もう還暦近い年になってしまい、一人暮らしの寂しさを、付くずく感じていた。
日曜日のホームセンターは 混雑していた。一応ペットの水を買いに来たのだが、買って直ぐに帰るのは
何か物足りない感じがしたので、店内をぶらぶらしながら、歩いていたら 後ろから 忍と呼び捨てられた。
振り返ると、見覚えの無い老婦人が 笑顔でいた。俺 誰だったっけ!老婦人が 私明美 覚えて無いの!明美が 俺の手を引いて
ファーストフードのコーナーに連れて行かれた。その途中に小さな声で、昔舐め合った中や無いの!忘れたの?
今は どうしてるの? 俺は今一人寂しくと応えると 私も もう済ましたの?買い物
明美は?うん 2人レジを済ませ、車に明美を乗せ走らせた。明美がなあなあ カラオケ行こ!
久し振りに歌聞かせてよ、忍の渋い声が聞きたい。明美に旦那は? 今一人やから
時間気にせんでええんや。明美に 色気有るおばばになったなあというと、ありがとう
そういってくれたの、忍が初めてや、何も出えヘんよ 褒めても 。俺が曲に合わせて歌うと、やっぱり上手い 子宮が痺れるわという。
歌う俺の手を握って来る。明美が なあと 甘えてくる。俺が どうしたんや! なあ忍 帰っても 待ってる人
おれへんのやろ! 昔みたいに・・・・・俺 アホか、 明美嫌なん?なあ 明美の根気に負けて、カラオケ屋を出た車はいつの間にか
ラブホの駐車場に滑り込んでいた。