結局、瞬く間に一年は過ぎ浪人中のかれは一度もそこへは
来ませんでした。その年の暮れから正月にかけて里帰り
したとき、軽い気持ちでした見合い話がトントン拍子で
決まってしまって、3月の声を聞いたころ報告がてら
前に下宿していた親戚の家を訪ねて行ったのでした。
そこで、彼に再開しました。私の方はなんか結婚も
鬱陶しいくなってきてちょっと沈んだ気分だったのですが
彼は、希望の所に合格したよと嬉しそうでした。じゃあ、
合格祝いしなきゃね!と言ったのは私でした。学校始まっ
ちゃうと忙しくなっちゃうから早くしなきゃね!とはしゃいで
みせました。
春休み期間中、まだ入学式の前の頃、彼から今週下宿に行くと
連絡が来て、その日、わたしは、最寄りの駅まで
迎えに行きました。ちょうど生理がくる前あたりでちょっと
体調不調でしたが、なんかそういうときの気分て
おかしくて、迎えに出る前に、ベランダの物干しに
わたしのちょっときわどいような下着を数枚、洗濯
してるみたいに吊るしていたのでした。大学生になった
彼をちょっとからかっちゃおうかなというような感じ
ではありませんでした。
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