クリスマスの1週間前、忘年会があった。
当然、私の隣には彼がいる。
しかも、その時私のお腹には彼との子供がいた。
妊娠3週目だった。
もちろん、産む訳にはいかない子供、彼にも話していない。
彼との不倫を決めたあの日から、ずっと生でしていた。
こうなる事はわかっていたけど、私は彼とは生でしたかった、彼に中に出されるのが好きでした。
彼とはもう終りにしなくちゃと思いながら、私は彼とのセックスをやめられなかった。
その日も、クリスマスを一緒に過ごす事が出来ないから、一次会で抜け出して彼のアパートでセックスする予定だった。
彼との関係は、周囲には全くバレていない自信はあった。
当然だ、だって私と彼はひとまわり以上も歳が離れてるし、何より私の方がおばさんだもの、どんなに仲良く見えても不倫を疑う人はいないから。
そう思っていた。
宴会が始まってから、ずっと私を睨み付けている女の子がいました。
私の時間と接点の無い娘でしたから、その時は名前はもちろん、なぜ敵意に満ちた目を向けられるのかわかりませんでした。
気にしても仕方ないので、料理とお酒を楽しんだ後、私は予定通り子供を理由に先に店を出ました。
彼も何か理由をつけて、すぐに待ち合わせ場所にやって来ました。
私は彼と腕を組んで、彼のアパートに向かって歩き始めたその瞬間、私達の目の前に彼女が立ち塞がりました。
居酒屋で、ずっと私を睨み付けていた娘でした。
「◯◯さん、拓海と浮気してるの旦那さんにいいつけますよ!」
突然現れた彼女、私と彼の関係に気付いてるようだ。
いいえ、腕を組んで歩くこの姿を見られているのだ、いい逃れは出来ない状況だった。
彼女の剣幕に、彼女が彼の事が好きなのだとすぐにわかった。
私は、彼女の出現はいい機会だと思った。
私は、彼女と少し話して行くからと、彼を先に帰らせた。
「貴女、彼の事が好きなのね?彼にちゃんと告白したの?」
彼女は私を睨んだまま、首を横に振る。
色々彼の事を追いかけて、私が頻繁に彼の部屋に出入りしてる姿を見つけ、ドアポケットから聞こえる私の声で、肉体関係にある事まで知られていた。
「別れて下さい、私は本気なんです、だから…………◯◯さんはただの遊びなんでしょ!」
私の中で決心がついた。
「そうよ、でも貴女にはあげない、だって彼を大人にしてあげたのは私よ!私の大事なオモチャなんだから」
私は、彼女の気持ちを確かめるように挑発した。
「ダメ!拓海は私のなんだから!さっさと別れろ、ババァ!」
「ババァですって?いい根性してるじゃない、じゃあ私の言うこと聞いたら別れてあげてもいいわよ」
「な、何よ!」
本当に好きなのね、喰い付いてきた。
条件はふたつ、ひとつ目は簡単なはずだ。
私は彼女を連れて、彼のアパートに向かった。
彼女を連れてきた私に、戸惑う彼。
テーブルを挟んで向かい合う二人、私は二人の間に入るようにサイドに座った。
ひとつ目の条件、それは私の目の前で彼に告白する事、ふたつ目はまだ教えていない。
ひとつ目を、私にクリアと認めさせれば次を教える事になってる。
「好きです、前から拓海…君の事が好き」
「…………………………」
どうして?って目で、私に助けを求める彼。
「それだけ?そんなんじゃ貴女の気持ち伝わらないわよ、私と別れて欲しいんじゃないの?」
私は、追い討ちをかけるように彼の横に行き、彼の肩に頭を持たれかける。
「貴女の想いはその程度?じゃあ、いい事教えてあげる、お腹に彼の子供がいるのって言ったらどうする?彼の大きすぎてゴムが破れちゃうのよ。だからいつも中にいっぱいだされちゃってたから」
驚いたのは、彼女だけじゃなかった。
「間違ってるよ、この人人妻だよ!不倫なんて、子供なんて、ウソに決まってるわ!別れてよ!別れて私と付き合って!好きなの!」
そう叫びながら、私を彼から引き離し、彼女は彼に抱き付き叫び続けていた。
「ダメだよ、ちゃんと責任とらなきゃ」
私の妊娠宣言に、驚きながらも誠意を見せるなんて、さすが私が大人にしてあげた男だわ。
「ウソよ、でも妊娠してるのはホント、でも貴方の子供じゃないわ、夫との子供よ。最初に言ったでしょ、責任取れなんて言わないって。じゃあ、ふたつ目よ、今から私が見てる前で彼とセックスして、これが出来たら別れてあげる、彼を貴女に譲るわ」
しばらく黙った後、彼女は服を脱ぎ始め、ヘッドに潜り込み、布団の中でブラジャーとパンティを脱いでベッドの下に落とした。
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