玄関にいてまだリハーサルしていた私は
慌てて、リビングに行きインターフォンを取る
だってそのまま、玄関で、はい~なんて出たら
待ち構えていたみたいで演出が台無しだし…
バスタオルを巻き直し、インターフォン越しに
はい~と受けると
「宅急便です~」
と返事
なんと、女性の声!
え、女の人だ、、ヤバいな…
過去にも、何度も同性に露出姿を見られ
あの蔑んだ視線が痛く
なのに興奮する異常な私
インターフォンを持つ手に汗が滲む
そして、女性の声に反応したのか
一気に、ドっと血液が出る、、
何してんだ、私は…
情けなくなったが、着替えもせず全裸バスタオル露出を決行する決意と共に、廊下をぽたぽた血を垂らしながら急いで玄関に向かった
玄関に着いて、スマホの録画タップ
カメラアングルを再確認し
ドアを開けた
「こんにちは、宅急便です」
高い声の後、バスタオル姿に若干引き気味のご様子
目の前にいたのは、私より10歳くらい歳上の女性ドライバーさん
あれ、この人初めて見るな、新しく配属されたのかな
まあ、いいや…
と、荷物を受け取る
そして、バスタオルを落とす…
私は全裸に
ふふ…
こういう時、心の中でにやにやしてしまう
落ちた瞬間、女性ドライバーさんは目を背ける
「あ、ごめんなさい!」
と私
わざと落としたのでは無く、落ちてしまった感が大事なので、慌てた様にバスタオルを拾う
全裸のまま、拾ったバスタオルも身体に巻くことなく
印鑑を押す
相変わらず、目を背けている女性ドライバーさん
申し訳ないですよ、こんな姿をお見せしてしまい…
「すみません、ありがとうございます…」
「いえいえ、ありがとうございました」
と、玄関先から消える
玄関ドアを閉めて、スマホの録画off
高鳴る鼓動を抑え、興奮状態のまま再生すると
ちゃんと、一部始終が撮れていた
ああ、良かった
久しぶりに撮影に成功した安堵感と、貧血でクラクラしていた
しかし…
玄関や廊下には、いくつもの血溜まりが点々と…
とりあえず、下半身をシャワーで洗い流し着替え
雑巾がけをした
情けなくも、惨めでもあった
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