初めて投稿します。
一応「学校での体験」というこのジャンルで投稿しますが、内容としてはレイプ体験かも知れません。ただ私自身がレイプだと思っていないのでこのジャンルにしました。
長ったらしくなりますが、よろしくお願いします。
高校1年の時の経験談です。
私の学校は県内トップクラスの進学校で真面目な生徒ばかりですが、ギスギスした空気はなく明るい校風でした。
中学の時からやっていた吹奏楽を高校でも続けて、そこで同じパートになった同級生と仲良くなりました。中学時代から吹奏楽の関係で見知っていた男の子です。仮にA君とします。美人でも可愛くもない私にも人並みに恋人(=以下、ミー君)がいましたので、A君とはあくまで仲の良い友達です。
そのA君と一線を越えてしまった思い出話です。
A君とはクラスも部活で同じ楽器を隣どうしで吹いている関係ですから接する時間は長くなり、どうしたって仲はよくなります。それでも私は彼との間には線を引いているつもりでしたが、いつの間にか彼に必要以上に近づきすぎてしまったのかもしれません。
きっかけは、同じ中学出身のBちゃんでした。
A君とBちゃんは同じクラス。で、BちゃんがA君に恋をしたんです。
彼女は私に、A君との仲立ちをお願いしてきました。と言っても、代わりに想いを伝えてくれというものではなく探りを入れてほしいようでした。
A君とBちゃんはいい雰囲気だったんです。しかしなぜか2人の関係は先へ進まない。私もBちゃんも、日頃の会話から彼に恋人はいないことを知っていました。ですのであとはBちゃんが想いを伝えればいいのでは?と思っていましたが、肝心のA君の気持ちを計りかね、あとちょっとの一歩を踏み出せないでいたのだと思います。
夏休みに入ってコンクールも終わったばかりのある日。練習は午前で終わり、私はその件でA君と話をするために残っていました。音楽教室の隣に楽器庫にしている部屋があり、そのまた中に音響室と呼ばれる部屋があります。その音響室の壁に並んでもたれ掛かって話をしていました。
Bちゃんの気持ちはバレバレでした。ただA君もBちゃんのことを気に入っているのがわかりひと安心したんですが…A君は何故か歯切れのよい返事をしないばかりか、急に黙り込んでしまったんです。
「どうしたの?あの子いい子だよ」
「それはわかってる、気が合うし一緒にいたいと思う」
「私と違って可愛いよ」
「いや、そういうことじゃないんだよ…」
「迷ってるの?」
「・・・」
「他に気になる子がいるの?」
「・・・いる」
「えっ!いるの?」
これは意外でした。もっとも私だって幾ら仲がいいとは言っても彼の全てを知っているわけではないです。ですがこの答えは全く予想外で驚いてしまいました。私もどう話を続けたらよいのかわからず、2人とも黙り込んでしまったのです。が、A君がボソッと言いました。
「でもその子は無理なんだよ、彼氏がいる」
「あ、そうなんだ」
「Bは魅力的だよ、いい子と出会ったと思ってる」
「じゃあいいじゃない、その好きな子は彼氏いるんじゃ無理だし」
「いや、もう諦めてる…でもさ…」
「?」
「あまりに身近だから…顔を合わせちゃうし、日頃喋るし…」
ん?誰だ?誰かそんな子がいたかな?と思いました。
「中学の時から気になっていた」
あ、同じ中学出身の子かぁ、同じ部のCちゃんかDちゃん?でも日頃そんな様子は見えないし、あの子達に彼氏いたっけ?他に誰かいたかな?他クラスの知らない子かな?誰かな?
