もう30年以上も前の事ですが、
中学2年の10月、学校行事の文化祭の準備で、クラス全員が遅くまで準備に
追われていた時のことです。
夕方の5時にチャイムが鳴ってみんなが帰る中で、私たちのグループ男子2
人、女子2人だけが取り残されてしまいました。
話しに夢中になってしまい、手が動いてなかったので遅れてしまったのです。
取り残されても、話しは続けながらでした。
4人になって、話しの話題が性の方向に進んで、切り出し話しは、私たち女子
が、小学5年で見たビデオの話しでした。
赤ちゃんが出来るのは男の人の精子と、女の人の卵子が受精してだとか、生理
の話しを教えてあげました。
M君「M(私苗字)は生理あるんだろ?」
私 「あるよ」
M君「N子(もう一人の女子)は?」
N子「あるに決まってるでしょ」
N子「〇ちゃんはまだみたいだよ」
私 「そうなの?〇組の〇ちゃんもないよね」
M君「Mはいつから?」
私 「小6」
M君「N子は?」
N子「私は小4」
M君「早」
私 「ほんとだねー」
N子「〇ちゃんが今生理だよ」
私 「あ、知ってる」
M君「そうなの?」
私 「だめよ、そっとしておいてね」
M君「K(もう一人の男子苗字)なにか言えよ」
K君「ちょっと苦手だから」
K君「準備しないのだったら帰りたいけど」
M君「どうする?」
N子「いいよ、終わりにしよ。どうせはかどらないし」
M君「じゃあ、明日もう一回」
K君が帰っても、話しは続けました。
こういう話って、盛り上がりますよね。
私 「M君、ちょっと聞きたいんだけど」
M君「男の人ってさ、オナニーするでしょ」
M君「急に、まあ、するけど」
私 「止められなくなるって本当?」
M君「そんな、毎日なんかやってないよ」
私 「気持ちいいんでしょ?」
M君「気持ちいいよ」
M君「女子もするんだろ?」
私 「えー、しないよ」
M君「小学校の時見たよ、机の角にアソコを押し当ててるの」
私 「そんなの偶然じゃないの?」
М君「違う、偶然じゃないよ」
М君「N子知ってるだろ?〇(苗字)、休憩時間いつもやってたよな」
私 「〇組の〇さん?」
М君「そう、〇。な、N子」
N子「女子の間でもウワサになった」
М君「N子は?したことある?」
N子「ないよー。」
ここで、私は、親(父親です。母親は小2の時に交通事故で他界しました)に
も、主人にも言っていない秘密を打ち明けました。
私 「ね、セックスしたいと思う?」
N子「まだ早いよ」
М君「まだ中学生だから早いんじゃないの」
М君「なんで急に?」
私 「私ね、小5の時に無理やりされてるんだ」
私 「小学校の帰り道にね、知らないおじさんにオートバイに乗せられて、
そのまま家に連れて行かれた」
私 「それで、ランドセル取られて、スカートもパンツも脱がされて」
私 「終わったら、またオートバイに乗せられて、乗った場所に戻って降ろさ
れた」
М君「なんだよ、それー」
私 「誰にも言えないからね、こんな事。親にも言えないし」
私 「妊娠しなかっただけいいよ」
私 「誰にも言わないでね、3人だけの秘密」
М君「言えないに決まってるよ」
N子「うん」
この事があってから、М君の私に接する態度が優しくなって、私たちは付き合
い始めました。
そして3年生になり、N子はクラスが変わったけど、私とМ君は同じクラスに
なりました。
1年前と同じように、文化祭の準備をしていた時、私たちは誰もいなくなった
教室で・・・。