すると2階から脚音が聞こえ、
1人のとても清楚で可愛らしい女の子が居間に入ってきました。
私は女の子だとは聞かされていなかったので内心びっくり、
最近のコギャルとは違う、とても素直な感じの子に見えたからです。
その子、優子は丁寧にお辞儀をして私の前に座りました。
しかし側で見ると先程の感じとは少し違い、唇や目がとても大人っぽくみえ
少し戸惑いました。優子は某女子高に通うとの事でした。
成績はかなり良い方みたいで、少しプレッシャ-を感じました。
この日は顔合わせと言う事で、『早速今週の土曜日
から来ます』と約束をして、帰りました。
それから毎週土曜日、3時から6時まで、勉強を教えに彼女の家へ行きました。
半年も過ぎ、お互い冗談を言うぐらいの関係になっていました。
教えている時ってかなり近づくので
私のすぐ前で問題に悩んでいる優子の顔を見ていると、とても可愛く愛おしく
髪の毛から漂うなんとも言えないいい香り
半年間で、いつしか優子に対して、個人的な感情が出始めていましたが、
取り引き先の紹介だったし、さすがに相手は高校生と言う事もあって
自分の感情を殺すよう務めてきました。
それに彼女が私に対して家庭教師以上の気持ちがなければ、
こちらからどうこうしてもまずいと思っていました。