…と思いを巡らせていると、A君が沈黙を破りました。
「なあ、わからん?」
「え?何が?」
「俺が好きな子、ヒナ(=私)だよ」
「え…」
「中学のコンクールの時、一緒に運営の手伝いをやったじゃん?」
「ああ、うん」
「あの頃からいい子だなって思ってたんだ」
「そう…」
「でも彼氏がいると知ってさ…」
「あの彼もいい人だし…最高に似合ってると思う」
中学時代はミー君と同じ部だったので、A君も彼をある程度は知っています。
「失恋どころか不戦敗だわ」
そう言ってフッ、と笑うA君。
「だから諦めた」
「でも高校で思いがけず再会しちゃって、しかも急に身近になっただろ…」
彼は入学して以来そんな素振りは見せなかった。私が鈍いだけかも知れないけど。
また沈黙。
何か言おうと思うけど、何を言っていいのかわからない。
A君がまた、急に口を開きました。
「わかんねぇ…Bのことは気に入ってるし、たぶん好きだ…でも…」
「諦めたはずなんだけどな…」
私は依然、かける言葉を探せないでいた。
私は咄嗟に
「ごめん…ごめんね…」
「ほら、そういうの…ヒナが謝ることじゃないだろ…」
またも、沈黙。
そして状況は急変した。
並んで右に立っていたA君が急に私の前に出で立ち、向き合った。そして両腕でガシッと、私の両上腕を掴んだ。眼に迫力があった。彼は本当に真剣な時、この眼になる。
「え…何?何?」
「ヒナさぁ…俺とこんな話を、こんな所でしちゃダメだよ…」
「え?」
私はA君が何を言っているのかサッパリわからず、多分キョトンとした顔をしていたと思います。
説明しますと、音響室は広さは普通教室の半分程度で、天井・壁は吸音仕様で床は厚手のカーペット敷、そして遮音ドア。そして部屋の中に入れ子構造になっている部屋なので廊下とは直接繋がっていません。窓もないので本当に密室なんです。
その上、楽器庫の鍵は部で管理しており、部員のうち女子数名が鍵を持たされて施錠当番になっていたのですが、その1人が私だったのでした。だからこの部屋を選んだのですが…。
話を戻します。
キョトンとする私にA君は困ったような表情を見せ、軽く溜め息をついて話を続けました。
「しかも多分、今この校舎には俺達しかいないぞ?」
「うん」
「そんな密室で、好きな子と2人きりで、こんな話ししてる」
「うん」
「ここ、密室だよ?」
「うん」
「ここ、音は漏れない」
「うん」
「ここに俺らがいることも誰も知らない」
「うん」
「そんな場所に、好きな人と2人きりでいる」
「うん?」
「俺も男なんだよ…理性を保てる自信がない…」
「!!!!」
鈍い私でも流石にわかった…今私は、女としてとても危ない状況なのだとやっと気が付きました。
「え…と…A君、そんなことしないよね?」
「どうかな…我慢できそうにない」
「え…ダメ、ダメだよ…」
お互い、その先の言葉が続きません。真剣な目で見つめ合っている状態。A君は既に私の両腕をガッシリ掴み、あと僅かの動きで私を抱きすくめることができる体勢。無響室特有の、耳鳴りみたいなキーンという耳鳴りみたいな音が響いて鬱陶しい。重い重い沈黙でした。
私は金縛りにあったように、全く動けなくなってしまいました。彼がどう動くかその兆候を読み取ろうと、彼をただ見つめることしかできない。この沈黙と静寂は、動いて布が擦れる音さえ立ててはいけないような緊張感でした。
そして。
「ヒナ、ごめん…」
彼は私を見つめてから顔を至近まで近づけ…キスされた。
「んっ!」
嫌だとか怖いとは思わなかった。ただ言葉では現し難い、得体の知れない違和感のようなものが凄くて鳥肌が立ったのは覚えています。
彼は腔内に舌を侵入させてきました。彼のキスは激しいもので、まるで食べられてしまうかのようなキスだった。唇をハムハムと動かし、腔内では舌が絡み合い、唾液が混ざり合っていました。
「んふっ…うぅん…」
そのうち彼の右手が、私の左胸を弄り始めた。
