今から18年ほど前の話です、ちょうど中3の今くらいの時期だったと思います。高校受験を控えて志望校のレベルを下げろとか、この成績では…だとか毎日毎日言われ、家では親に顔見たら勉強、勉強と本当にストレスの溜った時でした。そのせいか学校に行くと授業中にいつも腹痛になり保健室で横にならせてもらう日が続きました。保健室の先生は怜子先生と言って、30代後半くらいの別に美人ってわけじゃないけど話やすい先生でした。初めは具合いなどを聞いてくれて、早退するか授業に戻るかって言う普通の対応でしたし、僕も何も意識なんてしませんでした。僕も出来るだけ保健室には行かなくていいようにしようと、毎朝ビオフェルミンを飲んだりしてたんですが、どうも精神的か、腹痛になります。そんなある日、いつも通り授業中に腹痛になり、クラスメートに「お前、またけ~」「仮病ちゃうんけ」などの野次を飛ばされ、好きだった子にまで呆れた顔をされ、先生にまで「毎日毎日、授業サボったら高校どころか中3やり直しやぞ」と言われ、自分でも好きで腹痛になる訳ではなくて、悔しさで涙ぐみながら保健室へ行きました。僕が行った時、たまたま先生は居なくて、僕は勝手にベッドに横になり、泣いてしまいました。
そこへ先生が帰ってきたので必死に涙をこらえて「先生すいません、また横にならせてもらってます」と言いました。「あら○○君、泣いてるの?どうしたの?」と先生が近寄ってきました。「何もありません」と言いましたがバレバレだったんでしょう、先生は「この時期は焦りや不安で精神的に疲れるんだから何でも話して発散しなさい」と言いました。僕は毎日親に勉強しろと言われてる事や、なりたくない腹痛でクラスや先生にまで悪口を言われる事、そして自分に自信がない事など、全部先生に話しました。
先生はずっと僕の目を見て話を聞いてくれてました、そして「もう昼休みになるから6時間目が終わった後にもう一度おいで」と言われ僕は教室に戻りました。放課後、約束通り帰る準備をして保健室に行きました。先生はベッドに座るように言って、保健室の鍵を閉め電気を消しました。僕は一体何をするつもりなんだろうと不思議でした。先生は「○○君には頑張って貰いたいから体に溜ったストレスを出してあげる」と言い、僕をベッドに寝かせました。すると先生の顔が近づいて来て、いきなり口に柔らかい感触が伝わりました、初めてのキスです。続きまた書きます。