そんなにHな体験という訳でなく、痛すぎるファースト?キスの思い出です。
少し説明が長くなります
僕が小6の頃、よく遊んでいた仲良しグループがあった。
小6ともなるとヒエラルキーができていて、頭のいい子、運動のできる子、
かっこいい&かわいい子などのグループは上位グループ。それ以外の地味系は下位グループみたいに自然に分かれていた。
僕のグループは上位グループ。けど僕自身は勉強も運動も顔もイマイチで地味系。
なぜ上位グループに入っていたかというと、リーダー格の圭介と昔から仲が良かったからだ。
でもグループ内でのポジションは“いじられキャラ”でパシリとか、男女問わずメンバーから軽く扱われる役だった。
モヤモヤしたけどこのグループにいるおかげでイジメっ子のターゲットにならないだけマシと我慢していた。
そして小6の冬
僕には密かに好きな子がいた。
それはマキちゃんという子。男子に混じってサッカーをするような活発な子だった。
夏は真っ黒に日焼けしているし、ショートカットで顔はビーチバレーの浅尾美和っぽい愛嬌のある顔だった。
そんなマキちゃんを好きな男子は多く、学年で1、2を争う人気で、一緒にサッカーをしていた男子はほとんど好きだったらしい。
僕はマキちゃんとクラスが違うし、あまり話したことはなかった。
そんな中、圭介がマキちゃんに告白した。答えはOKで二人は付き合うようになった。
圭介は頭も運動も顔もいいというほぼ完璧な奴だった。
僕とは正反対だし、この時は「さすが圭介だな」という感じで、
僕が絶対に手に入れられないものを簡単に手に入れる奴、ということで憧れみたいな感情だった。
そして運命の2月になった。
続く