「ダメッ!こんなことダメだよ…」
当たり前だけど、A君はやめてくれません。
彼は再びキスをし、胸に当てられている手の動きが激しくなる。そしてキスは続けつつ、器用にも私の制服のボタンを外し始めたのです。
私は再び慌てて唇を離し、拒みました。
「ダメ…私達、友達じゃない…」
「わかってるよ、でも抑えられない」
「さっきBちゃんのこと好きって言ったじゃない…私にこんなことしちゃダメだよ」
「そうだけど…」
「それに私、他の人にこんなことされちゃいけない女なのよ?」
「わかってる、だから余計にヒナが欲しい」
私は、もうどう諭しても無理だと観念しました。頭の中は、ミー君のこと・Bちゃんのことで大混乱に陥っていましたが、その間にも彼は私の着衣を徐々に脱がせている。
ウチの制服は、形はセーラー服ながらボタンで前開きになるタイプのブラウス。ただリボンやスカーフがないせいか男子が時々「脱がせやすそう」なんて冗談を言っていました。だがそれが冗談ではなく実際脱がせやすいことを、私は経験的に知っていました。
そのとおり制服は割合簡単に前がはだけられてしまいました。次に彼の手はブラウスの下に入って背中に回され、ブラのホックを探り当ててようとしてい這いずり回っていました。ですが見つかるはずはありません。私のブラはフロントホックだから。やがて彼もそれに気付いたようです。
彼は重なっていた唇を離して私の胸へ視線を落とし、慣れない感じでホックを外しました。そしてブラウスもろとも肩から剥くように脱がせ、私の上半身を裸にしたのです。
それを彼はしげしげと見て
「ヒナ、けっこう胸が大きいんだな…」
と唸るように言った。続いて私の両胸を優しく包み、まるで形や重みを確かめるように外縁を優しく撫でた。微妙な場所の愛撫に思わず声が出てしまいます。
「ぅん…うぅん…」
彼は膝を下ろして半立ちになり、本格的に両手で両方のおっぱいを揉み始めました。
「はぁ…はぁっ…」
私は息を荒くしてしまい、立っているのがだんだん億劫な感じになってきて、壁に完全にもたれかかってしまいました。そして乳首が痛いほど勃起させていました。彼はあざとくそれを発見し、乳首を刺激し始めます。ビリビリと電流が全身に走って、思わず声を漏らしてしまいました。
「あっ!…あぅっ!」
すると彼はますますおっぱいに執着して、手指だけでなく口を使って刺激を与えてきます。吸ったり、舐めたり、舌でトントンしてきたり。
「あぁっ!はぁん…」
私、おっぱい周りがとにかく弱いんです。いつもおっぱいだけで軽くイカされてしまいます。弱いですが、同時に好きなんです。普段ミー君がおっぱいを丁寧に愛してくれるをの見ると、甘えて戯れているようで可愛いって思ってしまいます。
でも今は、相手が違う。甘えているなとは思いましたが、それでホッとするような安らかな気持ちにはなれません。それでも、快感は容赦なく襲ってきます。
「あうぅ…あっ、あっ!」
「はぁっ、あぁ…ダメ…あっ!…うっ!」
「ヒナ、ここが弱いんだ?」
「あぁっ…はぁっ!」
おっぱいが弱いとA君も察したんでしょう、その責めは執拗でした。
体は正直なもので、女としての反応が抑えられません。それに下半身はジュンジュンと音がしそうなほど濡れてパンツが冷たく感じるほどになっているのがわかりました。膝が笑ってしまい、立っていられなくなりつつありました。
そんな私の様子を察知した彼は、最早フラフラになっている私を、部屋に置かれている長椅子へ導いて体を横たえました。上張りがヒンヤリしていて鳥肌が立ちました。そしてすぐに彼は私に伸し掛かってきて、肌が露出している唇や舌を這わせてきたのです。
「あっ…あんっ…」
「はっ…うぅっ!」
「やっ!あっ…うぅんっ…」
彼が何処かに唇や手指を這わせるたびに、私はあまりに素直に反応していました。
「ヒナって、こんな声出すんだ…」
ハッとして思わず口を抑えた。
