細かい関係性などはアレンジしたりして書かせていただきます。
毎週二回、夜、ママさんバレーの練習に出掛ける従姉の娘を預かっている。
娘は今学期から最高学年になったが、線が細いせいかそうは見えない。
どちらかというと物静かな子供だが、妙に成熟した気配を感じさせるところもある。
そのあたりが中学年の子供とは多少違うところでもある。
離婚し娘に寂しい思いをさせていると思っている従姉は、思いの外慕っている様子の私によく娘を預けるようになった。
私もそれを察して優しく接していると思っている従姉は相当私に感謝しているようすである。安心もしきっている。
私も従姉の前では娘を猫可愛がりしている。きちんとした大人として、または保護者的に溺愛してるように振る舞っているので、それも凄く嬉しそうで、微笑ましく思っているに違いなかった。
確かにそういう気持ちもある。
守ってあげたくなる雰囲気も持っている。
だから、それは従姉にも知られていい気持ちだ。
でも、私の本心ではその娘は完全に異性であった。
あどけなさの陰に隠れた大人への目覚め…
かわいいのに時には色気を感じさせるこの娘にほとんど一目惚れしていた。
この気持ちは悟られてはならない。
今では従姉の前でハグしたりするケースもある。いかにもアメリカンな親愛の情っぽくだ。
娘もわきまえていて、そういう時はことさら無邪気な一面を見せてカモフラージュする。
従姉は私の父性を信じて疑わないから笑顔で見ている。
娘の成長を見誤っているから、娘の笑顔にも安堵する。
だがしかし、二人はとっくに共同戦線を張っていたのだった。
時には一緒に帰りを待つが、時には一緒に出掛け、練習を見たり夜の学校を探索したりする。
結香はこの学校の在校生だ。
私はこの学校の卒業生だった。
昔と違うのは、まだ建物は健在の木造校舎が使われてないだけで、大方は昔と変わらない。
山のようないびつな形のすべり台。
中が空洞になっていて、入り口がランダムに何ヵ所かあるタイプの遊具。
誰もいない校庭をブラブラしながらついでといった感じにこの中に入り、すぐに抱きあって何度も唇をあわせた。
最初はいつも舌を入れず、小鳥のようにチュッチュッするのを結香は好んだ。
やがては唇から顔全体に。
首筋から体全体の愛撫に移行するが、ここではそこまでしない。
でも、下着は脱がせた。
ラフなニットのワンピースを着ている結香はそれを剥ぎ取れば裸である。
そのまま外に出て散策しながら校舎の奥まった暗がりに赴いた。
手をつないで。
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