中学卒業したばかり春休み,仲の良い友達と三人で近場へ旅行することになりました。
親は保護者がいないとなにかとうるさいので三年間お世話になっていた塾のバイト講師(22歳大学生)を二人誘いました。
最初はめんどくさいの一点張りでしたが塾長が説得してくれたのでなんとか五人で旅立つことができました。
実は,先生の内のひとりが私の好きな人で周りの皆も知っていました。
だから皆は何かと先生と二人きりにしてくれましたが,臆病者の私はなかなか告白出来ませんでした。
夜,ご飯を食べた後,ホテルの部屋で映画鑑賞をしました。サスペンスホラーでした。
友達二人はキャアキャア言って先生たちに抱きついていましたが私はそれすら出来ません。
ホラーには強くて真剣に映画鑑賞を楽しんでしまいました。
深夜まで騒ぎ,恋愛話にも花が咲きました。
先生の彼女の存在をそこで初めて知りました。
ショックすぎてあまりそのあたりの記憶がありません。
次の日,夜更かししたのとショックとで私は具合が悪くなりました。
友達も心配してくれましたが折角の旅行なので遊びに行ってもらいました。
私は軽く朝ご飯を食べたあと部屋のベッドで深く眠ってしまいました。
気づくと誰かがそばにいました。
好きな先生です。
小説を片手にソファに座っていました。
「大丈夫か?具合どうだ」
優しい言葉と心配顔に思わず泣いてしまいました。
オロオロする先生は頭を撫でながら
「ごめんなー。俺に彼女おらんかったら藤元(私)と付き合ってたかもしれんわー」
といいました。
私は思わず頭を上げ,先生の顔を見ました。
「向坂たちに聞いたんや。」
先生は少し照れくさそうでしたが真っ直ぐに私をみてくれていました。
私はずっと言葉にでなかった好きを初めて先生に伝えました。
先生の優しい撫で方は心地よく更に甘えたくなりました。
「先生,キスしてください」
告白もできなかった自分がよくこんなセリフをはけたなと今でも思います。
先生はじっと考えているようでしたがそっと唇を重ねてくれました。
一度離れた唇に今度は私から押し付けました。強く抱きつきながら先生を押し倒していました。
「おいおい…ちょー落ち着けや」
戸惑いながらも私を引き剥がそうとしないので私は更に先生の胸に顔をうずめて叫びました。
「抱いてください」
沈黙は数秒ありましたが先生は私の服を乱暴に脱がせ,心持ち興奮した様子で私にキスしてきました。
後はまるで嵐のようでした。
先生の厚い胸板が汗ばみ,情熱的な唇は私の胸やお腹,股の付け根,あそこにたくさんの愛撫を与えてくれました。
先生が入ってくるときにはもう自分が宙に浮いている気分でした。
痛みなどほとんど感じません。
何度も何度も先生に貫かれて頭が真っ白になるほど興奮しました。
好きだよ
そんな陳腐なセリフをセックスの後,先生は言いましたが,私はその時,間違いなく最高の気分でした。
結局,先生とは高校生になってからもちょくちょく会い、体の関係は続きましたが、先生は彼女と別れることはありませんでした。
三年経って先生はできちゃった婚をしました。
私は結局選んでもらえなかったわけです。
それでも先生との事は幸せな思い出としか言いようがありません。
25になった今でも抱かれたいと強く思っています。