数年前、生徒を妊娠させてしまい教師を辞めました。
4年足らずの教員生活でしたが、改めて学校という職場の閉鎖性の
怖さを感じました。
僕が教えていたのは 共○学園高校という女子高でしたが、赴任当初は
教員の生徒に対する性的行為について、疑問を持っていたように思いますが、
朱に交われば・・といった感じで、徐々に感覚が麻痺していました。
男性教員は、何かと理由をつけては生徒を下着姿にして指導することが多く、
テスト前の教員準備室に入っていたというだけで、担当教員たちの手でブラウス
やスカートを脱がして調べたこともありますし、
煙草を吸っていた生徒を持ち物検査といって下着姿で立たせたまま
男性教員数名で聞き取りをしたこともあります。
また職員会議で週一での生徒の下着検査(校訓が「清明・貞淑」であるため)が、
大真面目に検討されたこともあります。
教員が個々に生徒と関係していた事実も多かったのですが、私立女子高という
こともあり、学校内の認識そのものが傾いていたと言わざるを得ません。
特に、集団からはぐれた生徒に対しては、様々な理由をつけては、複数の教員の
前での性的露出を伴うような指導を何度も繰り返していたような印象があります。
僕の場合、教員の中でも若い方だったので、赴任の翌年度あたりからは、
妊娠させてしまった生徒のほかにも、常に数名の生徒と月に数回の肉体関係が
あったのですが、学校全体では常に数十名の生徒が教員との関係を持っていた
と認識しています。
同世代の男子のいない女子高の特別な事情なのかもしれませんが、
教員をやめ、もとの社会生活に戻ってみると、改めて学校の閉鎖性、また閉鎖性
を守ろうとしている学校が、怖いと思えるようになりました。