そして彼は、私の下半身に手をかけました。私は慌てて、最後の訴えをしました。
「ね、A君、これ以上はホントにダメ…お願い、ここまでにして…」
「私たち、友達よね?」
「私、A君とこんなことしちゃいけないの…これ以上はダメだよ…」
言葉だけでの抵抗とはいえ、必死でした。
でもA君は
「そう言われちゃうとさ、余計に欲しくなるんだよ」
彼の情念の激しさに、私はそれ以上何も言えなくなってしまいました。
そしてその言葉が合図だったかのように、彼自身も手早く全裸になった。
「ダメ…ダメだよぅ…」
スカートがまず脱がされ、パンツに手がかけられました。彼のなすがままでした。
「ヒナ、濡れすぎて色が変わってるぞ…こんな方までシミて…」
「違うよぅ…」
「何が違うんだ?」
何も違わない。私はここまででも充分メスとしての反応をし、それが彼の言うとおり目に見える形にもなっていたんです。女ってこういうものなのかと嫌な気分になりました。
パンツが脱がされると、彼は私の股間に割って入り挿入の体勢を整えました。太腿に彼の体温を感じます。そして早くも、彼の亀頭が私の膣口に触れているんです。
「ダメッ、それはダメッ!…お願い、やめてっ!」
「ヒナ、ごめん…やめられない…本当にごめん!」
彼の先端が、私の膣口に触れ分け入ろうとしています。
ところが彼はここでモタついたんです。
「キツいな…ヒナ、まさか処女?」
「そうじゃないけど…」
「…だよな…それにしてもキツい、押し返される…」
確かにヒットしていて、ホンの少しだけ入っているのですがツンツンするばかりで、それ以上入ってこれないようでした。
ミー君も最初の頃はそうでした。ミー君のオチンチンが大きい(あくまでエッチな動画で見るものとの比較ですが)上に、どうも私の膣が小さく狭いようなのです。ただ彼はすぐにコツを得て、どんな体位でも挿入にモタつくことはなくなりました。
彼がゆっくり入ってくる時は、息が詰まりそうになりながら気の遠くなるような気持ちよさを得られるようになっています。丁寧な時はそうなのですが、乱暴な責めをしてくれる時は勢いをつけて一気に入れてきます。まさに「ブチ込む」という感じです。
話を戻します。A君はなんとか押し入ろうとして焦ったのか、結果的にその「ブチ込む」をしてきました。
「あああっ!」
不意に襲う強い刺激に、全身を突き抜ける電流のようなものが一瞬で走り抜けます。私は反射的に体をのけ反らせて目を剥いて絶叫してしまいました。これ自体はいつもそうで恥ずかしいのですが、相手がミー君だからこそこんな痴態も見せられるのです。
でも相手はA君。しかもその瞬間、A君がニヤリとしたような表情を見せたのを私は見逃しませんでした。
「犯された」「堕とされた」
そんな言葉が頭を過り、もう手遅れですが悟られまいと慌てて両手で口を塞ぎました。
とうとう彼を受け入れてしまった…絶対に守らなければならない領域なのに…再びものすごい違和感が私の全身を覆いました。でも、もうどうにもならない。
彼は最初は慎重にゆっくりと動いていましたが、やがて私の脚を抱え込んで深めに繋がろうとしてきました。
「ヒナの中、すごい気持ちいい…」
そう言うと彼の動きは力強く徐々に激しくなりました。それはまるで彼の熱く強い情念を体に打ち込まれているようでした。必死に頑張る理性が快感に圧倒されつつありました。
「あぁっ!あっ!うっ!」
「はぁっ!あぁっ!うぅーっ!」
私はだんだんと高まってしまい、絶頂へ導かれていく。
そんな時はいつも、下半身から何かが込み上げてきて全身がゾワゾワし、おっぱいが痛いくらいにパンパンに張ってきます。そして膣は、自覚できるほど内部が勝手にウネウネ動いてますます敏感になってしまうのです。
イカされてしまう…私は焦りました。
「い、いやっ!ダメ…」
「もうやめて…ここまでにしてっ!」
「ダメっ、ダメだよぅっ…ダメぇっ!イキたくないっ!」
