メイクをし、タイトな服を着ていくことで男性陣からのお声掛けが始まった頃、思いもかけない大物が釣れたのです。それは・・・係長でした。
これから沢山出てくる名前なのでこの当たりで名前を付けてみようと思います。事実に似たような響きのある、高塚係長とでもしましょうか。
高塚係長は資格所有者リストを見ると、当時44歳。他の人の話しでは体育系の大学卒。既婚。小学生と中学生の男子の父。趣味がマリンスポーツ。夏でも冬でもサーフィンに行っているという、いきなり日焼けして仕事に来たりする人でした。そんな高塚係長も新卒で入ったのではなく、もともとスポーツインストラクターをやっていて、そして30代前にこの会社に転職。それから③の総務へ配属されてからはエリートコースを歩んでいる人でした。
そんな高塚係長から、たまたま喫煙ルームで一緒になった時の話しです。
高塚係長「この前の話しだけどどう?考えまとまった?」
私(今更、なにがこの前の話しがどう?なのよ。封じ込めてきたくせに)
私「いえ、まだ私自身の中では腑に落ちない部分も残ってます」
高塚係長「そっか~。。じゃ、時間作って話しでもしようか」
私「話しして解決する問題じゃないと思いますが」
高塚係長「いや、この前は面談ルームで話してただろ?佐竹さん声が通るからさ・・・(笑)誰に聞かれてるか分からない状況で、あんな深刻な話しを急うに振られて俺もなんとも言えなかったんだよ」
私「あ、、、そうでしたか。じゃ、もし時間作ってくれるなら話しきれてない部分もありますけど」
高塚係長「じゃ、今週の金曜でもいくかい?」(クイッと盃を飲む仕草をする)
私「分かりました。金曜ですね」
こうして、思わぬところから高塚係長と二人で金曜の仕事終わりに個室居酒屋に行くことになったのです。
(よし。勝負してみようかな)と私は思いました。この時の勝負っていうとこでですが、係長と直接面談するチャンスを、ただお酒のんで愚痴聞いてもらって終わっただけじゃなくて、確実に前に進めるように上層部に働きかけてもらわないといけないのです。出世の為には上司からの推薦がいるのです。
どうしたら推薦してもらえるのか?という部分に置いては、「新しく上司となった高塚係長に気に入ってもらい、確実に推薦をかけてもらえる約束をする事。」以外にありません。その前に、どうすれば気に入ってもらえるのか?となれば、(多少の色気攻撃も躊躇わない)というのが私の決意でした。
今思えば仕事のストレスでどうかしてた、という部分もあると思います。それとはまた別に、この時私が考えていたのは(再婚は考えてないけど、誰かと久しぶりにHな事をしたいな)という気持ちは明確に持っていました。たしか。。。Hしなくなって数年経ってましたから(笑)これは正直な気持ちです。
そして個室居酒屋の構造ですが、私も何度か行った場所があるところなのです。
そこは完全個室で掘りごたつになっているお店でした。(ようし・・。あの場所なら・・・!)と思いついたのが、スカートでチラ見え作戦でした。
金曜日、私は膝より、やや上のタイトスカートで仕事に行きました。水商売のホステスみたいに短くはありませんが、電車にのって膝の上にカバンでも置かなければ確実に正面に座っている人に見えてしまう感じのものでした。
こんな感じのスカートなら、個室居酒屋でトイレに行ったり、着席したりする際に、確実にチラ見え攻撃を自然とする事が出来るし、酒を飲んで勢いにのった高塚係長のほうから誘ってくるかもしれません。となれば、「〇〇してもいいですけど、ちゃんと上層部に掛け合ってくださいね~?」「約束するw」「じゃ、いつまでに上に声かけてくれるんです?日時もちゃんと約束してくださいw」ともなればコッチのもの♪
そして私は、派手な下着はいて単にエロい女と思われても仕方ないので、色自体は地味な紺色のタイトスカートスーツの上下に、薄いベージュのストッキング、そして白い下着を選んでいったのです。(これなら落ち着きある女を演じれる感じかな・。・w)
そして仕事が終わった後、職場から徒歩20分圏内にある個室居酒屋に入っていった私たち。そして店員に個室に案内されて、「係長、どうぞどうぞw」「佐竹さんのほうが先にどうぞwレディーファーストw」等と声を掛け合い、私が奥の席。そして係長が入り口側の席という形となりました。
そして鞄を壁の取っ手にかけてその後、「ヨイショっ・・・」と掘りごたつ部分に足を入れる際に、あたかも座りにくそうに軽く股を広げ・・・(自分でも自分のパンチラが完全に見えたくらいです)座っていったのです。
この際、係長がガン見していたのは間違いありません。
そして面談すること2時間30分。明日は休みだし、ビール大好きな高塚係長に合わせてビール飲み放題コースを選びました。そして飲んで食べて飲んで食べて。トイレにいくこと3~4回。その都度、作戦通りに席を立つ度に係長にパンチラ攻撃をしてきました。
