ずいぶん長い教員生活になりました。
わたしが三十路に差し掛かる頃、一人だけ生徒と関係を持ちました。
といっても、私は生徒に人気のある教師ではなく、今でも思い出すと本当に自分の体験だったのかと思ったりするのですが…
水泳部の子でした。
うちの学校は文化部にも属さないといけなかったので、私が顧問をする文芸部にも席をおいていた。
彼が文芸部に入ったのは部員が少なく活動がぬるかったからだろう。
それをいいことに部室をサボりによく利用していて、私も黙認し鍵をかしたりしていた。
なぜ黙認していたかというと、彼はそこでオナニーをしているのに気づいたからです。
いくらティッシュの残骸を処理しても、あの精液の香りだけは…笑
それに、そこの部室は私にとっても性地でありまして、バイブを持ち込んでまでオナニーに耽ったりする場所でした。
十代の青い性が放たれた後に、同じ場所でするオナニーの快楽ときたら…時間を忘れるほどでした。
男性経験が一回しかなく、そのわりには性欲が強かった私は当たり前のようにオナニストで、生理の日以外はほぼ毎日してましたが、生徒と関係を持つとかはあくまで妄想の範囲。
それが職を失ってでも抱かれたいと思ったのが彼だったんです。