中2の時に告られて付き合ってた香織っていう女の子がいて、すげーかわいくて、スタイ
ルもよかったからすごくモテててた子だったんだけど、キスもしないうちに一ヵ月半でフ
ラれたのを今もよくおぼえている。あの頃は初めてフラれたのがショックで一年経っても
立ち直れなかった。そしてみんなそれぞれ別々の高校に進んだ。それにともない、香織へ
の気持ちもいつしか消えていった。そんなある日、道を歩いていると雨が振ってきた。傘
を持っていなかったのでどうしようかと思っていたら、偶然香織にあった。もう一年ぶり
くらいだった。「あれ?もしかして
〇君?久しぶりー☆」香織は前よりずっと可愛くなっていた。「びしょびしょじゃん!風邪
ひいちゃうよ!家きなよ」そして香織の家にいくことになった。家には誰もいなかった。「
シャツ脱いで、お風呂はいってきなよ。」お言葉に甘えて…。風呂から出るとシャツが乾か
してたたんであった。そのやさしさと家庭的さにまた惚れそうになった。「あたしもぬれた
からお風呂入ってくるねのぞいたら怒るからね(笑)」そう言っていってしまった。香織の
部屋にはあったかい飲み物が用意してあった。そんなけなげな行動に、香織のことを気にし
始めてしまった。しばら