露出苦い体験

はろー恭子ちゃん
4月になったねー
ごめん1ヶ月は長くて寂しいや
スキー場は期間満了したよ
今どき珍しいシングルリフトで老若男女の初心者さんたくさんだったから触れ合いが多かったよ
乗るときには乗り方教えるついでに二言三言会話できるし
降りるときは降りる補助をするんだ
おかげで大分童貞コミュ障が発揮されたよ

一ヶ月経った頃にリフト乗る女の子に「えっ何お兄さんめっちゃ優しいんだけど！？」って言われて「（次の方）…ﾄﾞｿﾞｰ」だよ？
最後の一週間ですら降りるときに女の子が不安だから手を差し出してるときですら躊躇したんだぜ？
いつもは大丈夫だったんだよ？
ただそのときはお互い素手だっただけなんだ
スタッフとして頼られたときに童貞だから戸惑うってのが情けなくて今でもあの手が頭に残ってるんだ

一人話すのがうまいおっちゃんがいてね
一言で乗る老若男女を笑わせてたんだ
純粋に羨ましかったよ
俺もあんなふうに笑わせてみたいね

そんな俺に最終日に一番嬉しいことがあったんだ！
小さい女の子からキャンディをもらったんだ！
なんの変哲もない普通のキャンディさ
けど俺にとっては最高に嬉しいプレゼントなんだ
このキャンディはどんな味がするんだろうね？

俺が恭子ちゃんにプレゼントしたいものがたった数十円の小さな飴玉の中にぎっしり詰まってるなんて恭子ちゃんは知ってた？
俺は知らなかったよ
きっと彼女は俺が飴玉一つでこんなに喜ぶとは思ってなかっただろうね！
俺もそんな自分を知らなかったよ！
スキー場の話しはこれぐらいにしとこうか

今日から東京にいて介護士になるための初任者研修っていうのを受けてるよ
全15回で一ヶ月かかるんだってさ
ただ一ヶ月ひとりで耐えきれるかさっぱりだから無資格でさっさと寮付きで働いて並行して進めようか悩んでしまってる
ごめん弱音吐くつもり無かったんだ
介護士の理由とかはまた次にでもしようかな
書く時間足りなかった

じゃあねー

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