これら動作も予め計画していたとおりだし、私もお酒を飲んでるので何の抵抗もなく任務を着実に遂行出来ている私がいました。
そして飲み放題時間が終わりに近づき、店を出てからは「どする?二件目いく?」と、係長はまだ私を離れたくない様子。私はすぐそこで「二件目もいいですけど、表通りはやめましょうw まだ残業帰りの人達の通勤コースでもあるからw」と言いました。
そして裏路地に歩いていったのですが、ここは繁華街の外れにあるホテル街でした。
高塚係長「こんなとこ歩いてるの同僚に見られたら、マジで誤解されそうだw」
私「はははw じゃ中はいって隠れます?w」
高塚係長「なんか、今日エライ積極的だなー」
私「仕事もなんでも積極的なのですw」
高塚係長「そりゃー、佐竹さんみたいな人が俺なんかで問題ない。っていってくれるなら、それは男冥利につきるけどw」
私「もしかして・・後から何かややこしい事になりそう?って心配してます?w」
高塚係長「そうじゃないけどwww」
私「はい。とりあえず、入ります?休憩コースってやつ。次の店さがしてもいいし、ただ話しするだけならココでビールのみながら話しても同じですよね」
高塚係長「とりあえず・・・入るかw こういうとこ入るの久しぶりだしなw 最近のラブホの中がどうなってるのか興味はあるw」
こんな感じで私は高塚係長を、いとも簡単にラブホテルの中まで引き込んでいったのです。
そしてカウンターにいるオバサンに、係長が「2時間で」といって先にお金を支払っていました。そして部屋のカギを借り受け、「3階・・と。エレベーターはこっちか」とか言いながらもラブホテルの指定された部屋へ入っていきました。
玄関で照明をつけて空調をつけて、四角い空間の中に大きなベッドがどーんと置いてある部屋。なんの変哲もないラブホテルの間取りでした。
高塚係長「とうとう着ちまったなw」
私「ですね・・・w」
高塚係長「で、どうしようか・・」
私「えーと・・・♪ こんなとこ来ちゃったし、もしかして係長はHな事したいと思います?私と」
高塚係長「そりゃー、男だからなw それは1年365日、24時間年中無給で思ってるよ!w」
私「なら、単刀直入にいいますと、私からお願い事があります。」
高塚係長「ほう。」
私「管理職の皆さんは、評価シートっていうのを持っていて、それで社員評価を何段階かで評価してるっていうの、本当ですか?」
高塚係長「本当もなにも、就業規則に書いてるじゃん」
私「で、私の評価を高塚係長がする立場である。というのは本当ですか?」
高塚係長「ま、、、幸か不幸か俺はそういう役目だわな」
私「へんな取引じゃ、、いや変な取引だと思ってくれても一向に構わないんですけど、私なんかでよければ、色々と頑張らせてもらいますから、係長のほうもなんとか、他の同期が上げてもらってるように、私の事も推薦してもらえる事って出来ないでしょうか?」
高塚係長「それは、何か勘違いしているぞ」
私「え・・・?」(しまった、、色仕掛けが通用する相手ではなかったのか・・・意外と高潔の士?)
高塚係長「すでに俺の中では佐竹さんは一番評価高いよ?あれだけ現場改革っていう事でやりやすいようにシステムを変えていってくれてるし、無駄な仕事は省いていってくれてるし。」
私「でも、結果として現段階のところでは何の変化もないですよね」
高塚係長「それは、言っては悪いが、管理者が前の島田係長だったからな。あの人は基本的に部下を昇進させてやろうという考えてないし、いかに定年まで自分が安泰で生きていくかっていう保身に走ってる人だから。」
私「それは皆さん、同じこと仰ってます。」
高塚係長「だから、俺の中では遅かれ早かれ、佐竹さんを上に上げてもらえるように掛け合っていこうと思ってた。これから付き合い長くなるしな。この会社にいる限り、この先10年は一緒に仕事やっていくだろうから」
私「そうだったんですか・・・」(色仕掛け必要なかったってこと?)
高塚係長「まぁそういう訳だから昇進っていうところは安心してもいいよ。ただ確実に約束するって事じゃないよ?それは理解してな。俺が上げたいって働きかけても、俺より、さらなる上がマダマダ!っていったらどうする事も出来ないし会社ってそういうものだから」
私「それは分かってます。じゃ、次の人事の前には推薦してくれるっていう事でいいのですか?」
高塚係長「うん。約束する。だけど、、本来、人事に関する事なんてオフレコだぞこれww 絶対に人にいうなよw 俺から推薦を約束してもらったとかw」
私「はい♪」
高塚係長「じゃ、どうするかな」
私「せっかくここまで来たし、私なりに頑張るって決意した努力が無駄になるので・・w お酒のせいにして何かさせてもらいましょうか?w これでもオフレコですが・・w」
高塚係長「え、、いいの?w じゃ・・軽くしますかw オフレコでw」
私「はいw オフレコですねw」
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