アウトドア部という登山や釣り、
キャンプをする部活に入ってます。
毎年夏休み直前の土日(運動部の練習がない日)に
テントの張り方やコッヘルでの調理、
ロープワークなどの練習で校庭でキャンプをします。
何も問題なく終り、寝静まった夜中に
どこかのテントのドアファスナーが開く音で
目が覚めました。
くらーい
こわーい
う~
という声がしたので出てみると
1年のA子が半泣きで立ってました。
トイレに行きたかったが
あまりの暗さに怖くなったらしい。
女子は2名でテントを使っているので
一緒にいるはずのB子のことを聞いたら
起こそうとしたけど起きなかったらしい。
しょうがないので 起きたついでに
僕がトイレまでついていくことにしました。
セキュリティ上、校舎には入れないので
グラウンド奥にあるトイレへ向かいましたが
たしかにこれは怖い。
真っ暗で人気のない学校は不気味過ぎです。
それでも目が慣れてくると
月明かり、星明かりで目が見えてきて空を仰ぐと
星空もなかなか綺麗でした。
A子にはそんな余裕がないらしく
トイレまでずっと僕にしがみついていました。
A子がトイレに入ったあと、
僕もついでに用をたしておこうかと
男子トイレへ入り、小便をしようかというその時に
懐中電灯で照らされました。
ビビッてうおぅってのけぞったらA子でした。
マジで心臓に悪い。
A子は怖いから一人で無理!といい
小便器1、個室1しかな狭いトイレに入ってきました。
※照明はありません
僕はチンコ丸出しのままでしたが
A子にも見えているのだろうけども
それどころじゃなさそうでした。
仕方がないので懐中電灯をランタンモードにて
個室へ置き、外で待っているからというと
中で待っててほしい、耳もふさいでいて、
と言われました。
A子が個室に入ってしばらくすると
先輩いますかー?という声がかすかに聞こえた。
耳をふさげって言われたのでスルーしていたら
泣きそうな声で
せんぱいぃぃぃ いないのー ときたので
いるよー。と返事。
すぐに返事してくださいー とまた泣きそうな声。
少しして個室からA子が出てきて
耳をふさいでいる僕を見て。
先輩なにしてるんですか?と。
もう置いていってやろうかと思いましたが
部内でもマスコット的なA子を泣かすと
あとあと面倒なので適当に流しました。
戻る時も必死にしがみついてくる。
身長差があるので非常に歩きずらい。
んーこの子にはキャンプ活動の方は難しいかな
一応先輩や部長に報告した方がいいかな
などと考えながら戻りました。
A子がここまで怖がりだとは知らなかったので
寝られなくならないように、と行動食として
ストックしているスポーツようかんをあげることに
しました。
これを食べて、落ち着て寝てもらおう、
という考えでしたが、テント外でも一人は怖いらしく
中に入ってきました。
※部の規則としてはNG
テント内でようかんを食べ、
いろいろ安心して落ち着いた様子のA子。
もう大丈夫かな、というところで
僕は横になり、じゃあおやすみ、と言ったら
A子も視線を合わせるためか横になり、
先輩いろいろありがとうございました!
とお礼を言ったかと思えば即寝落ちしやがった。
ちょっと夕飯に呼ばれたので
続きはレスに書きます。