性欲と攻撃性はひどく似ている、俺は何故か冷静にその二つに言葉を
何度か頭の中で何度も比較する、性欲、攻撃性、性欲、攻撃性、性欲、
攻撃性、征服欲、背徳感・・・。視界に飛び込んでくるその女は確かに
自分の担任、教師だ。でもその顔は恥にまみれている。そんな顔をどこかで
見た記憶がある、どこだったか、それはどんなシチュエーションだったの
だろうか。テレビでよくやるくだらない音楽を垂れ流すベスト10番組の
ワンシーンの様に浮かんでは流れ、流れては浮かんでくる。
始めて彼氏を家につれて来た姉と廊下ですれちがった時に見せた視線、
電車の中でだらしなく何かを埋めようとしているカップルが回りを見回す
時の視線、そんな物はそこら中にあふれ返っている。
まるで小学生の頃に親父にせがんで買って貰ったラジコンのようだ、この女は。
俺にはラジコンが何かを諦めた象徴の様に思えた、そして今、この女教師が
その時のラジコン、確かその頃流行っていたスポーツ・カーだった気がする、
と何も、何も変わらないのだと思う。勃起したクリトリスを弄れば声を上げ、
性器を引き抜けば吐息を漏らす、何も変わりは無いのだ。
雪美と言う名の女は、英単語を俺たち生徒に教える時の様に決められた
順序に沿って反応しているだけだ。「正しい手紙の書き方」、「正しい挨拶の
仕方」、「正しい教育方法」、「正しいレイプの受け方」・・・
1.最初は抵抗しましょう
2.そろそろ疲れたな、と思ったら力を徐々に抜きましょう。この時に
気を付けなければいけないのが、いきなり全ての力を抜いてはいけません。
、抜いてはいけません、抜いてはいけません、抜いてはいけません
・
・
・
俺は冬実先生のそこだけ異常に白く、何かとの境界線のような乳房を血管が
浮き出るまで強く揉みながら、次はラジコンのコントローラーにどんな指示を
与えれるかに集中した。それは悪くない気分で、何かをカモフラージュして
くれる気がして、「痛い!」という女教師は忠実に俺の操縦に従うのだった・・・
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