それからというもの
事あるごとに裸の写真を撮られるようになりました。
もちろん母はそのことを今の今まで知りません。
5年生のときだったと思いますが、仕事で忙しいお父さんとの会話の時間を
作るという名目で2週間に1回「親子デート」をするようになってました。
母や親せきの人はとてもいいことだと言い、近所の人にも話すようになり、
やがてクラスのみんなの前で先生に紹介されるまでになってました。
でも、内実は人気のない林や公園で裸になったり、カラオケで裸で歌わされ
たり・・・・
恥ずかしかった・・でも、それさえなければホントにいいお父さんです。
裸にされるといっても、これといった悪戯をするわけではありませんでし
た。
中学生になると裸にされることはほとんどなくなりました。
きっと理解してくれたんだと思いホットしていました。
ところが、
2年生の冬休みが終わったころ、いつになく真剣な眼差しでこういいまし
た。
「春休みにはいったら泊まりで写真とらせてくれないか?・・・それと・・
sexしよう・・な・・?」
私は身が凍る思いでした。
顔を強ばらせつまりながらこういいいました。
「あた・・しもう体大人だし・・・娘だよ!おとうさん!」
すると、
「わかってるさ!だから・・・まゆみに彼氏ができたらもうこれで最後にし
よう!」
全然納得できない理由でしたが・・私はなぜか頷いてしましました。
母には会社のイベントに私を連れていくということになってました。
その日が近づくにつれて、胸が張り裂けそうな気持でした。
2年の終業式が終わり、私はいつも仲良くしてくれてた美術の三上先生のと
ころへ行きました。
美術教員室の独特の雰囲気も落ち着けると思ったからです。
先生は私の心を見透かしたように「悩みがあるなら・・」と言ってくれまし
た。もちろん話したい・・・でも話せません。
すると、「わかった!それじゃ先生もばれたら学校にいられなくなるくらい
の秘密を加藤に話すから・・・」
そしてわたしの返事も聞かないまま鞄の中から写真雑誌をとりだして私にみ
せました。
それはSMの雑誌でした。
「やったことはないんだ!ただ加藤やほかの女子をみて想像したりはしたこ
とあるんだよ・・・どうだ!ここまで言えば話せるだろ?」
やっぱ・・変態だったか・・・
なんとなく気持ちがしらけたので、帰りますといって一旦教員室をでまし
た。でも、このチャンスを逃したら・・
私は潰れるとおもい・・・・・
教員室へ戻りました。
「あの・・・・」
こうして、小学校のときからこんど抱かれる約束をしたことまで全部はなし
ました。
先生は「ありがとう・・信じてくれて。もし、お父さんとこれ以上は・・と
思うんだったら先生が・・彼氏?まぁ今女房子供とは別居してるし・・・一
人だから・・ただ、俺にはまゆみちゃんをあの雑誌みたいな愛し方しかでき
ないし・・ほんと・・よく考えてくれ」
今考えるとおかしいんですが・・
このとき先生は「まゆみちゃん・・」って初めて名前でよんでくれたことが
なぜかすごく嬉しかったのをおぼえています。
2日後朝はやくに父の車に乗って大洗というところのキャンプ場に向かいま
した。後ろの席でカメラをいたずらしたり・・なぜかはしゃいていました。
だからといって嬉しいからじゃありませんでした。
ロッジに荷物を下ろして2人で外を歩きました。
「もう少し小さいころだったらなぁ~裸にして歩かせてあげたのに・・
あ・・
ほんとに・・・彼氏ができたら紹介するんだぞ!お父さんもいつまでもこん
なことしてちゃまずいしな!」
そんな冗談にもならない冗談を話してました。