「俺でイッてくれるんだ…」
彼は嬉しそうな表情を浮かべ、一層力強く、いや力任せに私を突いたのです。
ダメだ、イカされてしまう…焦りました。いつもなら、ミー君に身も心も支配されているような気持ちになって、むしろ安心であり興奮であり快感なのですが、でも今は相手が違う。交わっていい相手ではないのに、女の悦びを迎えようとしているなんて。
「ほらっ、気持ちいいんだろ?イカせてやるっ!」
「いやぁ…」
「ヒナ、イッちゃえ!イケっ!」
「ダメっ、いやっ…イクッ!イッちゃうよぅっ!」
「あっ、やっ、あああっ!」
「イヤっ、いやぁーーーーーっ!!」
とうとう、イカされてしまいました。
A君はそんな私をよそに私を責め続けていた。体の内側で得体の知れないものにモゾモゾとくすぐられているような刺激が全身を覆い、もうどうしようもなくなる。理性の欠片もなく彼の責め苛みに大袈裟なほどに反応し、声を上げ、息を詰まらせ、身体を捩っていた。
「もうゆる…あっ…許して…ダメ…だよ…あぁんっ…こん…なのダメ…だよ…」
「すげぇ…ヒナってこんなにエロいんだな…夢中になっちまう…」
「イヤ…だぁ…」
その言葉通り、彼の苛みはますます激しくなり、私の反応も大きくなってしまっていました。ただでさえ私は一度達すると敏感になってしまって、我を忘れなすがままになってしまうのに…。
やがて私の中で暴れている彼の怒張がますます膨れ上がっていることを感じ取りました。
射精しそうなんだ…ミー君も射精前になると私の中でパンパンに膨れて、それが破裂するかのようにドクドクと精が吐き出され、私の中が満たされるんです。
今、A君がそれだ。そして彼は避妊していないはず…。
「お願い、中には出さないでっ!」
A君は返事しない。
「抜いて、抜いてっ!
「ダメッ、それだけはダメだよっ!」
「ヒナ、俺もイクぞ!」
「ダメッ、やめてぇっ!」
幸い、彼は私の中へ精を注ぎ込むことは思い留まってくれました。代わりにすごい量の精液が胸の辺りから口元にかけてぶち撒けられました。それは熱くて、しかし急速に冷めながらのっそりと体の上を流れました。
ホッとはしたが、嫌悪感も凄まじかった。女の体とは刺激に対してこうも機械的に絶頂を得てしまうものなのか。それとも私がそういう女なのか。私は淫乱なんじゃないかとさえ思いました。
これで終わりではありませんでした。彼は仰向けに寝ていた私を反転させて臥せさせ、ガシッと腰だけを持ち上げて、怒張をまた勢いよく一気に突き入れてきた。
「やぁんっ!」
「まだ終わらないぞ」
「あっ!ああぁっ!」
ひとしきり責められイカされた後、彼は繋がったまま私の上半身だけを起こして立膝にし激しく突いてきた。私、これに弱いんです。ミー君もいつもこれをやるんですが、この体位になると短い間隔で何度も何度もイッてしまうんです。
「それダメぇ…あぁっ!」
「イッちゃう!イッちゃうよぅ!」
「おかしくなっちゃうよぅ…ああぁっ!」
「またイッちゃう!」
「ああっ!ああぁっ!」
「もうダメ…また、またイクよぅっ!」
この半立ちバックで何度もイカされた後も、彼は飽きることなくひたすら私を責め苛みました。私は絶えない快感に支配されてしまい、彼の為すがまま。お互いの汗と、彼から浴びせられる精液でドロドロになりながら叫びに近い声を上げ続けていました。
私はいったい何度イカされ、彼は何度射精したのだろうか。彼の責めはようやく終わり、私の体は解放されました。全身を心地よい疲労感が支配し、体が重いような軽いような、とにかく起き上がることすらできなかったのです。
呆けながらも部屋の時計も見たら午後6時過ぎ。私は彼と5時間近く交わり続けていたようです。
体に、不意にヒヤッとした感覚が走りました。
「きゃっ!」
A君がウェットティッシュで私の体を拭いてくれていました。
「全部ヒナの体にかけちゃったから…」
「中には出さなかったんだね…」
