義弟が妹と結婚する前、母と義弟はラブホテルを利用する機会が多かったようだ。
母とラブホなんて最も接点がなさそうだが、だからこそなのかもしれない。
その際にも母は大抵和服だったそうだ。
義弟はフロントとやりとりをするホテルを好んだらしい。いくら顔が見られない作りのフロントでも、これからこの二人はセックスをするんだと思われると考えただけで何割増しで興奮するみたいだ。
以下は母の文章を抜粋…
「駅の近くの繁華街にあるようなホテル街じゃないところは割りとフロントと直にやり取りをする所も多い。
小さな窓口じゃなく、普通に私と年の変わらない女性従業員が出てきたりする場合もあり、彼はそういうホテルに行きたがった。
一度、タイミング的に込み合う時間帯だったのか多少待たされた時があった。
土曜日の宿泊には早い時間帯だった。
そういう時用に用意されたロビーがあって、入れ違いに別の客とすれ違ったのだが、そちらは中年の男性にまだ二十歳そこそこのお嬢さんで、二人が去ったあと私達は顔を合わせて笑った。
本来なら組み合わせが逆だからだ。そのギャップが興奮を掻き立てられるのか、待ち順が来て部屋に入室したあとの彼はいつも以上に激しかった。向こうも同じような会話をしたに違いない。
でも、向こうはあきらかに援助が絡んでそうだが、こちらは違うと彼は態度で表してくれた。
何度も愛してると言われて有頂天になる。
元夫は頼んでも言ってくれないような人だったから、私も必死にそれに応えた。
私がこんな風に男性に抱かれるなんて、それこそ元夫は思いもよらないだろう。
私達は最初だけ別々に入浴する。
彼は先に入り裸で待っている。
私は長襦袢に足袋で彼の元に行くのだ。
まだ、体の関係になる前に、着物を着る時は下着を着けないのか尋ねられたことがある。長襦袢は着物の下着だから私は着けない。
着ける人も多いと思うが、彼は下着を着けてないでいてほしいという願望があったのか感銘を受けたようで、後に結ばれてからも長襦袢を脱がすのを好んだ。
長襦袢を荒々しく脱がされるのが本当にたまらない…
でも、足袋はそのまま。
そうすると着物の女を脱がしたという気分をずっと味わいながらできるから。
逆に普通に服を来ている時は、物凄く大胆な売ってるところを見たこともない下着をリクエストされた。
女の勝負下着って男からすると的外れだったりするらしく、確かに彼がプレゼントしてくれる下着は過激だった。
私は出産経験があるわりにはお尻が小さく、絶対Tバックが似合うはずだからとそそのかされ、家にいる時でも履いたりするようにまで馴染んだ。
ただし、洗濯の際は気を使ったのは言うまでもない。」
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