sくんは話かければ恥ずかしがりながらも面倒がらずにちゃんと応じてくれる子でした。
顔を合わせれば挨拶はしてくれるし、そういう時は二言三言喋るように心がけました。
なんでも地道に行うことが大事なのです。(笑)
官能小説にあるような劇的な発展はなかったけど、間接的にはお互いを求めあってる時もあるので、それだけでも十分良かった。
今まではそれすらもなかったのですから。
そんな状態が三年近く続きました。
その頃は二人しかわからないような親密さもできてたような気がします。
彼は相変わらずオナニー三昧で彼女もいない様子で、私は密かに安心してました。
さすがに受験勉強はするようにはなってました。
部活を引退すると休日もいる機会が増え、彼の両親は忙しいから休日も大概は留守です。
一人前だと買いにくいからとシュークリームなどのおやつを差し入れしたりも自然とできるようになりました。
窓に向かって声を掛けるのが私達の交流のしかたで、玄関口からっていうのはなかったです。
説明が難しいのですが通りからは覗けないし、そういう時はけっこうお喋りもできました。
なんか母性愛と中学生に戻ったような淡い気持ちと両方味わえて、彼のことは本当に大好きになってました。
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