「出したかったよ、でも流石にまずいだろ」
お互い服を着ながら、A君が話しかけてきました。
「ヒナ…怒ってる…よな?」
「怒ってないよ」
「でもこれ…レイプだぞ?」
「私はそうは思ってないから…」
これは本音。強引だったけど、私だってもっと強く抗って拒むこともできたし、逃げ出す隙もあった。拘束されたり脅かされたり大声をあげられたわけでもない。でも私は受け入れたんです。彼への怒りはないし、嫌いにいなっていないというのも本当。あるのは違和感と戸惑いだけでした。
「でも俺、酷いことをしたんだぞ、平気なのか?」
「平気ではないよ…でもいいの…」
「なんで怒らないんだよ?俺、最低なことをしたんだぞ?怒れよ、殴ってくれてもいい」
「あのね、友達でも恋人関係でも、どっちにしろ惹かれ合ってるんだから紙一重なんだと思う」
「友達でも、異性としての魅力が見えちゃったら…こういうことは起こり得ると思う」
「私も強く拒まなかったし…A君じゃなかったらもっと暴れたり泣き叫んで抵抗したと思う」
「でも…」
「とにかく私、怒ってないよ、ホントだよ」
「むしろ、私が悪いのかも知れない」
「優しいんだな…でもヒナに落ち度はない、俺だけが悪い」
何時間かぶりに外、と言うか廊下に出ました。校舎内はもう薄暗くなって静まり返っていた、別棟の校舎も職員室だけ電気が点いていた。
学校を出て、会話もないまま駅に着きました。乗る電車は逆方向で、ホームが違うから改札を入ったら左右に別れる。でもなぜか自然に、改札の中の線路が見下ろせる窓の所で2人並んでぼんやり線路を眺めた。停まる電車と通過していく電車を何本か見送ったころA君が口を開いた。
「あのさ…このこと、Bには…」
「うん、わかってる…言えるわけないよ」
「A君こそ誰にも話しちゃダメだよ、これは私たちの秘密だよ」
「都合のいいこと言ってごめん…」
「週明けから、またいつも通り友だちだよ?」
「いいのか?」
「言ったでしょ、怒ってないって…でもホントにただの友達でいられる?」
「自信はない」
「そうだよね…」
帰宅して、シャワーを浴びながら、あの激しい情交を思い出しました。
私はほぼ抵抗せず最初から彼の為すがまま、結果的に快感に支配されてしまった。私は誰に抱かれてもメスになってしまう淫乱な女なんじゃないかと、自己嫌悪とともに爆弾を抱えたような気分になりました。
その後の私とA君ですが。
やはりあれっきりとはならず、その後も暫くA君と肉体関係は続きました。求められるとどうしてか断れずに応じてしまい、その度に私はメスにされていました。
終わって帰り道に一人になると決まって、何故A君の欲求を断れないのかと考えるのですが結論が出ず、自責の念ばかりが湧いてきます。
彼を男として好きになってしまったのか?
友達を失いたくないだけ?
セックス自体を期待していた?
そのどれでもない。
それでふと、セックスありの親友というのもあり得るんじゃないかと思ったりしました。が、そんなのアリな訳がない、そもそも私には恋人がいると自己否定したりして、気持ちが揺れました。
結局A君との肉体関係は、頻繁ではなかったにしろ夏休み、秋、そして冬休み中まで半年近く続きましたが、あの年のクリスマス頃にA君とBちゃんは晴れて交際することになり、私との関係は終わりました。
冗長な文章を読んでいただいてありがとうございました。
私とA君の男女としての関係はそれ以後はありません。もちろん他の男性との過ちもありません。
またA君とそんな関係になってしまったことは、あの直後にお別れ覚悟でミー君に包み隠さず話しました。彼は、ただの勘として、もちろん相手も含め仔細まではわからないものの、やはり何となく察していたようです。
長くなるので仔細は書きませんが、長い付き合いは伊達ではないと思い知り、それを機にどちらかが死ぬまで共に生きると決意したんです。
私とミー君、そしてA君とBちゃんも、今は夫婦です。