません…。